フロレンツィ買取の可能性が高まる?【ショートニュース】
最近はカラブリアの復帰に伴いベンチに座る時間が長くなりましたが、先日のコッパ・イタリアのインテル戦では先発出場。そこでは印象的なパフォーマンスを披露するなど、引き続きの好調ぶりが窺えます。
そうしたフロレンツィのパフォーマンス、そしてピッチ外でのベテランらしい振る舞いはフロントや現場からしっかりと評価されているらしく、以下のように完全移籍の可能性が取り沙汰されております。
インテル戦での好パフォーマンスにより、フロレンツィは再び自らの価値を証明した。ピオリ監督にとって彼は主力であり、信頼できる選択肢だ。そのためシーズン終了後にフロレンツィをローマから買い取る可能性(※金額は450万ユーロ)は上昇している。――Gazzetta dello sport
仮にミランが買い取る意向だとして、450万ユーロという設定買取額は高くはないものの、最近の傾向からすると減額交渉を試みるかもしれません。
一方、フロレンツィの推定年俸は300万ユーロと比較的高く、そのため買取に際してはこちらの調整も同時に行っていくのかなと。そのため、双方の交渉の行方は重要ですね。
また、フロレンツィの買取判断には他の獲得候補との交渉も密接に関わってきそうです。
例えば、現在ミランはアヤックスの右SBマズラウィに関心を寄せていると報じられており、実際に獲得となればミランで同ポジションを本職とするフロレンツィ買取の可能性は減少するでしょう。
24歳と比較的若く、現状フリーで獲得可能なマズラウィはミランの主要な補強方針に沿うものですし、そういった点でフロレンツィより優先されることは十分に考えられます(とは言えマズラウィの代理人はあのライオラであり、競合クラブも複数いる事から獲得の可能性は低そうですが)。
まぁ何にせよ、フロレンツィの最終買取判断はシーズン終了まで持ち越されるでしょうし、それまでフロレンツィがどれだけチームに貢献できるかというのが最も重要な判断基準になるように思われます。この観点からすると、次節のエンポリ戦は彼にとってとても重要な意味を持ってきそうです。
📰 #Gazzetta: #TheoHernandez will be absent against Empoli, Alessandro #Florenzi is the favorite to start the game, there is also #BalloToure who is in the race. pic.twitter.com/jVYB9SP3gE
— Milan Posts (@MilanPosts) March 9, 2022
上記の報道によれば、次節のエンポリ戦でサスペンションとなるテオの代役は今のところバロ・トゥーレではなくフロレンツィが有力視されており、もしここで左SBとして好パフォーマンスを発揮できれば自らのユーティリティー性を更に証明することになります。延いては完全移籍の可能性が高まるでしょう。
以前に同ポジションで起用されたとき(サンプドリア戦)は致命的な穴にこそ決してならなかったものの、やはり利き足とは逆のサイドで起用されたことによる不都合さというのは見受けられました。実際に次節も先発起用となった場合、その点がどれほど解消されるかは注目ですね。
それでは今回はこの辺で。