クルニッチにトリノが興味を示す?

ラデ・クルニッチ
ここ2~3日ほど体調を崩していました。更新とコメント返信を滞らせてしまい申し訳ございません。

早速本題へ。今シーズンに加入したクルニッチですが、早くも移籍の噂が浮上しています。



『Tuttosport』によれば、トリノがクルニッチの獲得に興味を示しているとのことです。
今季のクルニッチを振り返ってみますと、序盤のジャンパオロ監督時代はほとんど機会を得られず、最初の7試合でわずか45分間の途中出場に止まっていました。

転機となった(なりかけた)のは10月のジャンパオロ解任と、ピオリの就任です。

第11節ラツィオ戦からケシエに代わり先発出場すると、そこから3試合連続で先発を果たすなど、徐々に出場機会を増やしていきました。
しかしながら、2月のエラス・ヴェローナ戦を前に疲労骨折し、全治3ヶ月の重傷。当然ながらその後はコロナ禍によるリーグ中断まで出番はありませんでした。
まとめると、今季ここまでの出場はカップ戦を含めて11試合(内スタメン6試合)となっています。

こうして振り返ってみますと、クルニッチの今シーズンは成功とは言い難いものがありますね。


さて。続いてそんなクルニッチの去就に関してですが、個人的にはポベガの去就が大きく絡んでくると考えています(※ポベガについて初見の方は、こちらの記事「ミラン期待の新星、トンマーゾ・ポベガについて ~プレースタイルと経歴~」を参照してください)

というのも、「前線へと積極的に顔を出してゴールに絡んでいくプレースタイル」という部分において、クルニッチとポベガには共通点が存在します(クルニッチはポジショニングと球離れが良く、器用さも持ち合わせていますが)。
ですのでもし、ポベガを報道通り来季から戦力としてチームに呼び戻すのだとすれば、おそらくタイプの近いクルニッチの放出の可能性は高まるのかなと。



ちなみに、トリノはクルニッチと同様にポベガの動向にも注視しているそうなので、おそらく(報道が事実とすれば)ミランの構想から外れたどちらか一方の獲得に動くんじゃないかというのが僕の勝手な想像です。

また、この件に関してはジャンパオロも絡んでくる可能性があります。
というのも、トリノは来季の新監督候補としてジャンパオロをリストアップしているのとのことですからね。

今季のジャンパオロがクルニッチをどのように扱ったかは先述の通りですし、仮に報道の通りジャンパオロが就任するなら、クルニッチのトリノ移籍の可能性は低くなるかなと(今シーズンオフ中は怪我により、まともに練習できていなかったというのはありますけどね)。他クラブへの移籍の可能性は依然として残ると思われますが。



最後に。現在クルニッチは負傷も癒え、来るべき残りの今シーズンに向けて他の選手と練習を再開しています。
ここからの約12試合は去就にも大きく影響してくるものですし、是非とも本領を発揮してもらいたいですね。

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