ミラン対フィオレンティーナ 【セリエA第6節マッチレポート】

6 Comments
カカニスタ22
今回はセリエA第6節、ミラン対フィオレンティーナのマッチレビューを(前半だけ)行おうかなと。

スタメン
ミランーフィオレンティーナスタメン



前半

画像とその注釈を除いた部分については、試合中に書いたメモをそのまま載せています(※キャプチャ画像の映像引用元はいずれも『Dazn』)。

前半序盤戦の攻防

まずフィオレンティーナについて、守備時にはカストロヴィッリがベナセルに付いて、残りの中盤2人がケシエとチャルハノールにそれぞれ付く。そして、前線から頻繁に下がってくるレオンの動きに対してもミレンコビッチが付いていって必死に潰そうとする。

おおむねいつものミラン対策と同様の形。ミランは前線でキープできないし、ラインを押し下げるようなプレーも少ないからそりゃ相手は積極的に前から行けますよねと。

そのためミランは速攻から散発的にしかチャンスを作れないし、中盤ではパスミスを連発するためフィオレンティーナはカウンターからチャンスを量産。


フィオレンティーナの攻めは2トップのキエーザとリベリが流動的に動いてスペースを作り出し、そのスペースに中盤やWBが飛び出していくという非常に僕好みの攻撃。

特にキエーザが右サイドに張り、そこを起点に攻めていく形は何度も見られました。


ミランーフィオレンティーナ1
――例えばこのシーン。キエーザ(赤)がサイドに流れてボールを受け、それに応対したミランSBテオの裏のスペースにリローラ(黄)が走る。一方中央のスペースはカストロヴィッリ(紫)が走りこむ

12分、チャルハノールの酷いパスミスからカウンターに繋がり、最後はキエーザをベナセルが倒してPK。
14分、プルガルがそのPKを沈めてフィオレンティーナが先制。



前半中盤・終盤戦の攻防

ヴィオラが引き、ミランが押し込む時間が増える。

ミランの攻め方としては、右でボールを持って左へサイドチェンジし、個の力のある左サイドの2人で素早く持ち運んで崩していこうとする形と、両ウイング(特にレオン)が絞って中央から崩していこうとする形がメイン。

しかし、ヴィオラの守備を前にファイナルサードで沈黙。

そもそも、ボールを全くキープできないピョンテクと、ファイナルサードでのプレーの判断も精度も絶望的なケシエ、そして周囲との連携ありきのチャルハノールの中央3枚で狭いスペースを崩せるはずもなく・・・。

ボナベントゥーラやクルニッチは必要なはずだと思うんですが、一体いつまでベンチに座らせておくつもりなんでしょうか。起用しなければコンディションも中々上がりませんよと(※流石にクルニッチは後半早々に出しましたが)。

また、一方で左から素早く持ち運んでクロスを上げたとしても、エリア内で仕事の出来る選手が少ない。逆サイドのスソが飛び込んだって仕方ないですしね。

つまりあらゆる面でチグハグという状況。果たしてこれは「時間が」解決してくれる類の問題なのか・・・。


対するヴィオラは、主に右サイドを起点に速攻。
キエーザとリベリの快速2トップは本当に素晴らしいし、特にキエーザのいる右サイドからチャンスを量産していく。


ミランーフィオレンティーナ2
――例えばこのシーン。フィオレンティーナに後方から右サイドへとロングボールを放り込まれ、テオがクリア。しかしフィオレンティーナはリベリ(青)が右サイドに来て局所的な数的優位を作っており、悠々とこぼれ球を拾う。



ミランーフィオレンティーナ3
――その後、リベリとキエーザで速攻を開始し、最終的にネットを揺らすが惜しくもオフサイド



前半はそのまま0-1で終了。
得点が入る気がしませんし、逆にこのままだと失点するんじゃないでしょうか。



後半

後半序盤戦の攻防

後半開始からクルニッチを投入。
良い交代だと思いますし、アグレッシブなプレーを見せてほしい所。

・・・とか書いていたら51分、ムサッキオが愚かなプレーで一発退場。
ここで書く気が失せたのでこれ以降メモは書いてないです。

その後試合はフィオレンティーナに2点を追加されましたが、最後にレオンが素晴らしいプレーから独力で1点を返し、1-3で終了。


雑感

雑感は前回の記事でやっちゃったので、今回はあまり書くことはないんですけどね(笑)

とりあえずリベリとキエーザが凄いって話。
この2人が離脱しなきゃヴィオラは内容・結果共に良いとこまでいけるでしょうし、ムサッキオのあのラフプレーでリベリが負傷しなくて本当に良かったです。
偉大な選手には長く元気にプレーして欲しいですし、その舞台がセリエAであればなおさらのことですからね。

一方ミランはとりあえずシステム・スタメン共にとっとと変えた方が良いと思うんですけどね。
個人的にいい加減うんざりしてきましたけど、いつまでこれを続けるんでしょうかね。


最後に良かった点を少し述べさせていただきますが、やはり何といってもレオンのスーパーゴールを始めとするパフォーマンスですよね。
粗削りな面も含めて今後が本当に楽しみですし、順調に成長してくれるのを祈ります。


さて。いよいよ次節のジェノア戦の結果次第ではジャンパオロの首もヤバくなってきたようですけど、果たして彼はこの危機を乗り越えることができるでしょうか。

第一に結果を残すことは絶対ですが、それと同時に今後に繋がるパフォーマンスを見せてほしいと思います。

Forza Milan!

