契約満了を迎えた選手たちのその後について
他の選手たちはフリーエージェントとなっていたわけですが、現在彼らの去就はどうなったのでしょうか。今回はそれを見ていこうかなと。
○アバーテ
MLS、ブレシアなどのセリエA昇格組、アジア方面の移籍が噂されていたアバーテでしたが、現時点でも移籍先が見つかっていません。
比較的高額な年俸や、契約年数などがその主な原因だとは思いますが、昨季最終盤戦のパフォーマンスを見るに、コンディションさえ整えばまだまだやれそうなだけに非常に惜しいですね。
何ならミランとの再契約もアリなんじゃと、未練がましい僕なんかは思うんですけどね(笑)
昨季の35節ボローニャ戦とか凄まじいパフォーマンスでしたからね。少なくとも守備面に関してはコンティやカラブリアより遥かに良かったですし、当時契約更新をしないことを決断したレオナルドはもういないので、どうにかならないものか…。
まぁ昨季もコンディション不良の序盤戦は酷かったですし、純粋な主戦力として期待するのはもはや難しいかもしれませんが。
○ストリニッチ
昨季終了時には未だ契約期間は残っていましたが、クラブ・選手双方の合意により解除。
しかしアバーテと同様、未だに移籍先は見つかっていません。
今プレシーズンマッチではミランで試合に出ていましたし、昨季彼を苦しめた心臓の問題は解決済みだとは思うのですが…。
まぁ年俸が比較的高いので(ミラン時代は200万ユーロ)、それが一番の原因なのではないかと予想しています。
○マウリ
19年の9月末に、アルゼンチンのタジェレスというクラブに移籍しました。
昨季は12位フィニッシュ。今季は現在リーグ戦で9位のチームです。
できればセリエB~セリエA昇格組辺りで再出発というのが個人的には望ましかったですし、ざっと調べたところタジェレスでは今のところほとんどベンチ入りすらしていない状況みたいです(選手登録の問題?)。
マウリは期待の若手としてミランに加入したものの、監督がころころ変わって落ち着いてプレーできなかったり、合っていないアンカーポジションで起用されたり、とにかく安定しないクラブの犠牲者という印象が強いです(彼に限った話ではないですが)。
まだ23歳ですし、何とか奮起して欲しいのですがどうなるか…。
○ベルトラッチ
数週間前にサンプドリアと契約を結びました。
サンプドリアは現在最下位で、既に監督交代(ディ・フランチェスコ→ラニエリ)もなされた激動の中にありますが、彼自身は先日のローマ戦で早速の先発出場を果たすなど復活に向けて一歩を踏みだしています。
○モントリーボ
現在も移籍先が見つかっておらず、先日の報道によれば現役引退も考慮しているとのこと。
昨季までの年俸(250万ユーロ)や、今の衰え切ってしまったパフォーマンスからして相当に条件を下げる必要があると思いますし、流石にセリエAでのプレーは難しい気がします(一時期「アタランタ移籍か?」という個人的に目を疑う報道を見かけましたが、いつの間にか立ち消えに)。
余談ですが、モントリーボ関連でどうしても気になるのが、昨季これでもかって位に徹底的に干されたその理由です。
確かガットゥーゾは「技術的な理由で、本人とは何の問題もない」といった旨のコメントを残していましたが、果たしてそれだけが理由なのか。
ビリア、ボナベントゥーラ、ベルトラッチが負傷離脱し、ケシエとバカヨコが出場停止で出られなくなった状況ですら1分の出番もありませんでしたしね(流石にその時はベンチ入りこそしましたが)
ガットゥーゾにはいずれその真相を(もし何かがあれば)語って欲しいところです。