【勝負を決めた45分】 ミラン対ラツィオ 【2021-22シーズン・コッパイタリア準々決勝】
今回はコッパ・イタリア準々決勝、ミラン対ラツィオのマッチレビューを行いたいと思います。
スタメン

基本システム:ミラン「4-2-3-1」、ラツィオ「4-3-3」
スタメン

基本システム:ミラン「4-2-3-1」、ラツィオ「4-3-3」
(※当記事における映像のキャプチャ画像の引用元はいずれも『Dazn』より)
○ミランの左サイド攻略
この試合のミランは前半に3点を挙げ、45分間で試合を決定づけました。
この内容で後半から追いつかれることなど、試合の舞台がトルコでかつ何らかの「奇跡(悲劇)」でも起きない限りはあり得ません。
そんなわけで、今回は前半の内容に焦点を当てて振り返っていきたいと思います。
さて。まずはミランの攻撃とラツィオの守備についてです。
ラツィオは最終ラインを押し上げコンパクトな陣形を志向しながら、ハイプレス~ミドルプレスでミランのビルドアップを妨害する形が基本。その際、捕まえきれないミランのCB2枚に対してはインサイドハーフが前にスライドしてインモービレと共に対応します。
そのため、ミランとしては如何にしてラツィオのプレスを回避するかというのがポイントの一つとなったわけですが、この点について主な攻め所となったのは前に出てくるインサイドハーフの背後のスペースです。
例えばサビッチがミランCBロマニョーリに対応しに出てきた際には、主にブラヒムがその背後のスペースに侵入。隙を見てその周辺のスペースにボールを送り込み、速攻へと繋げていこうとします。

――例えばこの場面。ボールホルダーのロマニョーリに寄せるサビッチ。ここでその背後にブラヒムとレオンがポジションを取り、ロマニョーリからパスを引き出す

――その後の場面。ボールを受けたレオンはブラヒムに落とし、ブラヒムはすぐにサイドのテオに叩く。その後パスを貰ったテオはレオンにリターン

――その後の場面。前方に飛び出したテオにレオンがスルーパス。パスに追いついたテオはこの後、フェリペのイエローカードを誘発した。
またラツィオはハイラインを志向するため、ミランとしてはその裏のスペースを攻めたいところ。この点、ミランの左サイドにはレオンとテオのスピードスターがいますから、そういったスペースを有効に突くことが可能です。
すると24分。ロマニョーリの見事な縦パス1本で裏に抜け出したレオンが、そのまま左足で正確にゴールに流し込み、ミランが先制に成功しました。
○ミランの右サイド攻略
また、ミランは右サイドにおいてもチームとして高い機能性を見せ、相手のプレスを躱して次々とチャンスを作り出していきました。
この点について、まずポイントになったのはトナーリの動きです。彼は相手インサイドハーフ(バシッチ)の背後のスペースに潜り込み、そこからサイドに流れるなどして後方からパスを引き出していこうとします。

――例えばこの場面。ホルダーのカルルに対し寄せに行くバシッチ。そこでカルルはサイドのカラブリアにパス

――その後の場面。カラブリアに対してはザッカーニが中央から寄せに行く。そこで、トナーリがサイドに流れ、カラブリアから縦パスを引き出す
こうしたトナーリの動きを無視するわけにはいかず、ラツィオは左SBのマルシッチもしくはアンカーのカタルディが対応するわけですが、それによって生じるスペースを使うことでミランはラツィオを攻略していきました。
例えば、マルシッチが前に出て対応しにくる場合はその背後のスペースが狙い所となり、右アウトサイドレーンにポジションを取るメシアスを活かし易くなると。

――その後の場面。対応しに出てくるマルシッチに対し、トナーリはワンタッチで前方のメシアス(赤)にボールを叩く。この後、フリーで受けたメシアスはドリブルで前方に運んだ
一方、アンカーのカタルディが対応しに来る場合(特にこっちがポイント)、空き易くなるスペースは中央です。そこには主にブラヒムが侵入し、パスを引き出していきます。

