イブラヒモビッチ、ミラン残留の可能性を下げる3つのファクター

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カカニスタ22
『Sky』のディ・ステファノ氏によると、以下の3つのファクターにより、イブラヒモビッチの残留の可能性は低いとのことです。

・自身をミランに連れ戻したボバン、マルディーニのうち前者は既に解任され、後者もシーズン後に退任する可能性が極めて高いこと

・イブラと良好な関係を築くピオリ監督の今シーズン限りでの退任が濃厚であること

・クラブがより本格的な若手路線に移行し、その一環としてラングニックを招聘しようとしていること



僕も全く以て同感なため、今回はこれらについて個人的見解を挟みつつ、もう少し具体的に見ていこうかなと。
ボバン・マルディーニの退団

今冬、イブラヒモビッチの獲得に否定的なエリオット、ガジディスを説得し、イブラのミラン復帰の立役者となったボバンとマルディーニ。
この復帰は3者が長い期間の話し合いを重ねた末に実現したものであり、このことはイブラ本人も認めています。

しかし、前者のボバンはガジディスのスポーツ部門への介入とエリオットの計画の不明確さに怒りを露わにし、そのことを公に批判したことで解任。マルディーニも次期監督候補のラングニックに対する否定的な見解を2度も公言し、退団が決定的という状況です。

そもそも、イブラがミラン復帰に際して合意したとされる「将来のビジョン」はボバン・マルディーニとの間で交わされたものであるとのことですし、それはつまりエリオット・ガジディスの方針とは異なります。
よって、こうなった以上今度はイブラと彼らで話し合い、合意を得る必要があります。

しかしながら、即戦力補強によるチームの即時強化、及びそのチームでの中心的役割を求めるとされるイブラと、本格的な若手路線に舵を切り、長期的な計画を前提とするエリオット側との間で将来のビジョンについて合意に達するかは極めて怪しいところです。



ピオリの解任

報道によれば、イブラヒモビッチは監督であるピオリと良好な関係を築いているとのこと。
しかし、そのピオリも今シーズン限りでの解任が濃厚とされています。

現在はピオリが加入直後のイブラをすぐに組織の中心に据え、イブラを軸にしたサッカーを展開していますから、ピッチ内外において中心的役割を望むイブラにとって望ましい環境にあるといえます。ですが、監督が代われば当然チームのスタイルも変わる可能性が高くなります。

そして、後述する新監督候補のサッカースタイルを考えると、今季のような中心選手としての地位を維持するのは難しいわけですから、監督交代もイブラ退団の要因になり得るといえるでしょうね。



ラングニックの就任

ピオリの解任が報道通りに行われた場合、その後任として有力視されているのがラングニックです。

ラングニックのサッカーにおけるFWは、第一にファーストディフェンダーとしての役割が強く求められ、プレス、フォアチェック、パスコース切り等による継続的な守備貢献が不可欠です。
また、攻撃時には素早いトランジションにより一気に前線へと駆け上がるスピードとスプリント力が求められます。

しかし、こうした役割・プレーはいずれもイブラの得意としないものでありますし、何よりラングニック自身が「スピードと持久力のある若手」を好んでいることからして、両者の相性が良いとは思えません。


まぁ個人的には、ゴール前で相手に守備を固められて打開策のない試合展開などにおいて、イブラをスーパーサブとして起用するという形は大いにアリだと思います。
空中戦の強さは今なおトップクラスですからパワープレーの際に有効ですし、引いた相手守備陣を独力で突破するプレーも健在ですからね(誤審によりノーゴールとなったものの、2月のフィオレンティーナ戦におけるゴールは正にその一例です)。

それに、ラングニックのサッカーをセリエAでやれば上記のような試合展開が多くなるでしょうから、出番というのも決して少なくはならないでしょう。

しかしながら、先述の通り、こうした起用法はイブラが望む中心的な役割とは程遠いものでありますし、本人がこうした役割を受け入れるとは到底思えません。




以上、イブラにミラン退団を決意させ得る3つのファクターを見てきました。

この件について個人的願望を言わせてもらうと、僕は昔も今もイブラ残留希望ですし、もっと言えばボバンにもマルディーニにも心の底から残って欲しかった。
後者の2人が来季も補強(実行)担当で、かつイブラが残留するなら監督もピオリ続投で良いと思っていましたし(より相応しい監督がいるなら交代しても良いとも思ってましたが)、これにより来季は本気でCL権は獲れると思っていました。
結局、4人の内誰一人として残りそうにない状況になってきましたけどね。

気分は「もうどうにでもな~れ」って感じです、はい。


そして、上記の4人を犠牲にした上で招聘されそうなラングニックに対しては、正直「期待:3割 不安:7割」っていうのが個人的な印象ですが、これだけの犠牲を払って就任するからには応援もするし、何よりフロントが全面的にバックアップする覚悟を持たないとダメですよね。

しかしこの期に及んで、エリオット(というかガジディス)がラングニックの要求を前に二の足を踏んでいるそうですけどね。コロナウイルスの影響は間違いなくあるでしょうけど、この段取りの悪さには辟易します。
これで万が一にもラングニックも来ませんなんてなったら、一体どうするつもりなんでしょうかね。


すみません。どうにも書いている内にまた腹が立ってきてしまい、怒りを少しだけ吐き出させてもらいました。
マルディーニの退団(決定的)が想定以上にショック過ぎて…今回はどうかご容赦ください。




最後に。イブラに話を戻します。



先日イブラは母国スウェーデンからイタリアに帰国し、そこから2週間の隔離生活が始まりました。
その後、ガジディスと直接対面し、クラブの将来の展望や監督について話し合う予定だそうです。

先述の通り、残留の可能性は低いとは思いますけどね。イブラの残留を望んでいるらしいガジディスさん(本当に?)は、果たして彼を説得することができるのでしょうか。


それでは今回はこの辺で。

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