最後まで読んでいただきありがとうございました。


※返信は今晩中にさせていただく予定です。コメントありがとうございました!

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Comments 6

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諭吉  

いやーリベリ キエーザ本当素晴らしかった。あと個人的にはバデリとカストロヴィッリこの4人今すぐにでも引き抜きたい笑

ムサッキオはトリノ戦でベロッティに突破されたシーンや1点目のリベリに突破されたシーンなど一対一に不安が残りますね。。。せっかく守備だけは安定してきてるいると思ったのですが。。。
今回フィオレンティーナ相手にして思ったことは、やはりミラン前線の動きが無さ過ぎる。。。 スソはボール持っていない時には消えているし、ピョンテクは全く組み立てに参加しようとしない、正直サイドのレオンの方がテオに対して効果的なポストプレーが出来ていた様な気がする。。。
せっかくベナセル から縦への良いボールが出てもその後に続かないんですよね。選手同士の距離感が悪すぎる。。。あとチャルハノールはCMFで使うと危なっかしいですね。。。
ドゥアルチとクルニッチが初起用されましたが、あんな状況だったのでチームはこんな状況ですし、積極的にチャンスを与えてあげたいですね。そして、最後にレオン君は既にミランのエースだ笑

リーナ  

個人的な意見ですが、ライプツィヒの戦術が私の中ではベストなのではと思ってます。
ブンデスの試合でライプツィヒとレバークーゼンを重点的に見てるのですが、解説の説明でライプツィヒの練習では「自陣ゴールから8秒で相手ゴールにシュートまで持って行く」ことを徹底的にやってるそうです。
あとは昨シーズンのレバークーゼンはハイプレスからボール奪取したらすぐに前線に走り込むことを徹底してやってました。カウンターを怖がらずにっていうか奪われる前にシュートまで行くことですね。(バイエルンがかなり嫌がってました)

今のミランのスカッドを見れば量と質を備えてる選手は居ると思うんですよ。
ポゼッションというかジャンパオロ見たいに綺麗にシュートまでっていう思考は解らなくはないです。ただ、最初はそこまで拘らなくてもいいのかなって思います。
まあ、私の好きなスタイルはディ・ナターレがいた頃のウディネーゼのハイプレスからのショートカウンターですねw
シンプルがベストですw

  • 2019/10/02 (Wed) 23:01
  • REPLY
名無しのミラニスタ  

いつもブログ楽しみに拝読しております。守備の不安はバカヨコの様な潰し屋がいなくなったのも大きいですが、守備の陣形も問題なのではと感じています。ガットゥーゾ時代はコンパクトなブロックで布陣し、かなり堅く守っていた印象があります。昨季ミランはセリエAで守備か最も優秀なチームでしたよね。今は守備時スカスカで敵にスペースを見つけられて切り込まれる…という感じになっている様な気がします。

  • 2019/10/03 (Thu) 02:20
  • REPLY
カカニスタ22
カカニスタ22  
To 諭吉さん

コメントありがとうございます!

ムサッキオは前から潰しにいけるときは結構良いんですけど、引いて守ったり晒されたりする状況ですと途端に脆さを露呈しちゃいますねー。

前線と中盤の組み合わせが悪いのでスムーズにパスが回らず流動性が生まれないですし、完全に悪循環に陥っていますね。
レオンは全く競り勝てないピョンテクの代わりに空中戦もやっていましたし、彼をトップにして自由に動かした方が幾分か機能すると思うんですけどね。

クルニッチとドゥアルチには同情しますし、特にドゥアルチは次節のスタメンが濃厚ですから頑張って欲しいです。

  • 2019/10/04 (Fri) 13:38
  • REPLY
カカニスタ22
カカニスタ22  
To リーナさん

コメントありがとうございます!

ブンデスはほぼ観ないのですが、中々面白そうなチームですね。
そうした超が付くほどの速攻サッカーで個人的に思い付くのはゼーマンですかね。

>>私の好きなスタイルはディ・ナターレがいた頃のウディネーゼのハイプレスからのショートカウンター

素晴らしいセンスです!!グイドリン時代のウディネーゼのことですよね?
緻密な組織から繰り出される堅守速攻に加え、相手を徹底的に研究して弱点を突き長所を潰す最高のサッカーでしたね。
あれこそカルチョの真髄です(笑)

  • 2019/10/04 (Fri) 13:40
  • REPLY
カカニスタ22
カカニスタ22  
To 名無しのミラニスタさん

はじめまして!コメントありがとうございます。

>>守備の陣形も問題なのではと感じています。~

まさに仰る通りで、ガットゥーゾの頃は守備時に両ウイングが中盤まで降りて451を形成し、ローラインで守っていたのでサイドのスペースはケアされていたのですが、今は433(4312)のまま守るのでサイドが空きやすいんですよね。

そのためサイドにボールを素早く展開されるとそこで起点を作られ、押し込まれやすくなってしまいますし、リトリートで守りきれる中盤・DF陣ではないため失点を喫してしまう、と。

また、ガットゥーゾの時は重心を低くしすぎたせいでカウンターが成立せず、攻撃(カウンター)はさっぱりでしたが、それは今のジャンパオロの下でも大して変わっていません。
守備の安定性とトレードオフだったガットゥーゾ時代と違い、カウンター用に選手を残しているはずの今のサッカーでカウンターが下手というのは致命的ですね…。

  • 2019/10/04 (Fri) 13:42
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