ジャンパオロ解任、後任はステファノ・ピオリ 【公式】

12 Comments
カカニスタ22
本日、ジャンパオロが解任されました。



ミラン監督として就任してから111日でのスピード解任は、クラブ史上最短記録らしいです。こう言っちゃなんですが、ミランの歴史に名を残しましたね。



この解任については当然ながら賛否両論があります。


思うに、「ジャンパオロは組織構築に時間がかかるから、序盤は苦戦してしまう」という点に関しては、フロントは勿論のこと、ファンの大半も認識・そして甘受していたのは間違いないかと。

しかし、その「時間がかかる」というのは曖昧な表現であって、果たして具体的にどれくらいの時間を許容できるかは一人一人によって違うでしょう(就任から3カ月?半年?1シーズン?)。

それに何よりフロントもファンも、その間における内容・結果に関する「評価基準」や「(続投を支持する上での)最低ライン」というのを設定していたはずです。


例えば、「1試合ごとに(or一定の試合までに)試合内容の改善が見られること」、「特定の選手を起用すること(orしないこと)」、「特定のシステムを採用すること」、「○節までに最低でも△勝すること」、などなどですね。

そうした設定が人によって大きく異なっていたため、ジャンパオロ解任についても賛否両論あったのでしょう。



では、フロントの設定した評価基準はどうだったかというと、これまでの報道等から判断するに「新加入選手を積極的に起用し、活躍させること」と「10月の代表ウィーク前までに内容を改善させ、一定レベルのパフォーマンスを見せること」の2つは少なくともあったと思うんですよね。

そして前者に関しては、当然ながら満たせていません。
3節のヴェローナ戦では新加入選手を全員ベンチに座らせましたし、自身のクビが懸かったジェノア戦ですら、前節までで唯一前線で輝いていた新加入のラファエル・レオンをスタメンから外すという決断を下しました。

一部報道ではレオン(とパケタ)をジェノア戦で外したことがフロントにジャンパオロ解任を決断させたなんて話もありますし、とにかく新加入選手の消極的起用が目立ちました。


続いて評価基準の内の後者に関しては、これまた「内容の改善」や「一定レベル」という表現に解釈の余地がありますし、人によって評価は異なるでしょうが少なくともフロントにとって満足のいくレベルではなかったのでしょう。

まぁ個人的にも内容が改善したといってもマイナス10(ウディネーゼ戦)からマイナス5(ジェノア戦)になった程度だと思いますしね。組織構築の初期段階という事情を差し引いても満足いくものではなかったかなと。

しかしそれでも結果さえ出ていれば事情は大きく変わったでしょうが、7戦で3勝4敗という戦績はかなり微妙ですし、対戦相手を考慮すれば非常に悪いとすら言えます。


というわけで、(実際にフロントの評価基準が正しいかは別としても)ジャンパオロ解任という選択は個人的には納得です。
システム・スタメン選好共に個人的にも理解に苦しむものばかりでしたし、このまま時間を費やしたところで内容が劇的に改善したかは甚だ疑問でしたしね(あくまで僕の考えですが)。


もちろん解任すべきではなかったという主張にも納得のいく部分はありますし、そうした意見を根本から否定するつもりは全くないので悪しからず。



さて。そんなジャンパオロの後任にはステファノ・ピオリが選ばれました。



詳しい話は後日の記事に回すとして、個人的にはそこまで悪い人選ではないと思います。

現在は主に現地のサポーターから尋常じゃないレベルで叩かれてますけど、少なくともそこまで酷い扱いを受ける監督でないことは確かだと思います。

まぁ当初の報道ではスパレッティが有力だったので妥協した感は否めないですし、個人的にも後任はガルシアが一番良かったので怒る気持ちはわからなくはないんですけどね。

しかし決まった以上は彼に落ち着いた環境で仕事をしてもらいたいので、過度に批判して就任直後から余計なプレッシャーを与えるのは止めてほしいところです。

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Comments 12

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ぴょぴょぴょん  

時間がかかるっても限度があるよって話ですよねぇ。
内容も上を向いているわけでなく、結果も出てないとなれば首が涼しくなるのもやむなしです。
全然勝てなかったヴィオラのモンテッラなんかは内容が悪くなく向上も見られたので首がつながった、ああいうふうになってれば違ったんだろうなと。

