ピオリ・ミランのスタメン予想について
数日前に書いた前回の記事でピオリの実績や戦術的特徴について触れましたが、では今回のミランではどのようなフォーメーションとメンバーで臨むつもりなのでしょうか。
『Sky』によれば、以下の2つがピオリ・ミランの予想フォーメーション&スタメンということになっています。
🧐 #ACMilan's two possible line-ups under Stefano Pioli, as per @SkySport...
— SempreMilan (@SempreMilanCom) 2019年10月11日
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GKとDFラインはどちらも変わらず、ビリア、ケシエ、ピョンテク、スソも両方の予想スタメンに入っています。
そしてパケタとチャルハノール、レオンとレビッチがスタメン争いを演じることになるとか。
以下、これを基にして色々と個人的見解を述べさせていただこうかなと。
中盤を三角形型にしておくことで、マンツーマン志向のハイプレスもかけやすいですしね(トップ下が相手アンカーをマークし、ダブルボランチが相手両インサイドハーフをマークするという形が明確になる)。
というわけで、ひとまずシステムは4-2-3-1を前提に話を進めていこうと思います。
続いてスタメン予想について。最初にDF陣に関してですが、上記の予想スタメン(右からカラブリア、ムサッキオ、ロマニョーリ、テオ)が今のところベストだと思います。
もしもフィオレンティーナ時代のように、攻撃時に3バックに可変するのであれば尚更です。(ビルドアップ時には左SBのテオが駆け上がってWBのように振る舞い、逆サイドのカラブリアは下がり気味で右CBとして振る舞う形。つまりカラブリア、ムサッキオ、ロマニョーリで3バックを構成)。
ただし個人的に凄く気になるのがカルダーラのコンディションで、彼の状態が良いならムサッキオに代わって出場するというのは凄く良いと思うんですよね。
攻撃時は3バックの中央になる可能性があり、また守備時もより人を意識した守備になると思うのでアタランタ時代に近い形でプレーできると思いますしね。
後はドゥアルチ。噂される彼の攻撃性能の高さが本物であれば、右SBにコンバートして上記のような形でプレーする可能性もゼロではないかなと。
続いて中盤。まずボランチに関してですが、おそらくビリアが入るのかなあと。
ラツィオ時代もピオリはビリアを非常に重用していましたし(その代わり、僕の好きだったレジスタタイプのレデスマが冷遇されていましたが。笑)、守備の強度を考えても彼は入るでしょう。
かなり衰えてますし当時ほどの絶対的存在にはなれないでしょうが、中長距離のパス精度が錆びついていなければギリギリいけるはずです。
問題はもう一枠で、上記の予想スタメンではケシエになっていますが個人的には懐疑的です。
個人的にはベナセルがベストだと思いますし、元々ベナセルとビリアを併用して欲しかったので是非とも見てみたいです(笑)
トップ下はパケタかチャルハノールでしょうが、今のところパケタかなあと。
ただ、使い方によってはチャルハノールも十分に起用するとは思いますし、ピオリなら上手く起用してくれるでしょうからどちらでも問題ないはず。
続いてサイドですが、報道ではレオン、レビッチ、スソの3人がレギュラー格で、右サイドがスソ、左サイドがレオンというのが濃厚みたいですが、これだと守備がヤバい気がしますね。
ジャンパオロ時代も両サイド2人の緩い守備を存分に突かれまくってサイドの守備がボロボロでしたし(選手だけでなく戦術の問題もありましたが)、殊に一人一人の守備の貢献が求められるピオリのチームだとそれが致命傷になりかねません。
守備も考えればレビッチかカスティジェホを起用した方が良さそうですし、特に前者はピオリのサッカーにもマッチしそうな気は十分に感じるため是非とも試してほしいところ。
まぁでもスソさんが外れるとも思えませんし、中々に悩ましいポジションですね。
最後に1トップですが、報道を見るにレオンではなくピョンテクが濃厚な様子。
ピオリの志向する速攻サッカーはピョンテクの特徴とマッチしますし、ジャンパオロの下では絶望的だったピョンテク復活もあり得ます。
対戦相手、コンディションによっては多少変動するでしょうが、基本はピョンテクが軸になると考えて良いと思います。
○まとめ
次節のレッチェ戦ではカラブリアが出場停止、また代表ウィーク明けで主力選手の多くがピオリの下での指導をほとんど受けられない状態で迎えますから、ピオリの考えるベストメンバーのお披露目というのは難しいと思います。
ですが就任経緯からしてこういう状況でも結果を求められているでしょうし、次節のレッチェ戦でも勝利するとともに、少しでもピオリ色というものをチームのプレーの中で見せて欲しいと思います。
※説明不足な点が多いので、後で色々と追記します
それと前回の記事の返信についても、時間を見つけ次第させていただこうと思います。遅れてしまい申し訳ございません。