ズラタン・イブラヒモビッチの挑戦 ~Road to Qatar~
代表ウィークが始まり、ミランからはいつものように多くの選手が各国の代表チームに召集されています。
その内の1人がイブラヒモビッチです。
3月に代表復帰を果たしたものの、その後は負傷により代表から遠ざかっていたイブラですが、W杯予選も佳境を迎えたこの時期に再復帰を遂げました。
その内の1人がイブラヒモビッチです。
🇸🇪TRUPPEN🇸🇪
— Svensk Fotboll (@svenskfotboll) November 2, 2021
Här är herrtruppen som är uttagna för att spela de avgörande matcherna i VM-kvalet! 🔥🇸🇪
3月に代表復帰を果たしたものの、その後は負傷により代表から遠ざかっていたイブラですが、W杯予選も佳境を迎えたこの時期に再復帰を遂げました。
○懸念
もちろん、これはおめでたいニュースであることに違いありません。
しかし、ミラニスタとしてどうしても気がかりなのは「負傷のリスク」です。
昨季のイブラは定期的な負傷離脱に悩まされていたわけですが、それは今季ここまでも同様。開幕から欠場を重ね、数週間前にようやく本格的に復帰したばかりです。
そうした状況下での代表召集という事で、ファンとしてはやはり期待よりも不安が勝ってしまうのが正直なところではないでしょうか。
○モチベーション
一方、代表復帰という出来事がイブラにモチベーションを与え、サッカー選手としての寿命を延ばしている側面も大いにあるように思われます。
40歳という年齢になっても第一線で戦い続けるというのは並大抵の努力ではなし得ないことでしょうし、コンディション維持のために必要なトレーニングや摂生の意識は若い頃以上にハードなものでしょう。そのため、そうした苦労に見合うだけの価値・目標をイブラは求め続けているはずです。
それはミランでのスクデット獲得であり、CL制覇であり、そしてスウェーデン代表でのタイトルであり……。そうした飽くなき勝利への欲求こそがイブラの原動力であり、今なおミランの中心人物たらしめる理由なのだと思います。
そう考えると、W杯への切符が懸かった極めて大事な代表戦2試合を前に、実戦復帰を果たしたイブラが代表召集に応じるのは自然なことであって、それを拒否する選択肢はないんじゃないかと。
これは確かにリスクこそ大きいですが、全てを勝ち取りたいイブラらしい挑戦ともいえますし、個人的には支持したいですね。なんといってもイブラが大好きですし。
○W杯予選の展望
さて。そんなわけでイブラが帰還したスウェーデン代表ですが、最後にそんな彼らのW杯予選の状況を軽く見ておきたいと思います。

現在スウェーデンは勝ち点「15」でグループBの首位に位置。2位スペインとの勝ち点差は「2」となっています。
そして、残り2試合の対戦相手がジョージア(グルジア)とスペインということで、順当にいけば最終節のスペイン戦がW杯ストレートインをかけた大一番になるでしょうね。
スウェーデンとしてはまずジョージアには確実に勝利を収め、スペインには引き分けでOKという有利な状況で臨みたいところです。
またイブラについては、コンディション面や対戦相手との力関係を考慮するとジョージア戦ではベンチスタート、それからスペイン戦で先発するというのが妥当なところでしょうし、そのため2試合連続のスタメンにはならない…。と思っていたのですが、複数のスウェーデン紙によればジョージア戦でのスタメンが濃厚とのこと(イサクと2トップを組むらしいです)。
まぁ仮にそうなったとして、イブラ本人が望んでいることでしょうからスウェーデン代表にとやかく言うつもりはないですが、とにかく怪我だけはさせないよう細心の注意を払って欲しいですね。
明日のジョージア戦はミラニスタにとっても注目の一戦です。
それでは今回はこのへんで。
もちろん、これはおめでたいニュースであることに違いありません。
しかし、ミラニスタとしてどうしても気がかりなのは「負傷のリスク」です。
昨季のイブラは定期的な負傷離脱に悩まされていたわけですが、それは今季ここまでも同様。開幕から欠場を重ね、数週間前にようやく本格的に復帰したばかりです。
そうした状況下での代表召集という事で、ファンとしてはやはり期待よりも不安が勝ってしまうのが正直なところではないでしょうか。
○モチベーション
一方、代表復帰という出来事がイブラにモチベーションを与え、サッカー選手としての寿命を延ばしている側面も大いにあるように思われます。
「(イブラの代表復帰について)心理面においても素晴らしいこと。代表への復帰は彼に熱意をもたらしてくれる」 ――アンブロジーニ
40歳という年齢になっても第一線で戦い続けるというのは並大抵の努力ではなし得ないことでしょうし、コンディション維持のために必要なトレーニングや摂生の意識は若い頃以上にハードなものでしょう。そのため、そうした苦労に見合うだけの価値・目標をイブラは求め続けているはずです。
それはミランでのスクデット獲得であり、CL制覇であり、そしてスウェーデン代表でのタイトルであり……。そうした飽くなき勝利への欲求こそがイブラの原動力であり、今なおミランの中心人物たらしめる理由なのだと思います。
そう考えると、W杯への切符が懸かった極めて大事な代表戦2試合を前に、実戦復帰を果たしたイブラが代表召集に応じるのは自然なことであって、それを拒否する選択肢はないんじゃないかと。
これは確かにリスクこそ大きいですが、全てを勝ち取りたいイブラらしい挑戦ともいえますし、個人的には支持したいですね。なんといってもイブラが大好きですし。
○W杯予選の展望
さて。そんなわけでイブラが帰還したスウェーデン代表ですが、最後にそんな彼らのW杯予選の状況を軽く見ておきたいと思います。

現在スウェーデンは勝ち点「15」でグループBの首位に位置。2位スペインとの勝ち点差は「2」となっています。
そして、残り2試合の対戦相手がジョージア(グルジア)とスペインということで、順当にいけば最終節のスペイン戦がW杯ストレートインをかけた大一番になるでしょうね。
スウェーデンとしてはまずジョージアには確実に勝利を収め、スペインには引き分けでOKという有利な状況で臨みたいところです。
またイブラについては、コンディション面や対戦相手との力関係を考慮するとジョージア戦ではベンチスタート、それからスペイン戦で先発するというのが妥当なところでしょうし、そのため2試合連続のスタメンにはならない…。と思っていたのですが、複数のスウェーデン紙によればジョージア戦でのスタメンが濃厚とのこと(イサクと2トップを組むらしいです)。
まぁ仮にそうなったとして、イブラ本人が望んでいることでしょうからスウェーデン代表にとやかく言うつもりはないですが、とにかく怪我だけはさせないよう細心の注意を払って欲しいですね。
明日のジョージア戦はミラニスタにとっても注目の一戦です。
それでは今回はこのへんで。