――例えばこの場面。上記と同様の流れでカラブリアからサイドでパスを受けるトナーリ

――その後の場面。ここではカタルディがトナーリをマークしに出る。そのため中央ではブラヒム(赤)がフリーに。トナーリはまず前方のメシアスにパスを送る

――その後の場面。メシアスを経由して中央でフリーのブラヒムにパスが通る。このようにしてプレスを回避し、チャンスを作り出した
すると46分。ミランはトランジションから一気にブラヒムがドリブルで相手ペナルティエリア前まで運び、走り込んできたテオにパス。そのテオのクロスにジルーが合わせて3点目をゲットしました。

――3点目のシーンについて。自陣エリア内でボールを回収したミラン。右サイドからボールを運ぶカルルの動きに合わせてトナーリがサイドに流れ、カタルディを釣り出す。その後カルルはカラブリアにバックパスし、カラブリアは前線のジルーに向けてロングボール

――その後の場面。ジルーがロングボールに競り勝ってボールを中央のスペースに落とし、そこにブラヒムが反応。カタルディはトナーリをマークしていたため、ブラヒムへの対応に遅れる

――その後の場面。ブラヒムがボールを拾いドリブルを開始。このあと一気に相手ペナルティエリア手前までボールを持ち運び、3点目を演出した
サイドに流れても全く問題なくプレーできるトナーリのテクニックやプレービジョン、サレマよりもサイドでのプレーに慣れ、独力の突破力があるメシアス、そしてブラヒムのドリブルによる推進力などといった様々な要素が噛み合い、チームとして見事なパフォーマンスを発揮することに成功したミラン。
更にもう一つ、この右サイドからの攻撃に貢献したのがジルーです。
まず彼は左右に動き回るブラヒムのサポートとして、ブラヒムが左にいる時などは状況に応じてジルーが下がってビルドアップに絡みます。
またロングボールのターゲットとして非常に機能し、彼の落としを周囲の味方が受けて速攻へと転じる形はこの試合の主要な攻撃パターンの1つとなりました。

――例えばこの場面。ここではカルルから前線のジルーへとロングボールを送る

――その後の場面。ジルーが競り勝ち、ボールをトナーリの前方に落とす

――その後の場面。ボールを拾ったトナーリが一気に前進し、そのままゴール前に侵入してクロス。最終的にCKを獲得した
ブラヒムを始めとする2列目以下への的確なサポート、ファーストディフェンダーとしての献身的な守備、そしてストライカーとしてのパフォーマンス(直近2試合で4得点)…。今のジルーは個人パフォーマンスの観点からもチームの機能性の観点からも素晴らしい働きを見せていますし、この調子を維持できればイブラ復帰後もファーストチョイスを譲ることはないと思われます。
○守備の局面
本日のメイントピックは書き終えたため、最後はミランの守備について簡潔に。
ミランがダブルボランチ+トップ下でラツィオの中盤3枚をしっかりとマークし、中央からの展開を妨害。そのためラツィオは主にサイドからボールを運ぼうとしますが中央を抑えられているため上手くいかず、シュートはおろかゴール前にすら中々ボールを運べません。

――この試合におけるラツィオのヒートマップ(『セリエA公式』より。上が前半、下が後半)。ミラン側PA付近にあまりボールを運べていないことがわかる(特に前半)
この点に関し、今回特筆したいのがミランのハイプレス時についてです。
この試合のミランはハイプレス時にレオンを前にスライドさせ、ジルーとの2トップで相手CB2枚に対応する形が基本。そこでラツィオは空いている右SBヒサイへとボールを展開する形を何度か見せますが、その際にはケシエがサビッチのマークをロマニョーリに受け渡し、ヒサイへと鋭くプレッシャーをかけることで対応していきました。

