来季のCB陣容はどうなる?
まずは現有戦力において、残留が確実視されるのはロマニョーリです。
バルセロナが興味を示していると報じられたこともありましたが、ミランはそうしたオファーに対し断固拒否の姿勢を貫くとのことですし、ロマニョーリ自身も残留を希望しているという話です。
2022年までとなっている契約についても近い内の延長が期待されていますし、来季以降もミランのカピターノは彼でしょう。
続いて、残留濃厚であるのがミラン期待の新星であるガッビアです。
前半戦こそ全く出番を与えらなかったわけですが、後半戦になりDF陣の怪我人続出もあって遂に出場機会を得た彼は、そこで安定したプレーを披露。
ここまで公式戦4試合に出場し、戦力足り得ることを証明しました。
若く、有望な彼は現政権におけるミランにとって極めて魅力的な存在ですし、このままなら来季も戦力として残留する確率は高いのではないかと。
ただし、場合によっては出場機会をより多く与えるためドライローンで放出する可能性も捨てきれず、一部報道ではビッグネーム(例えばトナーリ)獲得の為にガッビアをトレード要員にするなんて話も…。
これまで多くの優秀なプリマ出身の選手を放出してきたミランですから、今後はしっかり手厚く保護し、大事に育てて欲しいですけどね。
次に、去就が不透明であるのがケアーとムサッキオ。
前者に関してはレンタル移籍中ですので、シーズン終了後に買取OPが行使されるかどうかがポイントになります。
以前にも言及しましたが、彼の買い取り額は約300万ユーロと手頃ですし、ここまではかなり安定したプレーを見せてくれているので、残留の可能性は十分にあるでしょう。
一方でスピードという明確な弱点がある以上、来季の監督の志向するサッカーによっては相性が合わず、買取を見送られる可能性もあるのではないかと。現政権が基本的にベテラン選手の獲得を渋るという側面もありますしね。
後者のムサッキオについては、契約の問題があります。
というのも、ムサッキオの現契約はドンナルンマ同様に2021年までとなっており、今夏の売却を逃せば来夏にフリーで失うリスクが大きくなります。
そして今季後半戦は怪我もありましたが、何よりケアーの加入とガッビアの台頭により出番を減らしているという状況です。
個人的には今夏が売り時だと思いますし、実際に退団の可能性を報じるメディアもちらほらと存在します。主にスペイン勢が関心を示しているとのことです。
最後に、ドゥアルテについて。
今夏にブラジルから加入した彼ですが、10月末に重傷を負い現在まで離脱を余儀なくされました。
離脱直前の2試合はCBとしてフル出場していただけに、あの怪我は彼にとって本当に痛恨でしたね。
彼についてはおそらく来季も残留し、復活を期するシーズンになると思われますが、ポイントは主にどこで起用されるのかという点です。
というのも、ドゥアルテは右SBでもプレーできるという触れ込みでしたし、実際にSPAL戦では右SBでフル出場しています。
今のミランの右SB事情を考えると、そこにドゥアルテが上手くフィットしてくれると有り難いんですけどね。
さて。今のミランのCBには以上5選手(ドゥアルテをSB計算するなら4選手)がいるわけですが、おそらく最低でも1人、もしくは2人が放出されることになるかなと。
予想としてはムサッキオが最有力候補で、次点でケアー(レンタルバック)でしょうか。
📰 Claudio Raimondi: Ralf Rangnick receives and evaluates several profiles where he would play the dual role of coach and manager. Among the players the German would like to bring to AC Milan: Szoboszlai, Upamecano, Mandragora, Götze, Jovic and Dani Olmo.
— TeamMilanAC (@TeamMilanAC) 2020年5月5日
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ちなみに、来季のCBの獲得候補に関してですが、上記のソースによれば、次期監督候補であるラングニックの獲得希望選手の中にはウパメカノ(ライプツィヒ)の名前があります。
ウパメカノはプレミア勢を始め多数の強豪クラブが獲得を狙っているらしいですから、正直なところミラン移籍は全く以て現実的ではないですけど、理想を言えば彼のようなタイプは是非ともミランのCB陣容に加えたいですよね。
まぁ、CBに関しては獲得よりも放出が先でしょうし、まず在籍選手たちの動向に注目ですね。
それでは今回はこの辺で。