イタリアサッカー再開まで1週間!
いよいよイタリアサッカーの再開まで1週間となった今日、ミランのスタッフ・選手たちは来るコッパ・イタリア準決勝2ndレグに向けて調整を進めています(※コッパ・イタリア準決勝は当初の予定より1日前倒しになった結果、ユヴェントス対ミランは12日開催となりました)。
🔴 OFFICIEL ! La programmation de la reprise du football en Italie :
— Actu Foot (@ActuFoot_) June 4, 2020
12 juin : Juventus - AC Milan (demi-finale retour)
13 juin : Naples - Inter Milan (demi-finale retour)
17 juin : Finale
20 juin : Retour de la Serie A pic.twitter.com/1laB1pcMfo
イブラ、テオ、カスティジェホという主力3選手が出場停止ということで、ピオリ監督がどのようなスタメンと戦術でこの一戦に臨むかが注目されるわけですが、各報道によれば様々な可能性が取り沙汰されております。
左SBには本職のラクサールが控えていたのですが、彼を差し置いて本職じゃないカラブリアを起用するということで、ラクサールを今冬にわざわざレンタルバックしたのは何だったのかと思ってしまうわけですが…。まぁラクサールの方が良いとも言い切れないため致し方ないですかね。
右SBについては、本命のコンティのコンディションがあまり良くないとのことで、サプライズとしてサレマーカーズを起用する可能性が報じられています。
ユーヴェ相手にいきなりの先発起用(それも守備力が求められるSB)というのは中々に荷が重いように感じられますが、果たしてどうなるでしょうか。
中盤より上の構成については諸説あり、これまで通りの4-2-3-1か、もしくは4-3-3や4-3-1-2などの様々な変更案が報じられています。
そして、仮に中盤が逆三角形型となる場合、左インサイドハーフでチャンスを得るだろうと言われているのがボナベントゥーラです。
今季はイマイチパフォーマンスが上がらずに出場機会を減らしており、今季限りでの退団が決定的となっているわけですが、この大一番で彼に頼りたくなる気持ちは分かります。
思えば、2016年にミランがPK戦の末にユヴェントスをスーペルコッパで破った時も、ゴールを決めてくれたのはボナベントゥーラでした。
当時のようなゴールをまた見せて欲しいですね。
そしてもう一人、千載一遇のチャンスを得られる可能性があるのがパケタです。
『Calciomercato.com』によれば、金曜日の練習においてピオリは4-3-2-1を採用し、右シャドーでパケタを起用したとのこと(左シャドーがチャルハノール、1トップがレビッチ)。
これは前々回の記事にて言及した「パケタの個人技術」を比較的活かしやすいポジションであり、具体的な戦術にもよりますが彼の決定的な活躍が期待できるかもしれませんね。
一方で、当初はスタメンが有力視されながら、徐々にその確率が下がっているように見受けられるのがレオンです。一部報道では練習でのパフォーマンスがよろしくないというのもあり、仮に1トップのシステムが採用される場合はレビッチが1トップで起用される可能性が高いとのこと
出場停止者が多い以上、スーパーサブとして途中から流れを変える存在になってくれれば良いのですが…やる気の問題か、途中出場だとイマイチな試合も多いので不安です。
さて。そんなわけで、以上をまとめると
○4-3-2-1

○4-3-1-2

報道をまとめるに、現状はこのどちらかが濃厚なのでしょうかね。
確かに、サイドアタッカーを置くシステムはカスティジェホがおらず、レオンが不調(らしい)でレビッチが1トップ起用されそうな現状を踏まえると望ましくないと思います。
どちらも受け身に回った時はかなり苦しいスタメンですけど、低すぎない位置で何とかボールを奪い、速攻に繋げていく。特に4-3-2-1の方には可能性を感じます。
1トップのレビッチの働き(特にポストプレーと劣勢時のボールキープ)と、パケタのファイナルサードでのプレー(チャンスメイク)、そしてカラブリアが試合を壊さずに安定感のあるプレーを見せられるかどうかが主なポイントでしょうか。
正直かなり厳しいと思いますが、何とか頑張ってほしいですね。