ミランの2列目アタッカー陣の去就について

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カカニスタ22
※4/14日に掲載予定だったものの、そのまま忘れてしまっていた記事を掲載します。そのため内容は14日時点のものです。


ミランの「4-2-3-1」システム、その2列目には多くの論点がありますが、今回はその中でも「今夏の去就」という点について見ていこうと思います。
まず、現在2列目を主戦場とする現有戦力たちを改めて列挙してみましょう。

レオン
サレマーケルス
レビッチ
クルニッチ
ブラヒム
メシアス

ダニエル・マルディーニ
カスティジェホ




色分けしたのには理由があります。

黄緑で記載された選手たちは「現時点で去就がはっきりしない」グループです。その中でも上位に記載された選手ほど現時点で残留の確率が高く、その逆は相対的に低いと予想しています。(※報道内容、現在のチームにおける起用状況などを総合的に考慮した上での僕の主観)

まず、サレマレビッチについては契約期間が数年残っている点や、興味を示すようなクラブが報じられていない点から現時点での残留確率は高めと判断します。特にサレマは同ポジションのライバルであるメシアスの残留可能性が下がっていますから、相対的に見ても残留が濃厚かなと。
クルニッチも彼らと同等の残留確率だと思いますが、黄緑グループの3番目に配置したのは「上記2者よりも移籍金・年俸が安く、移籍しやすいから」です。貴重な戦力ながら出場機会が決して多いとは言えない現状、もしクルニッチ本人が出場機会の確保を優先するならば移籍の可能性は考えられるでしょうし、獲得に乗り出すクラブも現れるでしょう。

続いて、ブラヒムメシアスのレンタル加入組について。彼らは「ミランが買取を決断するかどうか」がポイントであり、それぞれブラヒムには2200万ユーロ、メシアスには540万ユーロの買取OPが付いていると報じられています。
そして、この点について「ガゼッタ・デッロ・スポルト」によれば、両者が買い取られる可能性は以前よりも下がっているとのことです。

ブラヒムは2年間のレンタル移籍であるため、買取判断を保留したまま来季も残留するというシナリオは考えられます。しかし、マドリー側の狙いはブラヒムに出場機会を与えることであるわけで、ミランで徐々に序列が下がり出場機会が減っている現状を見るに、来季もミランにブラヒムを預けたがるかどうかは疑問です。
ミランとしてももっとチームスタイルに合った選手を獲得する方が合理的ですし、そうした両者の意図を踏まえるとレンタル打ち切りという可能性は現時点で低くないでしょうね。後はメディアの報じるよ通り、ブラヒム個人の意思がどうかといったところでしょうか。

メシアスも同上です。ブラヒムよりも安価ですが高齢であり、現時点で主力になり切れないレベルのパフォーマンスですと買取は厳しそうな印象を受けます。ということで、彼は去就不透明なグループの中だと最も退団の可能性があるかなと。



次に言及したいのは赤グループ。こちらは現時点で「移籍(レンタル含む)が濃厚とされる」選手たちです。

カスティジェホはちょくちょく怪我による離脱もあったとはいえ、その如何に関わらず出番はなく、今冬の時点で既に事実上の構想外状態。今夏も本人が残留を希望する可能性は捨てきれませんが、ミラン側のスタンスが変わることはないでしょう。契約も来シーズン限りですしね。

ダニエルについては今冬の移籍市場期間中における報道(ミランがレンタルオファーを断ったという内容)を見るに、少なくともクラブとしては彼をレンタルにすら出さずにチーム戦力として計算したい意図が透けて見えます。しかし、結局のところシーズン後半戦も出番はほとんど無いわけで、このままの状況が続くなら流石に今夏のレンタル移籍は避けられないと思います。

という訳で、最後に残ったのがラファエル・レオンです。こちらは現時点で「残留が濃厚とされる」選手と判断しました。彼にも契約面で不安要素がないわけではありませんが、現状の戦力的に見て放出は考えられません。



