【あけまして】シーズン後半戦に向けた期待と懸念【おめでとうございます】
今後もボチボチと記事更新を続けていきたいと思いますので、どうか2021年もよろしくお願いします。
さて。ミランは最高の形で2020年を締めくくり、2021年のシーズン後半戦には首位チームとして臨みます。
これは例年とはまるで違う状況であり、一ファンとして喜びと期待に満ち溢れております(笑)
しかし一方で、シーズン後半戦に向け心配なことがいくつかあります。
今回はそれについて、2点ほど書いていこうかなと。
一つは契約延長問題です。
2021年6月を以て契約満了を迎えるドンナルンマ、チャルハノール2名との契約延長が急務であったはずのミランですが、年を明けてもなお、この2名との契約延長に成功した(ないし決定的)との報道は当記事投稿時点でなされておりません。
契約期間が残り半年となり事前交渉が可能となったことで、他クラブの両名を狙う動きが活発化することが予想されるわけですが、果たしてミランは無事に契約交渉を終えるのでしょうか。
おそらくは、両名の代理人と紳士協定を結ぶなどして、契約交渉が完全に決裂するまでは掻っ攫われないよう対策はしているはずですが…ここまで延長交渉が延びてしまった以上、何が起きても不思議ではありません。
振り返れば当初の報道では、チャルハノールについては契約延長が難しいとされましたが(現在の倍以上の年俸を要求していたため)、一方でドンナルンマとの契約延長についてはバイアウト条項を付けるかどうかが争点となっていたものの、本人の強い意思もあり合意は楽観視されていました。
一方で現在は、前者については条件面の双方の歩み寄りにより合意の可能性が高まってきたとされますが、後者については未だに足踏みが続いているようです。
Ivan Gazidis kepada GdS mengatakan bahwa pembaruan kontrak Gigio Donnarumma dan Hakan Calhanoglu berjalan positif pic.twitter.com/KCB22tmGBo
— Berita & Info Milan (@Info4_Milanisti) December 27, 2020
(2人の契約更新に関し、ガジディスCEOは前向きなコメントを残しています)
2人とも、今のミランにとって欠かせない戦力であることは間違いなく、特にドンナルンマは新生「ヤング・ミラン」のアイコンとも呼べる存在なだけに、契約延長が強く強く強く望まれます。
万が一にも契約延長に失敗すれば、チームに与えるダメージは計り知れず、スポーツ面の結果にもほぼ間違いなく悪影響を及ぼすでしょう。
とにかく、この件については一日でも早い吉報を望みます。残されている時間はかなり少ないですしね。
○怪我人ついて
そもう一つの気になる点としては、怪我人についてです。
イブラを筆頭に負傷者が続出しているミランですが、先日、サレマも負傷してしまったとのことです。
今のミランの右サイドハーフはサレマとカスティジェホが主に起用されているわけですが、そのカスティジェホもラツィオ戦で負傷交代しており、次節ベネヴェント戦に間に合うかどうかは微妙なところ。
そんなわけで、もし2人が共に欠場となれば誰が代わりを務めることになるのでしょうか。
一部報道によれば、有力な代役候補としてブラヒム・ディアスの名が挙がっています。
📰 Tuttosport: Brahim Diaz is the favourite to take the place of Saelemaekers against Benevento. He will play with Calhanoglu, Ante Rebic, and Rafael Leao. pic.twitter.com/03AjuznIsl
— Milan Reports (@MilanReports) December 31, 2020
ブラヒムは右ハーフスペースのライン間でボールを受けるのが上手いですし、始めから中央(トップ下)よりもサイドから中央寄りに移る方が(場合によっては)プレーしやすいでしょうから、これは中々に面白い選択肢だと思います。
一方で、懸念材料としては主に2つが考えられます。1つは守備についてです。
半シーズンを見た上での所見ですが、ブラヒムは頭が良く、戦術理解度が高い選手であるように見受けられます。そのためミランに来てからすぐに戦力として計算されるようになりましたし、中でも守備に関しては顕著な成長が見られました。最近だと、サッスオーロ戦ではトップ下起用で非常に良い守備パフォーマンスを披露してくれましたね。
しかし、ミランの右サイドハーフはとにかく攻守において運動量(とスピード)が求められるポジションですし、守備時は何度もスプリントしてハイプレスと素早いプレスバックの2つを繰り返し行う必要があります。
これまでのトップ下起用時とは勝手が違うため、この役割をスタートから十分にこなせるかどうかは未知数です。
また、同SBであるカラブリアとの関係性についても気なるところ。
レギュラーのサレマはカラブリアとの関係性が良く、カラブリアの動きに連動してサイドに張ったり中央に絞ったりをバランス良く行っています。
今シーズンのカラブリアが好調をキープレし、素晴らしいパフォーマンスを披露しているのも、同サイドのサレマの存在によるところも大きいと個人的には考えています。
というわけで、タイプの異なるブラヒムが、カラブリアとどのような連携を見せることができるのかは注目ですし、右サイド全体のパフォーマンスを左右するポイントになり得るんじゃないかと。
ここ最近のブラヒムは、フィジカルで潰されてのボールロストだったりパスミスだったりが散見されますし、判断面にも改善の余地があるように思われますが、ここで選手として一段成長してくれればチームにとっても願ったり叶ったりです。
右サイドで先発するとしたら、是非とも頑張ってほしいと思います。
さて。今回は以上2点について書かせてもらいましたが、冬のメルカートにおけるミランの動向など、新年早々気になることは盛りだくさんであります
ここ最近はマッチレビュー記事ばかりで単調でしたし、この年始からは色々と書いていこうと考えています。
というわけで、今後ともよろしくお願いします!
それでは今回はこの辺で。
○告知
僕の尊敬するブロガーさんとの共同企画で、次々節に行われるユベントス戦についてのちょっとしたアンケート(勝利予想)を1月3日に行う予定です。
すぐ終わりますので、気軽に参加いただけると非常に嬉しいです!