「スクデットを獲るのは最も守備の堅いチーム」

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カカニスタ22
「優勝するのは最も守備の堅いチーム」

他リーグのことは良く分かりませんが、少なくともセリエAにはこのような説がかねてから存在します。
これは以前に比べて攻撃的なチームが増え、それと共に得点数が増加した現在でも傾向として変わりません。
実際、過去5シーズンにおける優勝チームの「得点数」、「失点数」およびそれらの点数の「リーグ内順位」を振り返っていくと、以下の通りになります(※個人調べ)。

20-21 
インテル  89得点(2位)35失点(1位)
19-20 
ユベントス 76得点(5位)43失点(3位)
18-19 
ユベントス 70得点(3位)30失点(1位)
17-18 
ユベントス 86得点(2位)24失点(1位)
16-17 
ユベントス 77得点(3位)27失点(1位)



興味深いことに、過去5シーズンにおいてリーグ最多得点を記録したチームはいずれも優勝せず、1シーズンを除き優勝チームはいずれもリーグ最少失点です。
もう少し深く掘り下げると、リーグ最多得点チームが最後に優勝したのは2014-15シーズン、そしてリーグ最少失点ではないチームが優勝したのは(19-20以前だと)2006-07シーズンまで遡るようです(※『trnafermarkt』を参照しての個人調べ)。


話を現在に戻して…。今シーズン、35節終了時点で首位に立つミランを上記の観点から見てみると、当節終了時点で得点は「61」でリーグ5位タイ(首位と13差)、失点は「30」でリーグ2位(首位と1差)です。
失点数については直近数年の優勝クラブのソレと比べても全く遜色ない一方、得点数については明白に見劣りしていますね。

しかしながら、この(優勝チームとしては)少ない得点数で優勝したチームが存在します。それが10-11シーズンのミランです。

リーグが20チーム制に戻った2004-05シーズン以降の優勝チームと比較して、ミランは最少得点でスクデットを獲得する可能性がある。アッレグリが監督を務めた2010-11シーズン、ミランは65ゴールを挙げてリーグ優勝を果たした――Gazzetta dello Sport



当時のミランはネスタ、チアゴ・シウバの両CBとGKアッビアーティの3枚を軸に鉄壁の守備組織を作り上げ、シーズン24失点(もちろんリーグ最少)と素晴らしい成績を収めました。イブラヒモビッチやロビーニョ等のビッグネーム獲得もあり攻撃面にフォーカスが当たることの多いチームでしたが、当シーズンの優勝は堅守あってのものです。

他方、今季のミランも(特にシーズン後半戦は)「守備に強みのあるチーム」といって差し支えなく、当時と異なる守備戦術にて堅守を実現しています。すなわち現時点でスクデット獲得要件を満たしているチームといえますね。



さて。ミランは残り3試合を残すわけですが、ライバルであるインテルは先に36節を消化しています。その結果は「4対2」と失点を2つ増やしたため、暫定ではありますがミランがリーグ最小失点チームとなりました。
上記の先例を見るに、ここからミランが3試合連続クリーンシートで終えられればスクデット獲得確率はかなり高まるといえます。もちろん勝利には得点も必須ですが、やはり今季のチームスタイルを考えれば守備の安定が第一です。まして残りの相手はヴェローナ、アタランタ、サッスオーロと中位ながら得点力のあるチームとの3連戦ですからね。

シーズン最後までこの堅守を維持しつつ、要所で得点を奪って夢のタイトル獲得といきたいところです。

それでは今回はこの辺で。
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