ミラノデルビー雑感 ~選手寸評とか~

ミラン対インテルの結果は0-2でインテルの勝利に終わりました。

まぁ、結果は仕方がない。
明らかに不利な相手でしたし、内容的にも完敗でしたしね。

しかしミランのパフォーマンス等についてはハードルを下げてみてもなお満足のいく出来ではなく、色々と疑問の残る結果となりました。


というわけで今回は、心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書いていきます。

まずはGKのドンナルンマについてですが、彼については紛れもなくこの試合のベストプレーヤーです。
彼がいなければ前半の内に試合が決まっていてもおかしくなく、数多のファインセーブでチームを救ってくれました。

そしてDF陣についてですが、彼らは全体的に戦術の犠牲者といった印象。

インテルにサイドを自由に使わせ過ぎですし、そうなってしまったらズルズルとラインを下げるしかないし、押し込まれてしまう。
結果としてクロスはバンバン放り込まれてしまうし、バイタルは頻繁に使われてしまうしで失点は時間の問題です。

CLではプラハが見事なサイド封じ(コチラの記事で詳述)を見せてインテルから勝ち点をもぎ取ったわけで、もっとやりようはあったと思うんですけどね(インテルもキッチリと修正してきたので、丸っきり同じ戦術ではダメですが)。

というわけでコンティやロドリゲスは個人でも悪いパフォーマンスでしたが、同情の余地は少しあるかなと。



続いて中盤ですが、そもそもなぜベナセルを出さないのかと。
個で剥がせないメンツですから、インテルにマンツーマンでハイプレスをかけられて案の定機能不全に陥りましたし、個で剥がせるベナセルは必要不可欠だったはず。

ラファエル・レオンが30分辺りに中盤でプレスを躱し、そのままカウンター気味の攻撃に繋げたシーンがありましたが、まさにああいうプレーが求められたんですよね。

ケシエもビリアも守備のために外せなかったのかもしれませんが、だったらチャルハノールの代わりに左インサイドハーフで起用すれば良かったわけで(ベナセルは元々インサイドハーフでも十分にプレー可能)。

それに飛ばすパスを出せますから、同サイドのレオンとの相性も良さそうでしたしね。


確かに時間が足りず、そのため中盤の連携が未成熟でスムーズにパスを回せないというのはまぁある程度は致し方ないことだと思います。
しかしその場合だと一層個の力で状況を打開する力が求められるわけですから、ベナセルなりクルニッチ(縦への推進力)なりを起用するのが自然だと思うんですけどね。



次に前線についてですが、まずスソは前半終盤のボール奪取→独走ドリブルを始めいくつか気迫を感じるプレーを見せてくれましたし、守備も比較的頑張っていたかと。
まぁそうは言っても中央寄りでプレーしている際の期待感は相変わらずほぼ皆無(パスの判断が絶望的に良くないため)ですし、中央突破メインの細かい崩しをするチームを作りたいならそろそろ本格的に彼を外す選択をすべきじゃないでしょうか。
当初の理想とするシステムや戦い方を変えてまで使うべきレベルの選手なのか甚だ疑問ですし、メリットよりデメリットの方が遥かに大きいとしか思えません。


ピョンテクに関してはそもそもカウンター型のチームでもないのに3トップの頂点で起用するのが良く分からないし(現状はキープもドリブルもパスも十分にできないし、ポゼッションで活きるタイプではないため)、素直に2トップにするなどして、選手の距離間を短くして極力ボールタッチ時間を減らしていくしかないんじゃないでしょうかね。

昨季、ジェノア時代は隣にクアメというドリブルとキープの出来る良き相棒がいました。
また、ミランに移籍して来てからも気の利いたボールキープなどはほぼ皆無だったものの、ゴールを量産して余裕があったからかワンタッチパスで素早くはたいてチャンスを作るなどしていました。

それらを踏まえると上記のような改善策が妥当ですし、それをせずに今後もこの形の1トップを続けていき、なおかつピョンテクの個人技が一向に改善しないようならいよいよ彼のスタメン落ちもあり得る話になってくるんじゃないかと。
チームの問題ももちろんありますが、彼個人の問題も決して無視できないレベルなので。



