インテル戦プレビュー
今回は、日本時間で明朝(3時45分)行われる、ミラン対インテルのプレビューを行いたいと思います。
Expected lineups for Milan-Inter [Gazzetta dello Sport] pic.twitter.com/Yo2MSG8o1L
— Milan Eye (@MilanEye) 2019年9月21日
システム;4-3-2-1
GK;ドンナルンマ
DF;コンティ ムサッキオ ロマニョーリ ロドリゲス
MF;ケシエ ビリア チャルハノール
FW;スソ パケタ
FW;ピョンテク
こちらの予想では、前節からカラブリア(出場停止)をコンティに代えるのみというスタメン。
それにしてもなぜにベナセルを起用しないのか…。
おそらく守備(好調のビリアは結構相手を潰してくれる)を考えてのことなのかもしれませんが、ハイプレスをかけられたときに独力で剥がせる中盤がいないというのはかなりリスキー。
その分しっかりとした連係が求められますし、2シャドー(扱い)の2人と特にケシエにはいつも以上に頑張って欲しい所。
コンティは言わずもがな。プレシーズンマッチでのプレーぶりからすると、彼1人のパフォーマンスでダービーの結果を(もちろん悪い方向に)決定づける可能性は十分に考えられますが、予想を絶対に裏切って欲しいです。
〇直近成績
・ミラン
1節;ウディネーゼ戦(A)1-0●
2節;ブレシア戦(H)1-0○
3節;ヴェローナ戦(A)0-1○
・インテル
1節;レッチェ戦(H)4-0○
2節;カリアリ戦(A)1-2○
3節;ウディネーゼ戦(H)1-0○
CL;プラハ戦(H)1-1△
なお、両チームの直近5試合のおける直接対決の結果は、ミランの1勝1分3敗です。
〇試合展開・結果予想
いくらダービー戦とはいえ、ミランが初っ端から引いて守るとは考えづらいため、おそらくこれまで通り前からアグレッシブに仕掛けて主導権を握ろうとすると思います。
万が一にもリトリート主体で臨もうものなら非常に不味い。引いて守り切れる最終ラインと中盤の構成ではないですし、前線がピョンテク、スソ、パケタではロングカウンターも難しいですからね。
押し込まれる展開が非常に濃厚ですし、そうなればゴリ押される可能性が高くなります。
ハイプレスからのショートカウンターが構成上ベターですし、インテルから点を奪うにはこれが最も効率的でしょう。
プレスをかける上で重要なのは、やはりブロゾビッチを誰が抑えるかですかね。
1トップ2シャドーの形を維持して相手の3CBにぶつけるのであれば、中盤3枚の内誰かがスライドして彼に対応する必要があります。
一方で、2トップ1トップ下の形に可変するのであればトップ下が見る形になるでしょうし、プラハ戦を観る限りこちらの方が良いでしょう。
その場合はパケタがブロゾビッチに対応することになるでしょうし、彼には攻守における高い貢献が求められますね。
まぁインテルとしても様々な手法でボールを運ぼうとするでしょうし、ミランには状況に応じた的確な対応が必要とされます。
DFラインの高さと個々のパフォーマンス(特にコンティ)や、相手WBへの対処など見るべき点は多いですし、勝利には選手全員の惜しみない献身が重要です。
最後に結果予想ですが、0-1辺りでの敗戦が濃厚かなと。コンティのパフォーマンス次第では更なる大量失点もあり得ます。
ただ、もしミランが勝つとすればロースコア(1-0)になると思うので、とにかく失点しないことが何よりも重要ですね。
さて。試合前予想ではインテル優勢ですしそれに異論はありませんが、デルビーでは直近のパフォーマンスに関係のない展開が生じることは往々にしてあります。
昨季後半戦のミラノデルビー(2-3で敗北)なんかはまさにその典型でしたね…。
そして、そのデルビーが同様に示したように、試合結果がその後のシーズン成績に大きく影響を及ぼしかねないというのもあります(昨季のミランはデルビーでの敗戦後に急降下)。
この一戦の結果は純粋な勝ち点の奪い合い以上に重要な意味を持つものとなりますから、何とか良い結果を出してほしいと思います。
引き分けでも十分ですが、勝ってくれたら最高です(笑)
Forza Milan!!