ミラン、イブラ獲得のため3選手を売却か


イブラヒモビッチが先日、MLSへ別れを告げるツイートをしました。



こうして退団が正式発表された今、次なる関心事は「具体的にどのクラブへ移籍するのか?」というものです。

移籍先候補としては様々な国・クラブが挙げられているわけですが、ミランもその有力候補の一つとして挙げられています。
当初は夢物語に過ぎないといった論調でしたが、その後「ミランが具体的な年俸(350万ユーロ~)や契約年数(1年半)を準備している」なんて報道が出始めるなど、その可能性は徐々にではあるものの上がっている様子です(肝心のエリオット側が未だ難色を示しているそうなので、まだ喜ぶには早いと思いますが)。

それと並行し、一部ではイブラヒモビッチ復帰のための資金調達の必要性が報じられ、そのため何人かの選手の放出が噂されています。

『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によれば、その選手とはケシエ、ボリーニ、ロドリゲスの3人です。

前置きが長くなりましたが、今回はこの3人について。



まずケシエについてですが、彼は先日の練習遅刻を始めとするこれまでの規律違反により、いよいよ放出の可能性が高まっています。
非常に勝手な理由で申し訳ないですが、個人的にプレー内容においても素行面においても好きではない選手ですので、移籍しても一向に構いません。

懸念材料があるとすれば、それは「しっかりとした後釜を確保できるか?」という点。
クルニッチがケシエのポジションを奪取しつつあるとはいえ、元々層の薄いポジションですから、ケシエが移籍した場合は控えが実質的に不在となってしまいます(現時点のシステム・選手の役割を基に考えた場合ですが)。

元々ケシエが移籍せずとも中盤にはもう1人欲しい所でしたから、移籍の場合は更なる選手獲得が求められることになるかなと。。



続いてボリーニですが、こちらはまぁ戦力的には問題ないと思います。
現時点でポジションはなさそうですし、何より高年俸ですからフロントとしてもコストカットしたいという狙いはあるんじゃないかなと。

「移籍先が見つかるのか?」という問題はありますけどね。年齢も考えると移籍先での減俸は必須ですし、それを受け入れてまですぐに移籍する意思がボリーニにあるのかどうかは不明です。

ただケシエと違い、個人的に彼の素行面はかなり好きなんですけどね。
今プレシーズンマッチで見せた不慣れなインサイドハーフポジションでのパフォーマンスを見ても、彼が普段から熱心に練習に取り組んでいることが窺えますしね。



最後にロドリゲスですが、仮に放出した場合は左SBの後釜は必須になりますよね。
テオ以外に左SBがいなくなりますし、現有戦力でそのポジションにコンバートできそうな選手もいません(ボリーニという選択肢はあくまで緊急用ですし、その彼も放出候補らしいですし)。

それにロドリゲスとテオではタイプがだいぶ違うので、戦術の幅を広げるためにも個人的には残留はアリなのですが…まぁ本人が納得しませんよね。

スイス代表では今なお絶対的なレギュラーみたいですし、何より来年のEURO2020に出場することになればクラブで継続的に出場してコンディションを維持したいでしょうしね。


現状の戦術(テオのドリブル・推進力を存分に活かすこと)を考えると、ロドリゲスがテオから純粋にスタメンを奪取することは考えづらいですし、現状の戦術・システムのままであれば移籍は既定路線かなと。
加えて彼に対しては、ブンデス方面を始めとして様々なクラブが興味を示しているらしいですし、買い手には困りそうもないですからね。

8Comments

CL8

イブラの復帰が無いとしても、この三人の放出は賛成ですね。
無いでしょうけど、噂のイブラやラキティッチ、モドリッチなどが加入すれば、後半からの巻き返しや今後の若手選手の成長を促すと思うのですが、まあ難しいでしょうね笑
強いチームはベテランと若手がバランスよく在籍しているので、エリオットがベテランの重要性に気づいたのは大きいかと思います。若手重視だとクロップみたいな名将がいないと勝てないし、育たないんですかね。

