ケアー、ミランの新カピターノに就任か

6 Comments
カカニスタ22
はじめに

『Nico Schira』氏によれば、ケアーがミランの新キャプテンを務めることになり、それに合わせて2023年までの契約延長に向けた話し合いが間もなく行われるとのことです。



もちろん正式発表ではなく、現時点でこれに続く報道が見られないため確実ではありませんが、個人的には非常に心躍るニュースであります。
ミランの外国籍カピターノ

ミランは伝統的にイタリア人がチームキャプテンを務めることがほとんどで、『ウィキペディア』によれば、歴史上ミランのチームキャプテンを務めた外国籍選手はわずか6人となっています。

1899–1900  David Allison イングランド
1900–1908  Herbert Kilpin イングランド
1910–1911  Max Tobias ベルギー
1913–1915  Louis Van Hege ベルギー
1954–1956  Gunnar Nordahl スウェーデン
1956–1961  Nils Liedholm スウェーデン



もし先の報道通りにケアーが新カピターノに就任した場合、1961年まで主将を務めたニルス・リードホルム以来60年ぶりとなる外国籍カピターノが誕生することになりますね。

確かにマルディーニがミランの主将を務めていた頃からのミラニスタである僕からしても、「ミランのカピターノ=イタリア人」という観念はありましたし、バレージ時代もしくはそれ以前からのミラニスティであれば尚更かと存じます。
ただ、一方で僕個人としてはケアーが新カピターノとなることに何ら不満はありません。


カピターノの条件

思うに、主将として何より求められるのは「人格」と「能力」である、と。
イタリア人であろうと、わずか1年でキャプテンマークを投げ捨てて古巣に逃げ帰るような選手もいるわけで、「カピターノとしての責務を全うできるかどうか」という点は「国籍がどこか」よりも遥かに重要です。

その意味で、ケアーは正に適任ではないかと思います。
例えば、先日のEURO大会にてデンマーク代表を襲った悲劇。その際にケアーがキャプテンとして見せた振る舞いには世界中から称賛の声が寄せられました。



非常事態において、こうした主体的かつ的確な行動をとれる人は希少です。
またミランにおいても、ピオリ監督がインタビューの際によく口にする「イブラとケアーの加入がチームを変えた」という言葉は、ケアーのチームにおける存在感の大きさを表しているように感じます。


続いて「能力」に関しても、ミランのDFリーダーに君臨する彼に技術的な能力という点で疑いの余地はありません。

そして何より、主将として求められる精神的能力である「キャプテンシー」という点についても特筆すべきものがあります。
先に挙げた非常時における行動もそうですが、通常においても彼がピッチ上で味方に声をかけたり指示を出したりする姿というのはよく見られます。また、以下のシーンに見られるように、時には味方を叱咤激励するという所も個人的に彼のキャプテンシーを強く感じる部分です。


(※相手のクロスをケシエが上手く処理できず、CKを与えてしまったシーン。その際ケアーはケシエのクリア時の体勢を指摘しつつ、ケシエの体を叩いて鼓舞した)


おわりに

以上のことから、ケアーはミランのカピターノとして相応しい選手だと思いますし、個人的にはアンブロジーニ以来となる納得いく人選です。
まぁこれに関しては現カピターノのロマニョーリの去就が少なからず関係することでありますし、実際にケアーが常にキャプテンマークを付けるかどうかは現時点で定かではありません、

しかしいずれにせよ、このようなカピターノとして相応しい選手がミランに在籍してくれていることは大変に喜ばしいことですし、新シーズンも実質的なリーダーの1人としてチームを引っ張っていってくれることでしょう。とても楽しみです。


それでは今回はこの辺で。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

Comments 6

There are no comments yet.
カリス  

個人的にはカピターノの条件として上記に加えて分かりやすい「所属年数」も考慮して欲しいと思います。

「所属年数」≒「貢献度」だと思いますし、挙げられてるような1年目でキャプテンを奪い取って1年で古巣へ逃げ帰り、アッレグリに「お前1回出てったから所属年数リセットな」って言われるような選手もいますので、ある程度数字は必要かなと思います。

ただ、ケアーは1.5シーズン所属していますし「人格」「能力」ともに不足ないとおもいますので、契約延長が条件ということであればカピターノ就任は素晴らしいことだと思います。

個人的にはいつかはカラブリアが成長してカピターノに就任してくれることを願っています。

  • 2021/07/31 (Sat) 15:32
  • REPLY
Hiromiffy  

私も古い人間ですが、ケアーで文句無しですね。

  • 2021/07/31 (Sat) 19:38
  • REPLY
Aki  

ケアーのキャプテン就任は熱いネタですね。
加入1年半でキャプテンでない身の彼の振る舞いが、これまでずっとキャプテンシーを発揮しまくりでした。
大事なところで手を叩き声を上げてチームを鼓舞する姿を何度みたことか。挙げていただいたケシエを鼓舞するシーンも胸アツでしたね。
そしてEUROで代表キャプテンとしての彼の姿は、今季の彼のキャプテン就任を大きく保証するものだったと思います。

ただ、現時点でケアーを任命するのは悩ましいです。
フラットにキャプテンを選ぶなら文句なしですが、いま任命するにはロマニョーリから剥奪する、それが彼の去就やモチベーションにどう影響するのか心配です。なんやかんやゆっても好きな選手で、今後も残ってもう1段階成長して欲しいので。

でも超イケおじケアーのキャプテンも見たい…

  • 2021/08/03 (Tue) 10:42
  • REPLY
カカニスタ22
カカニスタ22  
To カリスさん

コメントありがとうございます。

>>「所属年数」も考慮して欲しいと思います。

盲点でした。仰る通り「所属年数」も条件に入れるべきでしたね。
チーム加入後即カピターノというのはあまりに未知数な部分が多いですし、チームでの実績を積み重ねた選手がなるべきですね。

僕の理想もケアー→カラブリアです。カラブリアが更なる成長を遂げれば彼のカピターノ就任は現実的なものになりますし、是非ともこの調子で頑張ってほしいです。

  • 2021/08/07 (Sat) 16:42
  • REPLY
カカニスタ22
カカニスタ22  
To Hiromiffyさん

コメントありがとうございます。

確かHiromiffyさんはバレージ在籍の頃から応援していらっしゃるんでしたよね。
古参ミラニスタをも納得させてくれるケアーはやはり流石です。

  • 2021/08/07 (Sat) 16:45
  • REPLY
カカニスタ22
カカニスタ22  
To Akiさん

コメントありがとうございます。

今回のケアーの件とロマニョーリの去就はおそらく密接に繋がっていて、仰るようにロマニョーリの退団が決まらずに剥奪する形でケアーがチームキャプテンに就任するというのはチームやロマニョーリに与える影響からしてナシだと僕も思います。
そのため、当記事を上げた時点ではロマニョーリの移籍交渉が水面下で進行中なのかなぁとも思っていたのですが、それから1週間過ぎても特に続報がないので早まった話だったのかもしれませんね。

現時点だとロマニョーリのキャプテンは変わらず、彼の不在時にケアーがキャプテンマークを巻くというのが妥当な形ですかね。

  • 2021/08/07 (Sat) 16:58
  • REPLY