レオンに関しては、ドンナルンマに次いで素晴らしいパフォーマンスをした選手じゃないでしょうか。
スピード、テクニック、そしてキレと推進力のあるドリブルはこの日のミランの最大の武器でしたし、どこぞの選手と違ってちゃんとフリーランしてスペースでボールを貰おうとする動きが多々ある点も好印象。

やはり素晴らしい可能性を感じる選手ですし、今後も是非とも継続的に起用して欲しい所。

数年前のミランには、ニアンという才能的にはカンピオーネになり得る逸材がいましたが、主に素行の問題によりその才能が完全に花開くことはありませんでした。

レオンはポテンシャルに関してはニアンと同等以上のものがあると思いますし、後は順調に成長してくれるのを祈りたいです。



最後に交代選手に関して。まずパケタはミランの攻撃サイドが左に傾いていたこともあって頻繁にボールに触れましたが、決定的チャンスを作り出すには至らず。
主にレオンや(その後入ってきた)エルナンデスとの連携にズレが見られましたが、個人的にこういうのは現状構わないと思うんですよね。それこそ時間が解決する類の問題だと思いますしね。

エルナンデスは、ロドリゲスにはできないプレー(エリア内へのドリブルなど)をまざまざと見せつけました。
後はボールがない時や、試合がイーブンな状況でどういったプレーを見せられるのかが気になりますね。次はスタメンで見てみたいです。


レビッチに関しては、出場時間が少ないので割愛。正直言うと入ってきた頃には僕の集中が完全に切れたのであまり覚えてないです。
レオンとレビッチの2トップとか、ちょっと面白そうなので見てみたいですけどね。



ここまでグダグダと思いつくまま書き殴りましたが、ネガティブなワードが多くなってしまい申し訳ないです。
愛するチームが故の、期待をしているが故の批判なんだろうなぁ、と好意的に解釈していただけると幸いです(笑)


それにしても、敗戦は十分に覚悟していたのにいざ負けると悔しいものですね。
インテルには(カップ戦を除くと)長らく勝てていない気がしますし、インテル・ユーヴェとの試合はやはりいついかなる時も格別だと改めて感じます。
勝ったら滅茶苦茶嬉しいですし、負ければどれだけ実力差があろうと悔しいですからね。


さて。こうしてグチグチと文句を垂れている僕が言うのも何ですが、選手・コーチ陣はこの敗戦を引きずることなく出来る限りすぐに切り替えて欲しいと思います(監督は少しこの敗戦を重く受け止めた方が良いでしょうが)。

このデルビー敗戦が尾を引いて、後の試合内容・結果に大きな悪影響を与えてしまった昨季の二の舞は絶対に避けるべきですし、重要なのは次の試合を良い形で迎え、最良の結果を残すことですからね。

次節はアウェーのトリノと難敵ですが、この敗戦を払拭するためにも何とか勝利を収めて欲しいですね。


Forza Milan!

グダグダと長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

※マッチレポート記事についてはやるかどうか未定。

23Comments

名無しのミラニスタ

まぁ酒飲んで忘れましょう
たられば言う価値もない内容だったんで
インテルのメンツ云々よりコンテですよ最大の補強は
それとゴディン素晴らしいっす

ネガティブな事を吐いても誰も責めんと思いますよ
歴長いミラニスタ程毒吐きたくなると思うんでね
試合前から負けを想像する事にも慣れ
負けても怒りもわかん現状に自分でも驚きますわ
怖いっすわ慣れって
勝つ事に慣れてた頃は1敗ですら危機感から喧々囂々だったんですが
歳とったってのもあるんでしょうけど

CL8

敗戦はある程度予想できましたが、インテルに毎年勝てないのは流石に我慢できない状況ですね。財政的にも戦力的にも差がついてしまったので、仕方がない部分もありますがせめて次回のデルビーでは勝点をもぎ取ってほしいですね。
今日のレオンやテオの活躍を見ると、やはりなぜ今まで出場がなかったのか疑問ですね。べナセルを使わずビリアを起用したことも理解不能です。
あとはカカニスタさんの仰るとおり、ピョンテクのポゼッション型の1トップは機能しないので、また2トップでレオンと組ませ、誰かさんを外してボナベンなりパケタやクルニッチをトップ下で起用するのが現状よりマシかなと思います。
誰かさんの起用にこだわるようならジャンパオロは残念ながらその程度の監督なんでしょうね。
次節はトリノ戦ですが、ベストメンバーを組んでもらい勝利を期待したいです。

