チアゴ・シウバのミラン復帰を阻む2つの問題
それもあり、(確か)今年の始め頃からチアゴ・シウバのミラン復帰の噂が徐々に出始めました。
しかしながら、現在はトーンダウン。『Calciomercato.com』によれば、チアゴ・シウバのミラン復帰の実現には、越えるべき2つの壁があるとのことです。
復帰に際して減俸は必須条件となるわけですが、来季から更に厳格なサラリーキャップを定めるとも一部で報じられるミランが払える額で合意できるかは怪しい所です。
2つ目は、年齢にの問題。ボバンが去り、マルディーニもメルカートに関する発言力を失うことが極めて濃厚な来シーズンは、もとより若手を中心としたプロジェクトを推進するエリオット並びにその任を授かったガジディスCEOの意向がより色濃く反映されるスカッドが作られるでしょう。
そして、そんな彼らが36歳のシウバ獲得にゴーサインを出すことは考えづらいです。
以上の2つはいずれも大きな障壁ですし、はっきり言って実現の可能性は限りなく低いと言わざるを得ませんね…。
視点を変えましょう。移籍の実現に当たり何より重要ともいえる、チアゴ・シウバ本人の意思はどうなのでしょうか。
これについては、『Milannews.it』によるシウバの代理人の発言が参考になります。
「フットボール界においては全てが起こりうる。シウバはミランに対し深い愛情を持っているし、そこで数年間のキャリアを積んだ。それに、ミラニスティからの深い愛情も理解している。」
定型的なコメントと言えばそれまでですが、シウバ自身もこれまで度々ミラン愛を口にしていたことを踏まえると、ミラン復帰の意思はあると考えても良いんじゃないかと思います。
まぁ、それでも先述の通り2つのデカすぎる障壁をクリアしなければなりませんから、いずれにせよ可能性は低いままですけどね。
最後に。一部報道では、一転してパリ・サンジェルマン残留の可能性もあるらしいです。
O motivo que pode fazer o PSG renovar com Thiago Silva por mais uma temporada
— FOX Sports Brasil (de 🏠) (@FoxSportsBrasil) 2020年4月19日
👉 https://t.co/qMh3nfYoPO pic.twitter.com/72cYmGCie1
新型コロナウイルス騒動が今夏の移籍市場に大きな影響を及ぼすことが予想されるため、安全策としてシウバと1年間の契約延長をパリが再考し始めたとか何とか。
さて。キャリアの最終盤に差し掛かった偉大なCBの去就は一体どうなるのでしょうか。
イブラとシウバのコンビが忘れられない未練がましい僕からすれば、願わくはもう一度ロッソネロのユニホームを身に纏った彼の姿が見たいですけどね…。
それでは今回はこの辺で。