イブラの来季の年俸・役割について

ズラタン・イブラヒモビッチ
先日行われた、カタールW杯出場をかけた欧州予選プレーオフ。
イブラはスウェーデン代表の一員として参戦しましたが、プレーオフ決勝にてポーランドに敗れ、惜しくも出場を逃してしまいました。

このW杯は予てからイブラが現役続行を決めるかどうかの重要なファクターとして挙げられていただけに、今回の不出場という結果はイブラの現役続行のモチベーションを多少なり削いでしまったに違いありません。試合後にイブラは「チームに貢献できる限り続けたい」と前向きなコメントを残したものの、やはりその去就には大きな注目が集まっています。
この点について、ミランはイブラが現役続行を決断した場合にはもちろん契約延長オファーを出すとのこと。ただし、一部報道によれば延長後の年俸や役割には大きな変更が求められるようです。

まずは年俸について見ていくと、イブラの今季の推定年俸は出来高込みで700万といわれていますが、どうやらミランの来シーズンに向けた提示額は200~300万(+ボーナス)程になるとのこと。



メディアによって報じられる額にバラつきはありますが、いずれにせよ少なくない減俸を求めるようです。

また役割についても、これまでの「絶対的主力」という立場から一転して「スーパーサブ」としてチームに貢献してもらうことを求めるといった話や、引退後のポストを含めたオファーを提出するなどという報道が見られます。




さて。以上の話について個人的見解を述べさせてもらうと、こうしたミランのオファーというのは妥当ではないかと思います。
もちろん、イブラのミランにおける貢献度というのは数字だけで語れるものではありません。しかしながら、やはりイブラの怪我とそれによる欠場数の多さという面はマイナス要素ですし、事実今シーズンも怪我を理由にここまで「15試合」に欠場しています。そして、こうした面が来シーズン以降に改善するとは考えられません。
そのため、基本給を大きく下げつつも、出場数やゴール数に応じたボーナスを付け加えるという形式がリスク管理の観点から妥当なところでしょう。

また、役割についても既に常時出場は難しくなっていますし、今後は怪我のリスクを下げるという意味でもサブを積極的に受け入れる必要は出てくるんじゃないかなという気がしますね。

ただしイブラの性格、何より常にチームの中心としてプレーしてきた矜持を考えるとこうした役割を受け入れてくれるかは分かりません。モチベーションの問題もありますし、最終的な決断はシーズン最終盤、ないしシーズン終了後になるのではないかと踏んでいます。

ちなみに僕としてはまだイブラのプレーを見続けたいという願いがありますし、コンディションが良ければ来季も貴重な戦力として活躍できると思っています。ですので、イブラが望むのであればこれからもミランのシャツを着てプレーし続けて欲しいですね。

それでは今回はこの辺で。

2Comments

Aki

いつもありがとうございます。

言えるのは「来年も見たい!」ということだけですね。
今年の契約もボーナス除けばそれほど高くなかったですし、スーパーサブとしては(ミランでは)破格の年棒だと思うので、ピッチ外でも重要なズラタンでも問題にはならないかと。

W杯出場は叶わなくなった分、スクデット獲得に燃えてくれると信じています。

  • 2022/04/01 (Fri) 11:48
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カカニスタ22

カカニスタ22

To Akiさん

コメントありがとうございます。

イブラの適正年俸については判断が分かれるところでしょうが、僕も高いとは言い切れないと思います。ミランにおいてはやはり特別扱いされて然るべき実績を持った選手ですしね。

そんなイブラが真価を発揮するのはここからの8戦だと思うので、スクデットというファンの夢を叶えるために是非とも尽力していただきたいところです。

  • 2022/04/01 (Fri) 20:41
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