  • 2019/09/22 (Sun) 19:24
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Joie_de_Myao

確かに大陸選手権出場でチーム合流が遅れた既存戦力(パケタやケシエ)、入団時期の関係でプレシーズン合宿にほぼ参加できてない新加入選手(ベナセル、レオン、レビッチ)、故障から復帰が遅れた新加入選手(クルニッチやテオ)などはいずれもチームの戦術練習への参加が少なく、しかも彼らの多くは今月初旬に代表ウィークで離れてたから、しっかりと戦術を浸透させて試合に臨むスタイルのジャンパオロにとって「使いにくい」という考えも分からなくはない。
ジャンパオロだってクラブの掲げる目標を知らないはずがなく、その目標を達成するために自分が雇われてることだって当然分かってるでしょうし、自身の理想とする戦術に固執し、浸透していない戦術を貫き通して結果を残せなくてもクラブが黙って見過ごしてくれるわけないことも長年プロクラブの監督をやってきてる彼が知らないはずがないでしょう。
ここからは私の勝手な推測ですが、恐らく開幕戦後すぐに4-3-1-2を諦め昨季までの4-3-3やそれに近い4-3-2-1にへ変更したのも「クラブの求める結果を出すための妥協案」であり、それにはスソを従来通りRWG(に近いポジション)でプレーさせることなんでしょう、戦術が浸透しきれていない今のチーム状態だと独力で違いを作れて、チャンスを生み出せるスソが不可欠であり、彼の力を発揮できるのは右サイドなわけですし、ベナセルなど新戦力よりもビリアなど昨季から在籍してる選手を多く先発起用してるのも新しい戦術がチームに浸透しきれてないゆえ昨季まで一緒にプレーしてる選手同士の連携に頼りたいという考えがあるじゃないかと思います。
しかし、それを差し引いても起用が慎重すぎやしないかという思いがあります。来月上旬にはまた代表ウィークがあり既にパケタはセレソン招集が決まってますし、彼以外にもベナセルなど代表の常連となってる選手たちはその度にクラブの練習に参加できなくなるわけですから、これではいつまで経っても起用できなくなるでしょう。
ジャンパオロに今求められるのは前任のガットゥーゾがシーズン途中に加入したパケタやピョンテクを加入後すぐ使ったような新戦力を臆せず起用する勇気でしょう

  • 2019/09/22 (Sun) 19:45
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ロッソネリスタ

更新お疲れ様です、恐らく記事にする気力を出すだけで大変だったのではないかと。ネガティブなワードが多くなるのは当然だと思うので、気にされることはないと思います。

やはり結果を覚悟しているのと、それを実際に味わうのは別物ですよね。妥当な結果とは言え、悔しいものは悔しい。デルビーで長らく勝てていないことも、余計にその辛さを増幅させている気がします。

個人的にもべナセルのスタメン起用は勝ち点をもぎ取る上で必須だと考えていたので、最後まで彼を使わなかった監督の考えが全く理解出来ないです。インテルへの有効な対策が見受けられたわけでもないですし。これを機にスタメンを刷新しろとまでは言いませんが、起用法を改めるにはまたとない機会ではないでしょうか監督さん。お気に入りの誰かさんを重用した結果、4節終えて枠内シュート率リーグ最小とか本当に笑えないので。

レオンの抜擢は思い切り良かったですけどね(むしろ何で今まで使わなかったのかという疑問も纏わりつきますが笑)。今日の試合、守護神以外で良いパフォーマンスを見せたのは新戦力だけと言っても過言ではないですし、そろそろ彼らやジャックを本格的に組み込んで欲しいです。と言うかそうしないとCLは疎かELすら危ういと思うのは僕だけでしょうか?

カカニスタ22さんが仰る通り、選手たちはしっかりと切り替えてトリノ戦に臨む必要がありますね。今回の敗戦を払拭するような勝利、そうでなくても少なくとも今後に期待出来るような試合(選手起用含む)を見せて欲しいです!

・・・色々と書き殴ってしまいすみませんでした。

Forza Milan!!

