パケタ「ミランで全力を尽くす」 一問一答
彼自身も移籍を望んでいるという報道もちらほらと出ています。
しかし先日、ファンからの質問に答えるQ&A企画において、パケタは以下のように回答してくれました。
――サンシーロで初めてプレーした時の心境は?
「信じられなかった。歴史あるスタジアムで、ミランのユニホームを着てプレーするのは唯一無二の時間だったよ」
――ゴールセレブレーションについて
「ダンスステップでゴールを祝うのが好きなんだ。僕の考案だよ」
――子供の頃、好きだったサッカー選手は?
「カカ」
――史上最高のサッカー選手は?
「ペレだと思う」
――あなたにとってミランは?
「新たなホームだ。この場所に幸せで居続けたい。だからこそ、この伝統のクラブで成功するために全力を尽くすよ」
――イタリアの好きなところと、ブラジルの何が恋しい?
「好きなところは、まずミランの一員でいられること。それとイタリア料理も美味しいし、イタリア語も美しいね。恋しいのは家族と友人かな」
――息子が生まれた時、どう感じた?
「最高だった。唯一の感覚だね」
――試合前にはどうやって準備する?
「音楽を聴くことかな。でも、ミランのユニホームを着ることで既にモチベーションが高まっているんだ」
――空き時間には何をする?
「食事に出かけたり、映画を観たり、トランプで遊んだりするよ。ゲームをすることも好きだ」
――ミランで最も良い思い出は?
「初ゴールの瞬間だね」
――子供の頃好きだったチームは?
「フラメンゴかな。でも、イタリアのチームでずっと好きなのはミランだ」
――サンシーロでプレーするのが恋しい?
「恋しいよ。サンシーロでプレーすると、いつも特別な活力が得られるんだ。」
――イタリアでプレーすることに満足している?
「満足だよ。もっと重要な存在となってピッチに立ち、自分のクオリティを活かしてチームの勝利に貢献したいね」
現在は中断しているとはいえシーズン中ですし、何よりクラブの公式インタビューのようなものなので、多少はサポーターに配慮した回答であると受け取れなくはないかなと。
ですが、このようにミランに対し好意的な回答をしてくれるのはやはり非常に嬉しいことですし、できるならミランで末永く活躍するパケタの姿が見たいと改めて思いました。
📰 TMW : Milan had asked Gaetano Castrovilli in return. Fiorentina could make an offer of a loan with option to purchase or a two-year loan obligation to purchase for Lucas Paquetá. There might be a discussion for Bartłomiej Drągowski if Donnarumma leaves Milan. pic.twitter.com/38ckIPtbcx
— TeamMilanAC (@TeamMilanAC) 2020年5月6日
しかし報道によれば、フィオレンティーナがパケタに強い関心を示しているらしく、これまでにもトレード案を含む様々な可能性が取り沙汰されてきました。
またベンフィカや、ひょっとするとPSGも獲得に動くかもしれないとのことですし、補強資金の捻出の必要があるミランにとって不振のパケタの売却という選択肢は決して無視できないものです。
更に、来季の新監督と有力視されるラングニックのサッカーと関連付けて考えてみても、その戦術において「今の」パケタが活躍できる可能性は個人的に低いと思いますし、そうなるとより適応し得る選手をパケタの代わりに獲得しようという判断を下すことは合理的ではないかと。
…しかし。僕の中ではどうしても諦め切れない思いがありますし、複雑な心境ではあるんですけどね。
とにかく、今シーズンも(再開すれば)まだ12試合以上あるわけで、その間に少しでも改善の兆しを見せて欲しいなと思います。残留であれ放出であれ、パケタが成長し活躍してくれることに越したことはないですしね。
それでは今回はこの辺で。