  • 2019/11/15 (Fri) 21:28
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名無しのミラニスタ

今迄何回かこんな事言ってて全部頓挫してたと記憶しとるんで
まだまだ分かりませんわな御上は相変わらず獲得に反対みたいですし

イブラはイタリアでキャリア終えたいらしいんで
セリエに帰って来る可能性は大きいみたいですけども
それがミランか何処かはまだ分かりませんが
まだ荒削りな若い頃から見て来たもんとしちゃ
今から活躍出来ようが出来まいが気持ちはイブラと同じ訳で
イタリアで、出来ればミランで引退して欲しいなと
サンシーロは彼にとって本当の意味でのホームだと思うんでね

諭吉

資金面で折り合いがつけばって感じですけど、移籍してからもミラン愛を強調してくれていますし、在籍時の功績からも復帰は大歓迎です。
チーム状況からもイブラの様に1人で状況打開出来る選手獲得したした方が手取り早いですからね。
あとは本人の実力がどれだけ衰えていないかって感じですけど。

ぬまぬ

偉そうな事を言うと、イブラが来たら嬉しいですが、来なかったら仕方がない。そんな気持ちですね。
それとは別にケシエ売却は進めてもらいましょう。同じ不満分子でも、純粋な戦力としてはまだバカヨコの方が良かった。あのタイプが今いれば、ベナセルがもっと活躍してたでしょうね…

  • 2019/11/17 (Sun) 03:07
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カカニスタ22

カカニスタ22

To CL8さん

コメントありがとうございます!

確かにどちらにせよ資金調達の必要はありますし、イブラヒモビッチ復帰の有無に限らず放出するというのは十分にあり得ますよね。

エリオットとしてはビリア、レイナ、ボリーニでベテランは事足りると思ったのかもしれませんが、チームをピッチ内外で引っ張っていける選手たちかというとそうではないと思いますし、イブラヒモビッチのようなずば抜けた勝利への熱意を備えたカリスマ選手や、モドリッチのようなピッチ内でも指針となれるトップ選手は是非とも来ていただきたい所ですね。

  • 2019/11/17 (Sun) 18:18
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カカニスタ22

カカニスタ22

To 名無しのミラニスタさん

コメントありがとうございます!

一部報道ではエリオットもイブラ復帰にゴーサインを出したなんて話もありますが…未だ何ともいえないですよね。

ミランでキャリアを終えて欲しいという思いは僕も強いです。
あの輝かしいミランでの2年間とどれだけ乖離していようともイブラはイブラですし、個人的には戦力とか今の実力とか関係なく一個人として惚れ込んでしまっているので、とにかく戻ってきて欲しいです。

  • 2019/11/17 (Sun) 18:19
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カカニスタ22

カカニスタ22

To 諭吉さん

コメントありがとうございます!

仰る通り、実力的な衰えがどの程度あるかという点はかなりの懸念材料ではあるんですよね。
仮に今はまだ良くても、ここから年齢的にグッと衰えてしまう可能性もありますしね。

ただ、やはりピッチ内外で多大な影響を持つ彼の復帰には賛成したくなりますし、現在のチーム状況からすると尚更ですよね。

  • 2019/11/17 (Sun) 18:19
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カカニスタ22

カカニスタ22

To ぬまぬさん

コメントありがとうございます!

ケシエとバカヨコの(守備時の)補完性は高かったですが、戦力的にどちらが今のチームに必要かと言われると間違いなくバカヨコですよね。

仮に新監督がジャンパオロではなく始めからピオリだったならバカヨコ買取もあり得たんじゃないかなーと思ってしまいます。
金銭面で断念したというのが専らの論調ですが、戦術的にフィットしないと判断されたのも間違いなく要因だと思いますしね。

  • 2019/11/17 (Sun) 18:19
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