チャルハノールの去就について~差し迫る契約延長問題~
彼に関する移籍話はこれまでも度々報じられ、移籍先候補として様々なクラブの名前が挙がっているわけですが、最近ホットなのはプレミア勢からの関心。
ソースはバラバラ、信ぴょう性についても疑わしいですが、ニューカッスル、レスターシティ、アーセナル、マンチェスターユナイテッドの4クラブが興味を示しているとのことです。
ミランはチャルハノールの価格を2000万ユーロに設定しているようですが、彼らが本気で獲るつもりなら十分に手が届く額でしょうしね。
また、チャルハノールに関して地味に問題となっているのが契約期間についてです。
OFFICIAL: Hakan Çalhanoğlu joins Milan from Bayer Leverkusen. The Turkish international signed a four-year contract #WelcomeÇalhanoğlu pic.twitter.com/oJQzniyhLh
— Milan Eye (@MilanEye) 2017年7月3日
というのも、チャルハノールとの現行契約は2021年夏までとなっているため、今冬残留するとすれば、そろそろ契約延長交渉を行わなければなりません。
しかし、チャルハノールの現在の年俸は250万ユーロと報じられており、これは今シーズン開幕時におけるミラン選手の中では8番目に高額な数字です。
そして契約延長となれば、おそらくは昇給が基本線になると思われますが、コスパという点でこれは正しい選択なのでしょうか。
確かに2年半前に加入してから、最初の数カ月を除いてほとんどの試合に出場してくれましたが、そのパフォーマンスにはかなり波があったのも事実。
また、今季に関しても主にチャンスメーカーとして起用されながら、18試合に先発して2ゴール1アシストというのはあまりに寂しい数字です。
実際に試合を観ていても、精度の低いラストパスやシュートで数多くのチャンスをフイにしてきていますしね。
僕は当ブログにおいてチャルハノールを度々擁護してきましたし、今も基本的には好きなタイプの選手であるという主張に変わりありませんが、以上のことから今が売り時なのではないかとも感じています。
これから先、シュートとパス精度(特に後者)を向上させ、かつイブラとの連携を高めてゴールに絡んでいければ話は大きく変わってきますが、果たしてどうなるでしょうか。
現在の4-4-2システムでは左サイドハーフのレギュラーであり、テオの存在や戦術のおかげで無難にこなせそうではありますが、基本的に彼にとってやり辛いポジションであることに変わりないと思いますし…(中央に入ってナンボの選手ですが、このシステム・ポジションだと守備や他ポジションとの兼ね合いで中央に入り辛いため)。
明日のウディネーゼ戦でも同システム・ポジションでの先発が予想されるチャルハノール。
この試合は彼にとっても今後を占う一戦になると思うので、その意味でも注目ですかね。