イブラの来季の年俸・役割について
イブラはスウェーデン代表の一員として参戦しましたが、プレーオフ決勝にてポーランドに敗れ、惜しくも出場を逃してしまいました。
このW杯は予てからイブラが現役続行を決めるかどうかの重要なファクターとして挙げられていただけに、今回の不出場という結果はイブラの現役続行のモチベーションを多少なり削いでしまったに違いありません。試合後にイブラは「チームに貢献できる限り続けたい」と前向きなコメントを残したものの、やはりその去就には大きな注目が集まっています。
まずは年俸について見ていくと、イブラの今季の推定年俸は出来高込みで700万といわれていますが、どうやらミランの来シーズンに向けた提示額は200~300万(+ボーナス)程になるとのこと。
📰 @NicoSchira: Expected a meeting at the end of April between #ACMilan and Zlatan #Ibrahimovic to discuss the contract extension for another year, if Ibra decides to continue to play. #Milan will offer a lower salary (€2,5M/year + bonuses) pic.twitter.com/ERj6C8kHgS
— Milan Posts (@MilanPosts) March 24, 2022
メディアによって報じられる額にバラつきはありますが、いずれにせよ少なくない減俸を求めるようです。
また役割についても、これまでの「絶対的主力」という立場から一転して「スーパーサブ」としてチームに貢献してもらうことを求めるといった話や、引退後のポストを含めたオファーを提出するなどという報道が見られます。
The next agreement Milan could look to make is with Ibrahimovic on a €2M base salary with bonuses based on his appearances. Then a transition into becoming a director after his playing career
— Italian Football TV (@IFTVofficial) March 24, 2022
📰 GdS pic.twitter.com/aOjC869eaG
さて。以上の話について個人的見解を述べさせてもらうと、こうしたミランのオファーというのは妥当ではないかと思います。
もちろん、イブラのミランにおける貢献度というのは数字だけで語れるものではありません。しかしながら、やはりイブラの怪我とそれによる欠場数の多さという面はマイナス要素ですし、事実今シーズンも怪我を理由にここまで「15試合」に欠場しています。そして、こうした面が来シーズン以降に改善するとは考えられません。
そのため、基本給を大きく下げつつも、出場数やゴール数に応じたボーナスを付け加えるという形式がリスク管理の観点から妥当なところでしょう。
また、役割についても既に常時出場は難しくなっていますし、今後は怪我のリスクを下げるという意味でもサブを積極的に受け入れる必要は出てくるんじゃないかなという気がしますね。
ただしイブラの性格、何より常にチームの中心としてプレーしてきた矜持を考えるとこうした役割を受け入れてくれるかは分かりません。モチベーションの問題もありますし、最終的な決断はシーズン最終盤、ないしシーズン終了後になるのではないかと踏んでいます。
ちなみに僕としてはまだイブラのプレーを見続けたいという願いがありますし、コンディションが良ければ来季も貴重な戦力として活躍できると思っています。ですので、イブラが望むのであればこれからもミランのシャツを着てプレーし続けて欲しいですね。
それでは今回はこの辺で。