ミラン、イブラ獲得のため3選手を売却か
イブラヒモビッチが先日、MLSへ別れを告げるツイートをしました。
I came, I saw, I conquered. Thank you @lagalaxy for making me feel alive again. To the Galaxy fans - you wanted Zlatan, I gave you Zlatan. You are welcome. The story continues...Now go back to watch baseball pic.twitter.com/kkL6B6dJBr
— Zlatan Ibrahimović (@Ibra_official) 2019年11月13日
こうして退団が正式発表された今、次なる関心事は「具体的にどのクラブへ移籍するのか?」というものです。
移籍先候補としては様々な国・クラブが挙げられているわけですが、ミランもその有力候補の一つとして挙げられています。
当初は夢物語に過ぎないといった論調でしたが、その後「ミランが具体的な年俸(350万ユーロ~)や契約年数(1年半)を準備している」なんて報道が出始めるなど、その可能性は徐々にではあるものの上がっている様子です(肝心のエリオット側が未だ難色を示しているそうなので、まだ喜ぶには早いと思いますが)。
それと並行し、一部ではイブラヒモビッチ復帰のための資金調達の必要性が報じられ、そのため何人かの選手の放出が噂されています。
『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によれば、その選手とはケシエ、ボリーニ、ロドリゲスの3人です。
前置きが長くなりましたが、今回はこの3人について。
まずケシエについてですが、彼は先日の練習遅刻を始めとするこれまでの規律違反により、いよいよ放出の可能性が高まっています。
非常に勝手な理由で申し訳ないですが、個人的にプレー内容においても素行面においても好きではない選手ですので、移籍しても一向に構いません。
懸念材料があるとすれば、それは「しっかりとした後釜を確保できるか?」という点。
クルニッチがケシエのポジションを奪取しつつあるとはいえ、元々層の薄いポジションですから、ケシエが移籍した場合は控えが実質的に不在となってしまいます(現時点のシステム・選手の役割を基に考えた場合ですが)。
元々ケシエが移籍せずとも中盤にはもう1人欲しい所でしたから、移籍の場合は更なる選手獲得が求められることになるかなと。。
続いてボリーニですが、こちらはまぁ戦力的には問題ないと思います。
現時点でポジションはなさそうですし、何より高年俸ですからフロントとしてもコストカットしたいという狙いはあるんじゃないかなと。
「移籍先が見つかるのか?」という問題はありますけどね。年齢も考えると移籍先での減俸は必須ですし、それを受け入れてまですぐに移籍する意思がボリーニにあるのかどうかは不明です。
ただケシエと違い、個人的に彼の素行面はかなり好きなんですけどね。
今プレシーズンマッチで見せた不慣れなインサイドハーフポジションでのパフォーマンスを見ても、彼が普段から熱心に練習に取り組んでいることが窺えますしね。
最後にロドリゲスですが、仮に放出した場合は左SBの後釜は必須になりますよね。
テオ以外に左SBがいなくなりますし、現有戦力でそのポジションにコンバートできそうな選手もいません(ボリーニという選択肢はあくまで緊急用ですし、その彼も放出候補らしいですし)。
それにロドリゲスとテオではタイプがだいぶ違うので、戦術の幅を広げるためにも個人的には残留はアリなのですが…まぁ本人が納得しませんよね。
スイス代表では今なお絶対的なレギュラーみたいですし、何より来年のEURO2020に出場することになればクラブで継続的に出場してコンディションを維持したいでしょうしね。
現状の戦術(テオのドリブル・推進力を存分に活かすこと)を考えると、ロドリゲスがテオから純粋にスタメンを奪取することは考えづらいですし、現状の戦術・システムのままであれば移籍は既定路線かなと。
加えて彼に対しては、ブンデス方面を始めとして様々なクラブが興味を示しているらしいですし、買い手には困りそうもないですからね。