さて。こうして整理して見るに、現在の2列目選手のうち最低4人は退団するのではないかと予想します。赤グループのカスティジェホとダニエル(※レンタル)、そして黄緑グループから少なくとも2人という内訳ですね。
そして、そんな彼らの後釜としては、まずレンタルバック組のアドリとポベガが考えられます。ミランの来季の基本システムが何であれ、彼らがアタッカーとして戦術の幅を広げてくれることは間違いありません。

そして最近の報道を見るに、ミランは資金2000~3000万ユーロを費やしてもう一人アタッカーを獲ろうとしているように思われます。今名前が挙がっているところだと、アセンシオやベラルディ、デ・ケテラエルやノアラングなどですね。
後は放出人数にもよるでしょうが、国内育成枠などを考慮した補強も行われるかもしれません。


最後に。現在の2列目アタッカー陣の多くは明確な結果を残すことに苦戦しているわけですが、それだけにこのシーズン終盤戦で活躍を見せられればライバル達から一歩抜け出た存在となり、延いては今夏の去就にも影響を与える可能性があります(その逆も然りですが…。)
今シーズン残りの公式戦は最大で8試合。アピールする時間は残されていますから、チームのためにも彼らの奮起に期待したいところです。

それでは今回はこの辺で。


追記(4/17)

先日のジェノア戦にてレビッチが実質アシスト、メシアスが貴重な追加点を挙げる活躍を見せました。
また、クルニッチはガッビアの交代にともないSBとして緊急出場するなど、ユーティリティ性を発揮しています。

確かにこの1試合だけで上記の序列自体は変わらないと思いますが、彼らの評価が多少なり高まったのも事実。やはり試合毎に評価は変動し得るものですし、特にこれから迎える国内カップ戦や中~上位勢との対決は最大のアピールチャンスです。是非ともモノにしてもらいたいと思います。

では。
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Comments 4

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Aki  

来季の去就、とても気になりますねー。

先に新規の獲得として、OMFとRWG(兼任?)は是非とも採ってほしいですね…
スクデットやCL躍進を目指すうえで非常に大きなポイントですので。

そこから考えると、メシアスの買取は厳しいでしょうね…好きな選手なのですが。
ブラヒムも色んな要素を考えると退団の可能性は現実的にありそうです。
正直、獲得もしてほしいし全員残留もしてほしいという…いつもの夏になりそうです。

  • 2022/04/18 (Mon) 18:57
  • REPLY
華夏  
No title

いつもありがとうございます。
まだまだ流動的な感じですね。
気になるのが右を本職とする目ぼしい選手がいないように感じます。
アセンシオとベラルディは今のままだと高すぎますし、ノア・ラングは左が本職ですよね?デ・ケテラエルも万能プレイヤーで右も出来るけど本職って感じはしないですし。やはり右は人材難なんでしょうか?
来季は4-3-3にするみたいな噂や買収報道もありますし長引きそうな予感がしてます。

  • 2022/04/19 (Tue) 18:45
  • REPLY
カカニスタ22
カカニスタ22  
To Akiさん

コメントありがとうございます。

今のチームに必要とされる能力を備え、それでいて複数ポジション(役割)をこなせる選手というのが最も望ましいですね。仰るようにサイド、中央両方で遜色なくプレーできればベストだと思います。

ブラヒムとメシアスの両方を買取るというシナリオは無さそうだと感じているので、少なくとも1人は退団でしょうね。それと新オーナーへの交代の噂云々も含めて考えると、場合によっては彼らに限らずレンタル組は軒並み退団するかもしれないと個人的に踏んでいます。

  • 2022/04/19 (Tue) 21:11
  • REPLY
カカニスタ22
カカニスタ22  
To 華夏さん

コメントありがとうございます。

右サイドの補強候補の選定・及び交渉は長引きそうだなぁと僕も思います。ベラルディは監督の要望も含めミランの右サイドの現トップターゲットっぽいですが、サッスオーロとの交渉は骨が折れるでしょうね…。
おそらくこのポジションの補強が攻撃強化のための最大のポイントになると思うので、妥協せずに臨んで欲しいと思います。

  • 2022/04/19 (Tue) 21:11
  • REPLY