ピオリ、ですか。
まあ叩かれてるのはスパレッティからの数段落ちと、チーム状況やアストーリの件があったとはいえインテルとヴィオラでの終わり方が良くなかったからでしょうね。
インテルでのことを考えると、一度上向かせることは出来てもその勢いが切れるとてんで駄目になる印象ですかね。
そこそこいい監督だと思ってますし、嫌いじゃないですけど低迷を象徴するような監督人事だと思います。

にしてもスパレッティやピオリと複雑で壮大な戦術がない監督を選んだフロントは、現状はしっかり見えていますが結局長い目が無いですね。
ひとまず立て直そう。じゃ駄目なのを何年繰り返すんでしょうかね。

まあそれをしないためのジャンパオロで失敗したのだから仕方ないでしょうか。

  • 2019/10/10 (Thu) 01:52
  • REPLY
カカニスタ22
カカニスタ22  
To ぴょぴょぴょんさん

コメントありがとうございます!

>>全然勝てなかったヴィオラのモンテッラなんかは~

完全に同意です。
ジャンパオロもああいうチーム状況であれば擁護も同情もできましたが、お世辞にも良い内容とは言えませんでしたし、序盤の対戦相手の難易度も全然違いますしね。

ピオリは息切れが早いイメージが強いですよね。
選手に合わせた組織作りは早く、そして上手いと思うのですが、時間が経ちチームが落ち込んだ時にどうにも修正が間に合わなくなっている印象です。
現状のズタボロのチームに据えるべき監督としてはかなり良いと思いますが、長期的な視点で考えた場合はどうにも…という感じです。

  • 2019/10/10 (Thu) 07:40
  • REPLY
けんた  

自分ずっと気になってた事があって、もし違ったら教えて頂きたいんですけど、監督がジャンパオロになってから、選手の監督に対するコメントや今回クビになってからのSNSでのメッセージとか少なすぎませんか?
ガッツが監督なってからは、ガッツはこんな監督だ!とか辞めるときも惜別のコメントとかあったと思うのですが…
何が言いたいかと言いますとやっぱりジャンパオロは選手の心を掴んでなかったのではないか、と。
今回グラッツェミステルなんてコメントしてるのロマニョーリ、彼はキャプテンだから当然…スソ、テオくらいしか見てないんですよね…パケタなんて何の反応も聞こえない
カカニスタさんはどう思われますか?
もちろんミランがコメント規制してたりはあるとは思いますが。

  • 2019/10/10 (Thu) 18:38
  • REPLY
ミラネスタ  
新生ミラン

選手の人達には切り替えて、新たなスタートの気持ちで頑張ってほしいですね。
ジャンパオロは自分の理想のスターティングメンバーを固定、それをチームの核として、サブの選手をあてはめながら戦術理解・連携を高めく方法だったのでしょうか。今回はその核とする選手の中に新加入選手をうまく当てはめることができずに、今に至ったこともあるのかなとも思います。
そういう意味では、やはりビッグクラブ特有のスピード感についていくだけの柔軟性に欠けていたのかもしれませんね。残念ではありますが、それもプロの世界であれば致し方なしです。一度はミランの監督を任された人です。これからも頑張ってほしいです。
話は変わりますが、
カカニスタさんの知っている範囲でピオリのスタイル・戦術など教えていただけましたら、それを楽しみに次の試合を見ていきたいです。
正直、今までピオリに興味をもったことがなく、全く知識がありません。よろしくお願いします。
FORZA MILAN !

