チャルハノールの去就について~差し迫る契約延長問題~

ハカン・チャルハノール
少し前の話になりますが、チャルハノールに移籍の噂が浮上しています。

彼に関する移籍話はこれまでも度々報じられ、移籍先候補として様々なクラブの名前が挙がっているわけですが、最近ホットなのはプレミア勢からの関心。

ソースはバラバラ、信ぴょう性についても疑わしいですが、ニューカッスル、レスターシティ、アーセナル、マンチェスターユナイテッドの4クラブが興味を示しているとのことです。

仮にこうした関心が本当であれば、移籍の可能性は決して低くはないはずです。
ミランはチャルハノールの価格を2000万ユーロに設定しているようですが、彼らが本気で獲るつもりなら十分に手が届く額でしょうしね。


また、チャルハノールに関して地味に問題となっているのが契約期間についてです。



というのも、チャルハノールとの現行契約は2021年夏までとなっているため、今冬残留するとすれば、そろそろ契約延長交渉を行わなければなりません。

しかし、チャルハノールの現在の年俸は250万ユーロと報じられており、これは今シーズン開幕時におけるミラン選手の中では8番目に高額な数字です。
そして契約延長となれば、おそらくは昇給が基本線になると思われますが、コスパという点でこれは正しい選択なのでしょうか。

確かに2年半前に加入してから、最初の数カ月を除いてほとんどの試合に出場してくれましたが、そのパフォーマンスにはかなり波があったのも事実。

また、今季に関しても主にチャンスメーカーとして起用されながら、18試合に先発して2ゴール1アシストというのはあまりに寂しい数字です。
実際に試合を観ていても、精度の低いラストパスやシュートで数多くのチャンスをフイにしてきていますしね。

僕は当ブログにおいてチャルハノールを度々擁護してきましたし、今も基本的には好きなタイプの選手であるという主張に変わりありませんが、以上のことから今が売り時なのではないかとも感じています。


これから先、シュートとパス精度(特に後者)を向上させ、かつイブラとの連携を高めてゴールに絡んでいければ話は大きく変わってきますが、果たしてどうなるでしょうか。

現在の4-4-2システムでは左サイドハーフのレギュラーであり、テオの存在や戦術のおかげで無難にこなせそうではありますが、基本的に彼にとってやり辛いポジションであることに変わりないと思いますし…(中央に入ってナンボの選手ですが、このシステム・ポジションだと守備や他ポジションとの兼ね合いで中央に入り辛いため)。

明日のウディネーゼ戦でも同システム・ポジションでの先発が予想されるチャルハノール。
この試合は彼にとっても今後を占う一戦になると思うので、その意味でも注目ですかね。

2Comments

Joie_de_Myao

攻撃的なポジションの選手だけど走ることも守備も怠らないし、複数のポジションができて戦術にも割と早く順応できるので監督からしたら使い勝手の良い選手でしょうけど、いかんせんFWの選手としてはもちろんのこと、2列目の選手としても得点に直結するプレーが少なすぎるんですよね。
残りの契約年数、来月で26歳となる年齢を考えると今冬が売り時ともいえますので、それなり(€15M以上)のオファーが届けば受け入れる方がいいんじゃないでしょうか。

  • 2020/01/18 (Sat) 19:43
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カカニスタ22

カカニスタ22

To Joie_de_Myaoさん

コメントありがとうございます!

まさにそんな感じですね。
せめてラストパス精度かシュート精度のどちらかが高ければ評価も大きく変わってくるでしょうが、今のままだと厳しいと思いますし、売り時かなあと。

  • 2020/01/19 (Sun) 16:51
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