すくろう

ちょっと酷い内容でしたね
2点で済んだのがラッキーと言えます。新戦力を積極的に使って負けたのならまだ納得できるのですが…レオンや短い時間でしたがテオはまだ良かったんでベナセルはもっと積極的に使って欲しいです
なんかガットゥーゾの時より弱くない?ってのが今のところの印象ですね

  • 2019/09/22 (Sun) 21:52
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リーナ

私もカカニスタさんやコメントしている皆さんと同じ意見だし、感情も一緒です。
代表云々でチーム作りが遅れてるっていうのはそれはインテルも同じことであって理由としては薄いでしょうね。
ジャンパオロの緻密な戦術が浸透してないのが理由かって言われれば、それじゃあエンポリで指揮した二人を使えって話しですよ。
なんだったらジャンパオロとコンテのスタートラインだって一緒でしょ。ミラン、インテルに就任したばかりなんだから。
何が違う?緻密かシンプルさか(コンテのサッカーわかるでしょ)?選手層か(どっこいでしょ)?経験か(どっこいでしょ)?
監督の手腕ならコンテのサイド関連の修正能力は見事でした。ジャンパオロは(スソを外すなど)思いきりが無さすぎて残念ですよ。
あとは、ボールロストしたら走れよって感じです。アッレグリが居なくなってから歩く選手が多すぎですよ。
この敗戦は大きいですよ、監督も選手もサポーターにとっても。

  • 2019/09/22 (Sun) 22:53
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いっしー

こんな内容のダービーで感情的になるのは当たり前なので心情お察しします。
かという私も感情的なツイートしまくってました(笑

敗戦後、時間が過ぎ冷静になって思ったことはジャンパオロさんミランにびびってんなーと(笑

ジャンパオロさんからすると紆余曲折した果てにやっと手に入れたミラン指揮官というチャンス。今までの言動や選手の起用方法から察するにかなり石橋を叩いて渡るような慎重な性格なんでしょうね。
そーゆう性格の人ってある程度選手の関係性やチームとしての枠が完成されたチームだと力発揮するんでしょうけど(サンプだとクアッリャレッラという経験豊富な選手がいてエデルやプラートのような力ある選手もいる感じ)今のミランのような若い選手ばかりで1,2年前に加入した選手が大半を占めてるような何もかもが発展途上のようなチーム。しかも今までと違って大半が代表招集でいなくなるのは当たり前なのに勝って当たり前、内容が伴って当たり前のチームを初めて率いてるわけで。そーゆう経験豊富なコンテさんのうまさが今回のダービーの差なんでしょうねと思いました。

ただジャンパオロさん。これがビッグクラブでは当たり前なのですよ。というかこれをどーにかするのがビッグクラブの監督なのですよ。選手がメンタルで負けてたとか言ってたけど、今回のダービーで一番メンタルで負けてたのはあなたでは?と思ったのが私の雑感です。
失礼な言い方かもですが、まがいなりにもミランというビッグクラブに来る選手って今まであなたが率いてきたチームとはレベル・質ともに格段に違う選手が来る訳で。
その中で戦術が浸透していないからと新加入選手やジャックのような選手を一括りにして石橋を叩いて渡っているほどあなたに時間があるのかなと。これまた失礼かもですがスソ如きにビビってんじゃねーぞと。もっと周りを見渡せと。もっといい選手あんたの周りにいっぱいいるぞと。

ということで中小クラブの監督がいきなりビッグクラブを率いた時の典型的な症状に陥ってると僕は思います。
たぶんジャンパオロさん今回のダービーの内容はあなたの時間的な意味でもかなりまずい内容だと思います。たぶんあなた自身のやり方変えないとまずいと思います。注目は次ですね。少しでも見えるものがなければ解任も時間の問題かズルズル行くかのどっちかかなぁって思ってます。

感情的かつ長文失礼いたしました。

  • 2019/09/23 (Mon) 05:02
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ぬまぬ

久しぶりにコメントさせて頂きます
次節以降のスタメンのメンツに、何らかのメッセージがなければ、ジャンパオロの評価は大きく下がりますね。僕の中でw
まずは、トリノ(アウェイ)、ヴィオラ(ホーム)
…残念ながら、今やこのあたりとCL圏内を争うレベルであることは間違いないわけで。ここまでにチームとしての背骨をもっと確立していて欲しかった。
相手チームとの噛み合わせ、選手のコンデションもありますが、ベナセル、エルナンデスのスタメン起用は早く見ないと、色々納得出来ませんね

  • 2019/09/23 (Mon) 05:20
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名無しのミラニスタ