リーナ  

お久しぶりです(>_<)
ピオリの就任にはまずまずの賛成です(゜ロ゜)
私の中ではベンゲルでも全然有りでしたけど(アーセナルサポーターでもあるので)(・・;)))

アッレグリはある一定の秩序をチームにもたらして、現有戦力で盤石の形にするのが上手いですし、ガルシアはセカンドオプションがあればローマで十分続けられたと思いますし、スパレッティはゼロトップのイメージしかないですし、ピオリは安定力があるけどそれ以上がない感じですかね。
アーセナルファンとしは、セリエAの中でのベンゲルサッカーが見てみたい気持ちでした。まあ、守備力は脆弱と言われてましたが、アーセナルのスカッドが悪いのもありますね。攻撃的な選手ばかりなので。
アタッキングサードの破壊力なら断然ベンゲルでしょうね(゜ロ゜)

ただ、ピオリの時のラツィオではビリアが活躍してた印象があるので、もしかしたらファーストチョイスがビリアになるかもですね(・・;)
就任が決まった限りは我々を驚かせてほしいですね。
クルバスッドの声明でありましたが「自分たちが何者なのか証明しろ」
その言葉の通りですね。

  • 2019/10/10 (Thu) 22:39
  • REPLY
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管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

  • 2019/10/11 (Fri) 00:14
  • REPLY
カカニスタ22
カカニスタ22  
To けんたさん

コメントありがとうございます!

その3人のほかだと、少なくともカラブリアとドンナルンマはメッセージを発していましたね。ただ、それでも一言二言だったと記憶していますし、形式的な挨拶のように見えました。

全体的に選手と監督の関係性はとてもじゃないですが良いとは言えなかったでしょうね。
パケタとの問題は表面化しましたけど、おそらく内部では色々と問題を抱えていたのではないかと。憶測ですけどね。

  • 2019/10/11 (Fri) 18:12
  • REPLY
カカニスタ22
カカニスタ22  
To ミラネスタさん

コメントありがとうございます!

柔軟性に欠けていたというのはあるでしょうねー・・・。
ある意味スソに関してだけは凄まじい柔軟性を持っていましたが、それも彼を存分に活かすという意味では全く足りていませんでしたしね。

ピオリに関しては僕も書きたかったので、書かせていただきました!
ご覧いただけると嬉しいです。

  • 2019/10/11 (Fri) 18:12
  • REPLY
カカニスタ22
カカニスタ22  
To リーナさん

コメントありがとうございます!お久しぶりです。

ベンゲル・アーセナルの華麗なパスサッカーは個人的にかなり好感を持っていましたし、彼の持つ若手選手の育成能力は凄まじいものがありますよね。
ちなみに僕はアーセナルではロシツキーが一番好きでしたねー。怪我がちだったのもありますけど、ちょっとベンゲルさんに冷遇されてませんでした?笑

ビリアはラツィオ時代は中心選手として活躍してましたし、ピオリも相当信頼を置いていましたから、ビリアにとってピオリの就任は滅茶苦茶大きいでしょうね。

  • 2019/10/11 (Fri) 18:13
  • REPLY
カカニスタ22
カカニスタ22  
To 非公開コメントの方

コメントありがとうございます!

大変光栄なお申し出に感謝致します。
しかし、申し訳ございませんが現在当ブログでは相互リンクを受け付けておりませんので、今回はお断りさせていただきます。

  • 2019/10/11 (Fri) 18:18
  • REPLY
小川大輔ブランコ  
To カカニスタ22さん

厚かましいお願いにもかかわらず、ご丁寧な返信ありがとうございました。

相互リンクの件は残念ではございますが、今後とも一読者としてサイトを楽しみにさせて頂きますね。

御礼まで

  • 2019/10/18 (Fri) 21:12
  • REPLY
カカニスタ22
カカニスタ22  
To 小川大輔ブランコさん

コメントありがとうございます!

この度はご期待に沿うことができず申し訳ございませんでした。
しかし、今後も当ブログを閲覧してくださるとのことで、大変うれしく思います。

今後ともよろしくお願いいたします。

  • 2019/10/19 (Sat) 00:47
  • REPLY