ミラン選手の年俸まとめ 【2021-22シーズン】
今さらかよって話ではあるのですが、備忘録も兼ねて言及しておこうかなと。
#Milan, stipendi in linea con la scorsa stagione nel 2021/22: #Ibra al top, #Giroud sul podiohttps://t.co/Jlpx7xTePq pic.twitter.com/tuFh5UZGtj
— Calcio e Finanza (@CalcioFinanza) September 27, 2021
なお、年俸額のソースは上記ツイートのリンク先の記事になります。
イブラヒモビッチ 700
ロマニョーリ 550
レビッチ 350
ジルー 350
フロレンツィ 300
メニャン 280
バカヨコ 250
ケシエ 220
トモリ 200
カラブリア 200
テオ 150
カスティジェホ 150
ベナセル 150
レオン 140
トナーリ 120
タタルシャヌ 120
ケアー 120
クルニッチ 110
コンティ 100
サレマーケルス 100
ペッレグリ 050
メシアス 100
バロトゥーレ 100
カルル 060
ガッビア 060
ブラヒム 050
ダニエル 030
ラゼティッチ 025
プリッツァーリ 017.5
記載した年俸額は「手取り」です。そして総支給額は合計「約8020万ユーロ」という事で、これは昨季の額をわずかに100万ユーロほど上回っているとのこと。(選手個々の額面給与が気になる方は、上記リンク先の記事にて掲載されているためご確認ください。)
エリオットがオーナーとなって以降、年俸削減およびバランスの維持というのが財政再建の一環としてなされてきました。そして18-19シーズン当初には推定「1億4000万ユーロ」と報じられた年俸総額が今や約「8000万ユーロ」という事で、目に見えて改善していることがわかります。
それと同時に、スポーツ面の結果も大きく改善しているのというのが素晴らしい。先述の通り、18-19シーズンにはセリエAでユーベに次ぐ大金を支払っていたにも関わらず、肝心の結果は5位。そうした年俸と結果の見合わない成績が何シーズンも続いたミランは正に「コスパの悪いチーム」の代表格といっても過言ではなかったわけですが、ここ2シーズンは例年を遥かに下回る年俸総額ながら連続でCL権を獲得。そして今季はスクデット獲得まであと1、2歩という所まできています。
この点に関し、ナポリの会長であるデ・ラウレンティスの発言は実に興味深いものがあります。第35節にてエンポリに敗れた試合後、自チームについてミランを引き合いに出しながら以下のようにコメントしました。
私は落ち着いてスピーチを行い、チームのスタッフ陣に対して信頼を強調した。だが、もっと戦わなければならないとも言ったよ。我々の対戦相手たちはより活発で、試合に準備できているように見える。これは受け入れ難いことだ。(首位の)ミランが9600万ユーロの給料を払っているのに対し、(3位の)我々は1億3600万ユーロも支払っている…
とはいえ今後、チームの競争力を更に高めていくには年俸水準を引き上げる必要がありますし、それはエリオットや次のオーナーも承知の上でしょう。財政改善と共に、段階的に引き上げられていくことが期待されます。
現有戦力においても既にカラブリア、サレマ、テオがシーズン中に契約を延長して上記の年俸から上がりますし、今後はカルル、トナーリ、レオン、ベナセル等コスパが良すぎる彼らとの年俸調整は必須です。
その一方で、余剰戦力の放出による年俸削減や年俸バランスの維持というのも引き続き重要になっていきます。その観点を忘れることなく、今夏の移籍市場においても獲得と放出の両オペレーションに注目して見ていきたいですね。
それでは今回はこの辺で。