お疲れさまデス。

今回のデルビー、想定内の内容&結果でした(笑)
長い目でと思ってはいるんですけどね。

  • 2019/09/23 (Mon) 20:14
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Ap21

↑ 途中で送信押してしまったようです
続きから、
今のスタメンやサッカーを監督自身が満足してると思えないので
どなたかも書かれておられるように監督にはもう少しチャレンジャーと言いますか…
たとえ自分のやりたい戦術が浸透出来てなくても、もう少し試行錯誤して
る感が見受けられれば負けても個人的には納得するんですけどね~
ミランようなクラブで指揮をとるのは簡単でない事は理解してますが
私は監督の度胸が見たいデス(笑)

追伸
世界一のレジスタ…もちろん同意です。ユーベに移籍が決まった時
ショックのあまり仕事休みました(笑) 

  • 2019/09/23 (Mon) 20:54
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pixy

いつも楽しく拝見させていただいてます。ジャンパオロって本当に本当に特異な監督ですよね。色んな新任監督のエクスキューズに「時間がかかる」とは使われますが、ジャンパオロはトップクラスに細部まで作り込む監督。フロントはさすがにその辺りはリサーチした上で選んでいるでしょうから、この敗戦でサポートが薄くなることはないでしょうけど。短期での結果を求めた上でのジャンパオロ招聘ならその時点からの大失敗ですからね。エンポリ、サンプの経緯をみてもそういうタイプの監督のはず。でもファンとしてはジャンパオロの哲学や考えがまだ明確に分からないから、スソが不当に優遇されているようにも感じるし、何かスケープゴート寸前の扱いに。ビッククラブを持て余してる典型その通りに感じます。インテル戦ではいかんともしがたい監督の性質の差を感じました。リーグ制覇はもちろん、CLや代表の監督経験があり、選手に自身の考えや哲学をスムーズに伝え浸透させることにおいては当代きってとまで評されるレベルのコンテ。もちろん選手からも評価されているので指導やアドバイスは素直に響く。パケタの件とかも含めて考えてもあらゆる面で現状のジャンパオロとは違いがあります。ジャンパオロの代名詞(?)とされる4-3-1-2は、ミランファンがなれしんだ4-3-1-2と中身は全く違うもの。サッリがチェルシーでやったように、コンセプトの体現者を連れて来れればまだ話は違うのでしょうが、ジャンパオロ指揮下のエンポリではサポナーラの控えだったクルニッチにそこまでのジャンパオロ色は感じないですし、考えれば考えるほど時間がかかる材料しかでてきません。ファンも割れるでしょう。ジャンパオロの戦術哲学を理解しその効果を信じるか、哲学よりも結果を早期に求めるか。早くも正念場・・。

  • 2019/09/23 (Mon) 21:59
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カカニスタ22

カカニスタ22

To 名無しのミラニスタさん

コメントありがとうございます!

コンテは非常に優秀な人物の多い現役イタリア人監督の中でも最高だと思いますし、本当にインテルにとってはまさに最大の補強でしたね。
プリマの有望株を放出しつつFFPを凌ぎ、いざ勝負所となったシーズンでコンテを招聘。
インテルの復権に向けた用意周到ぶりには羨望を超えて尊敬の念すら覚えます。

僕も12-13シーズンまでは1試合毎に激しく喜び、怒り、哀しみ、楽しんだものです。
だからこそその後のシーズンからしばらくはそれまでとのギャップに苦しんだものですが、今ではすっかりこうした状況にも慣れてしまいました…。

  • 2019/09/25 (Wed) 06:16
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カカニスタ22

カカニスタ22

To CL8さん

コメントありがとうございます!

テオとレオンはこの試合における数少ない良かった点でしたし、病み上がりのテオはまだしもレオンはこれまででもっと起用して慣らしておくべき選手だった気がします。
ベナセルを使わなかったのはちょっと擁護できないですね。コンディション面などに問題があったとかなら話は別ですが。

>>また2トップでレオンと組ませ、~

それが現状のベストでしょうね。
そもそも彼の起用に拘らなければすんなりと行き着く選択なわけで、本来であれば実現可能性はかなり高いはずなんですけどね。

  • 2019/09/25 (Wed) 06:19
  • REPLY
カカニスタ22

カカニスタ22

To Joie_de_Myaoさん

コメントありがとうございます!

