ミラン、シーズン再開後の初戦はコッパ・イタリア準決勝
6月20日よりイタリアのリーグ戦が再開されるようです。
🇮🇹 Updated @SerieA schedule:
— Adriano Del Monte (@adriandelmonte) 2020年5月29日
• June 13: Juve-Milan SF
• June 14: Napoli-Inter SF
• June 17: Coppa Italia Final
• June 20: MD25 catch up round
• June 23: First full round of fixtures
• August 2: 2019/20 season ends
127 matches. 51 days. Big summer 🔥 pic.twitter.com/A73NhCCYPn
それに先立ち、延期されていたコッパ・イタリア準決勝セカンドレグが13日と14日に開催予定。
しかもコッパ・イタリア決勝がその数日後に行われるとのことで、どうやらリーグ再開前にカップ戦を終わらせるつもりのようです。いきなりの過密日程ですが、大丈夫なのでしょうかね。
既に来季のCL権獲得が絶望的となったミランにとって、コッパ・イタリア優勝は今シーズン最大の目標といって差し支えないものになっています。
しかし、決勝の舞台に向けて立ちはだかるはユヴェントスで、ミランはホーム開催となった準決勝ファーストレグを1-1で終えています。つまりアウェーゴール差により不利な状況で、セカンドレグはユヴェントスの本拠地へと乗り込まなければなりません。
また、大問題となるのはイブラヒモビッチ、テオ・エルナンデス、カスティジェホという主力中の主力3選手が累積警告により欠場が決まっているという点です。
しかもイブラは先日負傷し、1カ月以上の離脱となったため、仮にユヴェントスを破ったとしても数日後の決勝戦には間に合いません。
ちなみに、ケアー、クルニッチ、レビッチ、ケシエ、カラブリアの5人が累積リーチというリスクを抱えています(『milannews.it』より)。
このように、ミランにとってかなり不利な状況であるといえますが、果たして勝算はどれほどあるのでしょうか。
この点については、コロナウイルスによるリーグ中断と練習禁止によって、全選手のコンディションが一端リセットされた状態にあるといえますから、ここから如何に選手のコンディションを上げられるかにかかっているのかなと思います。
どちらも万全のチーム状態で試合に臨むことは極めて難しいですから、選手個々の技術や判断力が勝敗に影響する側面はいつもより更に大きいでしょうからね。
まぁ、そう考えるとミランにとって個の突破力があるテオ、空中戦において圧倒的な強さを見せるイブラ、豊富な運動量で攻守に貢献できるカスティジェホの3者がいないのはますます痛恨であるように感じるわけですが…。
特に、今まで出ずっぱりであったテオとカスティジェホの代役がどうなるかというのは非常に気になります。
ポジション的に単純に考えるとラクサールとサレマーカーズが代役なのでしょうが、今まで出番がほとんどなかった彼らをこの大一番で先発起用させるのは心許ない所がありますしね。
さて。2010-11年シーズンのスクデットを最後に主要タイトル獲得から遠ざかっているミランですが、近年はコッパ・イタリアにおいては継続的に上位進出を果たしています。
今季も色々と散々なシーズンでしたが、今度こそコッパ・イタリア決勝進出を果たし、そして最後にはロマニョーリがカップを掲げてくれたらなぁと思います。
それでは今回はこの辺で。