カルル、冬のメルカートでレンタル移籍へ?
しかしながら、ここまで公式戦での出場数は「0」と、全く以て望ましい状況ではありません。
そこで、カルルには早くも今冬のメルカートでの移籍が噂されています。
#Calciomercato - Paolo #Maldini y Frederic #Massara están trabajando para ceder a Pierre #Kalulu en el próximo mercado de transferencias. El objetivo de la dirección #Rossoneri es que el defensor tenga minutos y demuestre su valor en un equipo de menor nivel. pic.twitter.com/DN10ZLHzwd
— Universo AC Milan. (@UniversoACMilan) November 12, 2020
『Calciomercato』によれば、ミランフロントは1月にカルルを(出来れば)セリエAのクラブにレンタルし、経験を積ませることを考慮しているとのことです。
先述の通りカルルはミランでの公式戦出場機会が未だ無いわけですが、今プレシーズンマッチでは出場しており、その内の一つであるモンツァ戦では素晴らしいゴールも決めています。
(※モンツァ戦におけるカルルのプレー集)
僕は当該試合をフルで観ていないので詳しいことは何も言えないのですが、少なくともフィジカルとスピードに関していえば既に十分なものを持っているように感じられますし、素質という点ではやはり申し分ない選手であるように見受けられます。
それでも、この過密日程の中で途中出場の機会すら与えられないというのは、技術的レベル(パスの判断、守備時の判断、ポジショニング等)がまだトップチームレベルではないということなのでしょうかね。
もちろん、彼の本職である右SBではカラブリアが不動の地位を築き始めており、控えには同じ新加入選手かつ若手でありながら経験値で上回るダロト、そして怪我から復帰したコンティと選手層が比較的厚いため、カルルに出番が回らないという側面もあるとは思いますが…。
○理想?の起用法
ところで、前所属クラブであるリヨン(のユース)にいたころ、カルルは右SB以外のポジションもこなしていたようです。

コチラのデータ(『transfermarkt』より)を参照しますと…。昨年の19-20シーズンでは、出場した26試合の内18試合には本職の右SBとして出場していますが、内6試合ではCBとして出場を果たしています。

更に遡ると…。一昨年の18-19シーズンには、出場した21試合の内12試合にCBとして出場しているという事で、半分以上をCBとしてプレーしています。
以上のことから僕が気になるのは、ミラン(というよりピオリ監督)にカルルをCBで起用する(成長させる)構想はないのかという点です。
というのも、フィジカル面に強く秀でた選手というのは現ミランのCB陣にはいないわけで、もしカルルが広範囲をカバーできそれでいて縦に強い選手としてCBを務めることができれば最高じゃないかと。
無論、そう簡単にトップチームでCBとして起用できるようになるとは思いませんが、ミランの現右SBとCBの陣容を比較して考えたとき、もしカルルにCBの適性があるならそっちの方が有り難い存在になれる気がするんですよね。
なにぶんカルルについて詳しく知らないため、妄想ばかりが膨らんでしまいますし、何とか今後のELグループステージ辺りで出場機会を得られないものかと思います。
冬のメルカートでの放出前に、是非ともチャンスを与えて欲しいですね。
それでは今回はこの辺で。