サンプドリア戦プレビュー 【2020年初戦!】
新年明けて始めてのミランの試合、それもイブラヒモビッチ出場濃厚ということで、力を入れてやります(笑)
〇予想スタメン
システム;4-3―3
La problale lineup vs #Sampdoria#Milan: Donnarumma; Calabria, Musacchio, Romagnoli, Theo Hernandez; Paquetá, Bennacer, Bonaventura; Suso, Ibrahimovic, Calhanoglu.@Gazzetta_it ⬇️ pic.twitter.com/TPMkEeQBGV
— LMR 7️⃣🏆 🔴⚫La Milano Rossonera 7️⃣🏆 🔴⚫ (@la_rossonera) 2020年1月4日
GK;ドンナルンマ
DF;カラブリア ムサッキオ ロマニョーリ テオ
MF;パケタ ベナセル ボナベントゥーラ
FW;スソ イブラヒモビッチ チャルハノール
※ピオリはイブラとピョンテク、ケシエとパケタで悩んでいるらしいです。
何といっても注目は、イブラヒモビッチのスタメン予想。
チームに合流してわずか数日ですが、先日早くも練習試合に出場してゴールを決めるなど猛アピール中。
確かに出来るだけ早くイブラを観たいという思いがあるのは決して否定できませんが、今節に限ってはこれまで通りのスタメン(ケシエ以外)でも別に良いと思っていただけに、ちょっと複雑な心境です。
しかも、ただピョンテクと入れ替えるだけって…(パケタが予想スタメン入りしてますが、別報道だとケシエっぽい)。
スピードや持久力、スタミナを考えると、積極的に裏に抜け出してDFを引っ張れるピョンテクの方が今節のサンプドリア相手には有効な気がしますし(後述)、今のイブラに今のミランの1トップは厳しいでしょうと(ピョンテクも厳しいですが)。
ただし、チャルハノールとの相性はほぼ間違いなくイブラの方が良く、イブラのパフォーマンスによってはチャルハノールが化ける可能性もあるため、その点は期待できますね。
続いて。アタランタ戦でのコンティの壊滅的なパフォーマンスがよほど気に入らなかったのか、右SBに久々のカラブリア先発予想です。
クロス対応の苦手なカラブリアをサンプドリア戦にぶつけるというのは意図が良く分かりませんが、よほど調子が良いのでしょうか。
まぁ何にせよ、競争があるのは良いことだと思います。移籍の噂がありますが、それを吹き飛ばすほどの活躍を見せて欲しいです。
さて。次節も同じスタメン・同じシステムだったら個人的に失望を禁じ得ないわけですが、チームの練習再開・イブラの合流から日も浅い今節はこれでも致し方ないかなと。相手との相性もありますしね。
〇直近成績
・ミラン
13節;ナポリ(H)1-1△
14節;パルマ(A)0-1○
15節;ボローニャ(A)2-3〇
16節;サッスオーロ(H)0-0△
17節;アタランタ(A)5-0●
5戦 2勝2分1敗 5得点8失点
・サンプドリア
14節;カリアリ(A)4-3●
伊杯;カリアリ(A)2-1●
15節;パルマ(H)0-1●
16節;ジェノア(A)0-1○
17節;ユヴェントス(H)1-2●
5戦 1勝0分4敗 6得点9失点
暫定11位(勝ち点21)と17位(勝ち点15)の対決。
また、両チームの直近5戦における直接対決の結果はミランの3勝2敗です。
〇試合展開・結果予想
サンプドリアの監督はラニエリですし、サンシーロでの試合。
よって今節はミランがポゼッションし、サンプドリアがミドルブロックをメインにキッチリと守ってくるという展開になるでしょう。
ラニエリ率いるチームとの対戦時においてミランが勝てない時は、大抵ミランがグダグダとパスを回して攻めあぐねて時間を浪費し、気づけば失点して負けor引き分けというパターンが多い印象。
ラニエリは組織作りが上手い監督ですし、お得意の4-4-2ならば守備が固いですからね。
そのため重要なのは、守備陣形を整えられる前に速攻によって攻め切るというのと、ライン間を積極的に使うという点。
前者については、機能的なカウンターこそ絶望的に下手くそなミランですけど、比較的速いテンポによるパス回しだったり(戦術としての)ロングボール多用だったりはできているため、少なくとも意識の面では悪くない。
後者についても、チャルハノールの流動的な動きによってパスを引き出せ、またパスの出し手としてもベナセル、ロマニョーリ等がいるため問題ないでしょう。今節はテオが戻ってくるため、サイドでの起点作りもできますしね。
つまり戦術的相性は悪くないため、後はいつもの問題であるフィニッシュの局面さえどうにかすれば得点チャンスは量産できるはずです。
この点、イブラが入ることによってどう変わるかというのは要注目ですね。
ピョンテクの方が動きの量に関しては明らかに分があると思いますし、先述の通り積極的な裏抜けによりDFを引っ張れるため、相手ライン間を広げさせやすい上にロングボール(シンプルな速攻)も引き出し易いというメリットがあります。
ただし、全体的にピョンテクが今の1トップとして機能しているとは到底言い難く、中盤のタイプを考慮するとイブラの方が機能しやすそうだというのも事実(流石に1トップはどうかと思いますが)。
昔のような鬼キープは無理でも、ある程度のキープとワンタッチツータッチでのポストプレーによる細かい崩しに期待できますし、彼のパフォーマンス如何によってはチャルハノールやボナベントゥーラがかなり活きてくるでしょうね。
どの程度やれるかは実際にプレーを見てみないことにはわかりませんし、合流直後でコンディション面はかなりの懸念材料ではありますが、やはりどうしても期待してしまいます。
続いて。守備に関してはまぁ何とかなるでしょう(笑)
クロスを始め、空中戦が多くなりそうなのでその点は注意ですかね。後、今のミラン恒例となってしまった試合終盤の殴られタイムを凌げるかどうか。
最後に結果予想ですが、2-0でミラン勝利と予想します。
順当にいけば勝てる相手でしょうが、良くも悪くもイブラが未知数だというのと、アタランタ戦のショックを引きずらずに試合に入れるかは気になりますね。
まぁあんまり大量得点で勝ってもシステムやメンバーを弄りにくくなる結果、長期的にはマイナスになりそうなので、ほどほどに良い試合をして勝ってくれれば(笑)
さて。2020年最初のこの試合では、イブラ復帰効果もあって約6万人のサポーターの来場が予想されています。
折角高まったこの高揚感を台無しにしないためにも、確実に勝利を収めて欲しいですね。