スソを右に配し、かつ彼を中心としたサッカーへの回帰という一時的な措置でひとまずは凌ごうとする意図は僕も感じていましたが、その一環としてビリアを起用したという考えは盲点でしたし非常に興味深いです。
実際にそれが試合において効果的なのかはかなり疑わしいですが、保守的な采配が目立つあの監督がそのように考えても全くおかしくないですしね。

最後の段落に関しては全くその通りだと思いますね。
代表ウィークが定期的に入るこの状況下で、彼の満足いくまで新戦力や合流遅れた組が練習を積み重ねるのに一体何カ月かかるんだって話です。

  • 2019/09/25 (Wed) 06:21
  • REPLY
カカニスタ22

カカニスタ22

To ロッソネリスタさん

コメントありがとうございます!
お気遣い痛み入ります。

リーグ枠内シュート数最低ってマジですか…。シュート全然打てないなとは思っていましたが、まさかそこまでとは…。

新戦力には打開力を持つ選手が多いですし、戦術が浸透していない今は尚更彼らの力が必要だと思うんですけどね。
既存の選手だって大半は戦術的にも上手くいっていないですからね。

>>そうしないとCLは疎かELすら危ういと思うのは僕だけでしょうか?

今のままだと危ういですね。
確かにジャンパオロ流の戦術浸透の時間や軸となるベテランの不在といった懸念材料はありますが、戦力的・日程的にはCL争いをして然るべきものがあります。まずは次節で内容・結果共に改善したものを見せてもらい、調子を上げていって欲しいですね。

  • 2019/09/25 (Wed) 06:26
  • REPLY
カカニスタ22

カカニスタ22

To すくろうさん

コメントありがとうございます!

ガットゥーゾの持つ選手のモチベーションを上げる術はジャンパオロには無いものだと思いますし、それでいて戦術の浸透が十分にいっておらず、選手が迷いながらプレーしている現状は確かに内容的に酷いものがありますね。

まぁ将来性は今の方が遥かにあると思うので、その点は期待が持てますね。
昨季終盤戦は上がり目がまるで感じられず、絶望的でしたからね…。

  • 2019/09/25 (Wed) 06:27
  • REPLY
カカニスタ22

カカニスタ22

To リーナさん

コメントありがとうございます!

監督としての経験値、より早くチームへと自身の哲学を植え付ける力はコンテに軍配が上がりますし、その辺の力量がモロに結果に響いた印象ですね。
仰る通り、(試合内外を問わず)コンテの修正能力には素晴らしいものがありますしね。

アッレグリ政権の特に1年目は最高のサッカーでしたからねー。
運動量豊富に走り回って流動的な攻撃を実現させていましたし、守備もアンブロジーニ、ガットゥーゾ、フラミニ辺りを中盤で完璧に使いこなして鉄壁でしたしね。

規律とハードワークを植え付けたはずのミハイロビッチ、しかしその後のモンテッラ政権ではいつの間にか走らないサッカーになりましたし、ガットゥーゾ後の今回が同様の形にならないことを祈ります。

  • 2019/09/25 (Wed) 06:28
  • REPLY
カカニスタ22

カカニスタ22

To いっしーさん

コメントありがとうございます!

鋭い心理分析ですね。
推測ですが、元々の性格に加えてビッグクラブにおける予想外のプレッシャーの大きさに面食らい、采配が消極的になっているのはかなりあり得そうですね。
もちろんある程度理想を(一時的に)捨てて現実的に勝ち点を奪いに行くアプローチは正しいと思いますが、一方でサポーターやフロントは若手を数多く起用し、なおかつ華麗なサッカーで勝つという近年とは異なるアプローチを望んでいるわけですから、そうした齟齬が批判の多さに繋がっている側面もありそうです。

一朝一夕で出来ることではないとはいえ、昨季とあまり変わらないメンバーであまり変わらないサッカーを続けていては不信感も覚えてしまいますしね。

次の代表ウィークまでの3連戦が現在のジャンパオロのビッグクラブ監督としての器を測る格好の舞台だと思いますし、とにかくここで何らかの目に見える結果(得点を含めたスタッツだけでなく、選手の動きといった内容的にも)を少しでも出していただきたいですね。

  • 2019/09/25 (Wed) 06:29
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カカニスタ22

カカニスタ22

To ぬまぬさん

お久しぶりです。コメントありがとうございます!