――例えばこの場面。パトリックがヒサイへとロングパスを選択。その間にケシエがサビッチへのマークを外し、ヒサイへ対応しに素早く移動する

――その後の場面。ケシエに中央を塞がれたヒサイはサイドに叩き、そこにサビッチが流れる。サビッチにはロマニョーリが対応

――その後の場面。サビッチが前方のアンデルソンへのパスを目論むが、そこにはテオ(画面外)が対応

――テオがインターセプトし、ミランボールとなった
上記の守備陣形の際、普段はテオがスライドして前方の相手右SBに対応していく形が多いですが、この試合のテオは対面のWGフェリペ・アンデルソンをしっかりとマークする役割を担当。他方でCBロマニョーリが前にスライドしてサビッチをマークする役割を担当します。
というのもラツィオの1トップはインモービレで、彼はボールサイドに寄ってビルドアップに絡むような動きをあまり見せませんでしたから、ボールサイドのCBロマニョーリが前に出る余裕がある、と。またフェリペ・アンデルソンに自由を許さないことに力点を置くのであれば、テオに彼のマークを継続させたままの方がズレはなくマークが安定しますから、こういった守備陣形は相手チームを考慮した上での合理的な選択だったのではないかと思います。それとサビッチを徹底マークしつつ、状況に応じサイドへとプレッシャーをかけるケシエの機動力も流石でした。
これにより序盤こそシュートまで持ち込まれたものの、その後はしっかりとボールを回収してチャンスを作らせないことに成功したミラン。この他にも安定した攻守の切り替えを見せ、ラツィオの攻撃をシャットアウトしクリーンシートで試合を終えました。
ミラン4-0ラツィオ
雑感
後半にもミランは一点を追加し、スコアは4-0の完勝。
また、後半途中からは復帰明けとなるトモリとレビッチの調整の場としても使うことができ、内容・結果共に申し分のない試合となりました。
今は非常に良い流れに乗れている感じですし、日程も他の上位陣と比べ厳しくないことから、是非ともこの好調を維持して欲しいとも思います。
さて。次回のコッパ・イタリア準決勝の相手はインテルです。
またしてもミラノダービーとなり苦戦は免れないように思われますが、今のミランの目標の1つであるコッパ・イタリア優勝のためには乗り越えなければならない大きな壁です。
また、この一戦までには更に重要ともいえるリーグ戦が控えています。両コンペティション共に結果を残すことを期待したいですね。
Forza Milan!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
○ミランの左サイド攻略
この試合のミランは前半に3点を挙げ、45分間で試合を決定づけました。
この内容で後半から追いつかれることなど、試合の舞台がトルコでかつ何らかの「奇跡(悲劇)」でも起きない限りはあり得ません。
そんなわけで、今回は前半の内容に焦点を当てて振り返っていきたいと思います。
さて。まずはミランの攻撃とラツィオの守備についてです。
ラツィオは最終ラインを押し上げコンパクトな陣形を志向しながら、ハイプレス~ミドルプレスでミランのビルドアップを妨害する形が基本。その際、捕まえきれないミランのCB2枚に対してはインサイドハーフが前にスライドしてインモービレと共に対応します。
そのため、ミランとしては如何にしてラツィオのプレスを回避するかというのがポイントの一つとなったわけですが、この点について主な攻め所となったのは前に出てくるインサイドハーフの背後のスペースです。
例えばサビッチがミランCBロマニョーリに対応しに出てきた際には、主にブラヒムがその背後のスペースに侵入。隙を見てその周辺のスペースにボールを送り込み、速攻へと繋げていこうとします。

