ミラン、リヨンの有望DFカルルを獲得へ!
🤔KALULU TO MILAN?🤔
— HomeOfMilan (@homeofmilan) June 13, 2020
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According to Di Marzio, Lyon young defender Pierre Kalulu will sign his first professional contract for Milan in the coming days. Bayern were also interested in the player but Maldini’s talks with the player were effective.
-Y pic.twitter.com/o2gmsODyp7
この交渉はスカウト陣の承認を得たマルディーニとマッサーラによってまとめられ、5年契約を結ぶとのこと。
昨夏にもマルディーニがテオを口説き、ミランに連れてきたように、ディフェンダーにとってマルディーニというのは本当に大きい存在なんだなと。
往年のミラニスタにとっては言うまでもないことですが、最近はマルディーニを軽視するあれやこれやに辟易していただけに、改めて嬉しく感じますね。
さて。そんなカルルですが、どういった選手なのでしょうか。
まず、本職は右SBとのことで、現在のミランのウィークポイントを補い得る選手といえます。
ただ、ミラン移籍前には既にリーガで70試合近くを経験していたテオとは異なり、未だトップチームデビュー前の選手ですから、過度な期待は禁物でしょうね。
また、CBでもプレー可能な選手であるらしく、『transfermarkt』によれば、今季出場した16試合のうちCBとしては8試合、右SBとして7試合プレーしたとのこと(左SBとしても1試合プレー)。
チーム事情による部分も大きいかもしれませんが、いずれにせよ複数ポジションをこなせるというのは大きいですね。
続いてカルルのプレースタイルについてです。
(カルルのプレー映像。動画時間:11分15秒)
まず目を引くのが、その巨躯を活かしたダイナミックなプレーです。
前方へのゴリブルもそうですし、スピードとフィジカルによる1対1の強さにも期待できそうです。
また、インターセプトから一気にドリブルないしパス&ゴーで前へと持ち運ぶ推進力は圧巻の一言。カウンター時には非常に脅威になるでしょうね。
もう一つ、ロングパスが上手そうな点にも注目です。
対角線に速く正確なロングパスを出すことのできるCBというのは基本的にどのチームにおいても重要ですし、カルルも現代的なDFらしく、パス出しを苦にしないタイプのように見えるので期待できますね。
こうした好プレー集だけではっきりとした事は言えませんが、評判通りの有望な選手といえそうです。
最後に。PSGのクアッシを獲得しようとしていたことからも、スカウト陣は今のミランのDFスカッドにフィジカルとスピードに優れた選手を加えたいようですし、実際にその手のタイプの選手は不可欠だと思うので、今回のカルル獲得というのも非常に良さそうな選択だと思います。
一方この獲得により、立場が危うくなりそうなのがコンティとカラブリア、そしてドゥアルテですが、彼らにも残りのシーズンで好プレーを披露して欲しい所ですね。
カルルが来季からすぐ即戦力として通用するかは未知数ですし、いずれにせよ最低2人は確実に計算できる選手を揃えたいですから、誰かには残留し活躍してもらわないと困ります。
やや復調の兆しの見えるコンティにはこの調子で頑張ってもらい、不調のカラブリアと怪我空けのドゥアルテにも挽回を期待したいです。
それでは今回はこの辺で。