守備陣はある程度形になってきたとはいえ、そこ以外はメンバー・スタメン浸透共にまだまだですからね。

トリノもヴィオラも今はあまり結果が出ていませんが、両者とも難敵であることは間違いなく、それは昨季の対戦結果からも明らかですしね(対トリノ1分1敗、ヴィオラ1勝1敗)
そんな彼らに勝つためにもベナセルとエルナンデスが今後スタメンで出すべきですし、出るでしょう。
ロドリゲス、ビリアそれぞれがあまり良くないだけになおさらです。

  • 2019/09/25 (Wed) 06:30
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カカニスタ22

カカニスタ22

To Ap21さん

コメントありがとうございます!

そうなんですよね。システムにも戦術にも妥協を感じますし、そろそろ自分の望む大体な采配を振るってほしい所です。

ユーベ移籍は本当にショックでしたし、あれは僕の知る限り(ミランにとって)最悪の移籍でした。
財政難により売却せざるを得なかったカカ、イブラヒモビッチ、チアゴ・シウバ等の放出とは明らかに異なるものですし、何より最大のライバルクラブの一つに放出して復活をアシストしてしまったわけですからね…。
もちろん当時のミランにとっても(彼中心のシステムからは脱却していたとはいえ)間違いなく相当に貴重な戦力でしたから、ただただ失望でした。

  • 2019/09/25 (Wed) 06:33
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カカニスタ22

カカニスタ22

To pixyさん

はじめまして!コメントありがとうございます。

「監督の性質の差」というのは凄く分かります。
コンテは優秀な戦術家としてだけでなく選手のモチベーションを引き出すのも非常に上手いですし、仰るように選手に自身の哲学を理解させ、チームに自分の色を出し始めるのもかなり早い監督ですからね。
対してジャンパオロはモチベーターという面では疑問がありますし、細部にも拘るその性質上戦術の浸透にも時間がかかるという欠点があります。それにビッグクラブ初経験ということで未知数な点も多い。

ジャンパオロの長所を最大限に引き出すにはやはり時間を与え、彼のコンセプトがチームに浸透するまでじっくりと待つことなのでしょうが、現状の試合内容だとフロントはともかくファンは疑念を抱かざるを得ませんし、それに新戦力の起用に慎重な点ではフロントも快く思ってはいないでしょう。

今後どうなっていくかは未だ何とも言えないところですが、現状ベストな形は内容に改善が見られつつ結果も(続投が認められるくらいには)十分に残してジャンパオロが続投することであることは間違いないと思うので、まずは代表ウィーク前の3試合に注目ですね。

  • 2019/09/25 (Wed) 06:34
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Ap21

ユーベ復活の一番はコンテだと思いますがピルロも間違いなくキーでしたね。ユーベと共に彼も復活したので、彼にとっては良い移籍でしたが…

今年の3月頃だったかな(?)にアンフィールドでレジェンドマッチがあった際
カカの息子さん来てましたね。幼少の頃にサンシーロに来てたのを見かけた事がありますが大きくなっててカカによく似てる

そうあの試合、スカパの八塚さんがピルロの現役中『この位地からのFKならピルロはPKを蹴るようなものです』とよくおっしゃてましたが、まさにそんな位地からでしたが現役さながらにFK決めてました。

あまりチーム愛やアズーリ愛も表に出さない方でしたがロッソネロに袖を通してるピルロがやはり大好き(スミマセン)

ついでにトリノ戦、スタメン発表のベナセルの名前に一気に目が覚め…
前半は監督のやりたい事がなんとなく見えた場面もあったように思いますが勝利が義務づけられてるチームで指揮、プレーしてる訳ですから
勝つことにも拘って選手も監督も頑張ってほしいですね。

  • 2019/09/29 (Sun) 15:01
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カカニスタ22

カカニスタ22

To Ap21さん

コメントありがとうございます!

コンテ就任とピルロ加入の相乗効果は凄まじいものがありましたね・・・。

ピルロの正確無比なセットプレーは絶好の得点機の一つでしたし、今のミランのセットプレーでのお粗末っぷりを見てると本当に恋しいですよね。


現在の戦績(6戦4敗)ではとてもじゃないですが甘受できるものではないですし、構築途中のチームといえどもう少し結果を残して欲しい所ですね。

  • 2019/10/03 (Thu) 19:16
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