――例えばこの場面。ボールホルダーのロマニョーリに寄せるサビッチ。ここでその背後にブラヒムとレオンがポジションを取り、ロマニョーリからパスを引き出す

――その後の場面。ボールを受けたレオンはブラヒムに落とし、ブラヒムはすぐにサイドのテオに叩く。その後パスを貰ったテオはレオンにリターン

――その後の場面。前方に飛び出したテオにレオンがスルーパス。パスに追いついたテオはこの後、フェリペのイエローカードを誘発した。
またラツィオはハイラインを志向するため、ミランとしてはその裏のスペースを攻めたいところ。この点、ミランの左サイドにはレオンとテオのスピードスターがいますから、そういったスペースを有効に突くことが可能です。
すると24分。ロマニョーリの見事な縦パス1本で裏に抜け出したレオンが、そのまま左足で正確にゴールに流し込み、ミランが先制に成功しました。
○ミランの右サイド攻略
また、ミランは右サイドにおいてもチームとして高い機能性を見せ、相手のプレスを躱して次々とチャンスを作り出していきました。
この点について、まずポイントになったのはトナーリの動きです。彼は相手インサイドハーフ(バシッチ)の背後のスペースに潜り込み、そこからサイドに流れるなどして後方からパスを引き出していこうとします。

――例えばこの場面。ホルダーのカルルに対し寄せに行くバシッチ。そこでカルルはサイドのカラブリアにパス

――その後の場面。カラブリアに対してはザッカーニが中央から寄せに行く。そこで、トナーリがサイドに流れ、カラブリアから縦パスを引き出す
こうしたトナーリの動きを無視するわけにはいかず、ラツィオは左SBのマルシッチもしくはアンカーのカタルディが対応するわけですが、それによって生じるスペースを使うことでミランはラツィオを攻略していきました。
例えば、マルシッチが前に出て対応しにくる場合はその背後のスペースが狙い所となり、右アウトサイドレーンにポジションを取るメシアスを活かし易くなると。

――その後の場面。対応しに出てくるマルシッチに対し、トナーリはワンタッチで前方のメシアス(赤)にボールを叩く。この後、フリーで受けたメシアスはドリブルで前方に運んだ
一方、アンカーのカタルディが対応しに来る場合(特にこっちがポイント)、空き易くなるスペースは中央です。そこには主にブラヒムが侵入し、パスを引き出していきます。

――例えばこの場面。上記と同様の流れでカラブリアからサイドでパスを受けるトナーリ

――その後の場面。ここではカタルディがトナーリをマークしに出る。そのため中央ではブラヒム(赤)がフリーに。トナーリはまず前方のメシアスにパスを送る

――その後の場面。メシアスを経由して中央でフリーのブラヒムにパスが通る。このようにしてプレスを回避し、チャンスを作り出した
すると46分。ミランはトランジションから一気にブラヒムがドリブルで相手ペナルティエリア前まで運び、走り込んできたテオにパス。そのテオのクロスにジルーが合わせて3点目をゲットしました。

――3点目のシーンについて。自陣エリア内でボールを回収したミラン。右サイドからボールを運ぶカルルの動きに合わせてトナーリがサイドに流れ、カタルディを釣り出す。その後カルルはカラブリアにバックパスし、カラブリアは前線のジルーに向けてロングボール

――その後の場面。ジルーがロングボールに競り勝ってボールを中央のスペースに落とし、そこにブラヒムが反応。カタルディはトナーリをマークしていたため、ブラヒムへの対応に遅れる

――その後の場面。ブラヒムがボールを拾いドリブルを開始。このあと一気に相手ペナルティエリア手前までボールを持ち運び、3点目を演出した
サイドに流れても全く問題なくプレーできるトナーリのテクニックやプレービジョン、サレマよりもサイドでのプレーに慣れ、独力の突破力があるメシアス、そしてブラヒムのドリブルによる推進力などといった様々な要素が噛み合い、チームとして見事なパフォーマンスを発揮することに成功したミラン。
更にもう一つ、この右サイドからの攻撃に貢献したのがジルーです。
まず彼は左右に動き回るブラヒムのサポートとして、ブラヒムが左にいる時などは状況に応じてジルーが下がってビルドアップに絡みます。
またロングボールのターゲットとして非常に機能し、彼の落としを周囲の味方が受けて速攻へと転じる形はこの試合の主要な攻撃パターンの1つとなりました。

――例えばこの場面。ここではカルルから前線のジルーへとロングボールを送る

――その後の場面。ジルーが競り勝ち、ボールをトナーリの前方に落とす

――その後の場面。ボールを拾ったトナーリが一気に前進し、そのままゴール前に侵入してクロス。最終的にCKを獲得した
ブラヒムを始めとする2列目以下への的確なサポート、ファーストディフェンダーとしての献身的な守備、そしてストライカーとしてのパフォーマンス(直近2試合で4得点)…。今のジルーは個人パフォーマンスの観点からもチームの機能性の観点からも素晴らしい働きを見せていますし、この調子を維持できればイブラ復帰後もファーストチョイスを譲ることはないと思われます。
○守備の局面
本日のメイントピックは書き終えたため、最後はミランの守備について簡潔に。
ミランがダブルボランチ+トップ下でラツィオの中盤3枚をしっかりとマークし、中央からの展開を妨害。そのためラツィオは主にサイドからボールを運ぼうとしますが中央を抑えられているため上手くいかず、シュートはおろかゴール前にすら中々ボールを運べません。

――この試合におけるラツィオのヒートマップ(『セリエA公式』より。上が前半、下が後半)。ミラン側PA付近にあまりボールを運べていないことがわかる(特に前半)
この点に関し、今回特筆したいのがミランのハイプレス時についてです。
この試合のミランはハイプレス時にレオンを前にスライドさせ、ジルーとの2トップで相手CB2枚に対応する形が基本。そこでラツィオは空いている右SBヒサイへとボールを展開する形を何度か見せますが、その際にはケシエがサビッチのマークをロマニョーリに受け渡し、ヒサイへと鋭くプレッシャーをかけることで対応していきました。

――例えばこの場面。パトリックがヒサイへとロングパスを選択。その間にケシエがサビッチへのマークを外し、ヒサイへ対応しに素早く移動する

――その後の場面。ケシエに中央を塞がれたヒサイはサイドに叩き、そこにサビッチが流れる。サビッチにはロマニョーリが対応

――その後の場面。サビッチが前方のアンデルソンへのパスを目論むが、そこにはテオ(画面外)が対応

――テオがインターセプトし、ミランボールとなった
上記の守備陣形の際、普段はテオがスライドして前方の相手右SBに対応していく形が多いですが、この試合のテオは対面のWGフェリペ・アンデルソンをしっかりとマークする役割を担当。他方でCBロマニョーリが前にスライドしてサビッチをマークする役割を担当します。
というのもラツィオの1トップはインモービレで、彼はボールサイドに寄ってビルドアップに絡むような動きをあまり見せませんでしたから、ボールサイドのCBロマニョーリが前に出る余裕がある、と。またフェリペ・アンデルソンに自由を許さないことに力点を置くのであれば、テオに彼のマークを継続させたままの方がズレはなくマークが安定しますから、こういった守備陣形は相手チームを考慮した上での合理的な選択だったのではないかと思います。それとサビッチを徹底マークしつつ、状況に応じサイドへとプレッシャーをかけるケシエの機動力も流石でした。
これにより序盤こそシュートまで持ち込まれたものの、その後はしっかりとボールを回収してチャンスを作らせないことに成功したミラン。この他にも安定した攻守の切り替えを見せ、ラツィオの攻撃をシャットアウトしクリーンシートで試合を終えました。
ミラン4-0ラツィオ
雑感
後半にもミランは一点を追加し、スコアは4-0の完勝。
また、後半途中からは復帰明けとなるトモリとレビッチの調整の場としても使うことができ、内容・結果共に申し分のない試合となりました。
今は非常に良い流れに乗れている感じですし、日程も他の上位陣と比べ厳しくないことから、是非ともこの好調を維持して欲しいとも思います。
さて。次回のコッパ・イタリア準決勝の相手はインテルです。
またしてもミラノダービーとなり苦戦は免れないように思われますが、今のミランの目標の1つであるコッパ・イタリア優勝のためには乗り越えなければならない大きな壁です。
また、この一戦までには更に重要ともいえるリーグ戦が控えています。両コンペティション共に結果を残すことを期待したいですね。
Forza Milan!
最後まで読んでいただきありがとうございました。