ミランの夏の移籍まとめ~獲得編~ 【19-20シーズン】
※移籍金等の数字については『Transfermarkt』を参照
※言及対象は主にトップチーム所属の選手のみであり、プリマヴェーラの選手は対象外
○テオ・エルナンデス(←レアルマドリー)
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レアルマドリーから移籍金2000万ユーロで完全移籍。
推進力があり、独力でボールを運べる彼のようなSBは特に中央突破を目論むチームにとっては必要不可欠。
そこで、数的には決して要補強ポジションとはいえなかった左SBを新たに獲得したのでしょう
システムが本格的に変わりそうな今、彼の役割や重要度も変わるかもしれませんが、いずれにせよ復帰が待ち遠しいですね。
現状は右カラブリア、左エルナンデスがバランス的に最良かなと。
○クルニッチ(←エンポリ)
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エンポリから800万ユーロで完全移籍。
推進力のあるドリブルや強烈なシュートを持ち味とするダイナミックな選手。スペースのあるカウンター時などは縦へのスルーパスも上手い。
現在は(おそらく)戦術的な動きを十分に身につけられておらず出場機会に恵まれていませんが、システムが4-3-3に変わるのであれば彼にとっては朗報でしょう。
彼は後方で組み立てに関わるよりも積極的に前線に顔を出して得点に絡むタイプですから、一般に縦に飛び出しやすい4-3-3の方が持ち味をより発揮しやすいはずですしね。
○ドゥアルチ(←フラメンゴ)
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フラメンゴから1100万ユーロで完全移籍。
スピードがあり、ボール運びに長けた現代的なCB(らしい)。
彼もまたイタリア式の守備戦術の適応に時間がかかっているのでしょうし、本格的にスタメン争いに絡んでくるのはまだ先の話でしょう。
今はロマニョーリとムサッキオのコンビが安定しているので良いですが、控えが心許ないですからできるだけ早くフィットして欲しいですね。
○ベナセル(←エンポリ)
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エンポリから1600万ユーロで完全移籍。
まぁ間違いなく今夏最高の補強だと思いますし、実際チームに合流して間もなくのウディネーゼ戦に続き、スタメン出場したブレシア戦でも印象的なプレーを見せてくれました。
敏捷性とボールの受け方の上手さを活かした圧倒的なキープ力、縦パスの意識の高さとそれを可能にする視野・技術には素晴らしいものがあります。
それと確かまだミランでは見せてなかったと思いますが、正確なロングボールも蹴れますからね。
長短のパスを操れる選手ですから、システム・戦術を問わず活躍できるポテンシャルを持っています。
ピルロが去って以来長らく不在だった純正レジスタになり得る真の逸材ですから、彼の成長と活躍には本当に期待しています。
○ラファエル・レオン(←リール)
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リールから2500万ユーロ+チアゴ・ジャロで完全移籍。
圧倒的なスピードとフィジカルに加え、磨けば光りそうなテクニックも兼備する未完の大器。
しかし取引の額で言えば今夏最大のビッグディールだったわけですが、ここまではあまり出場機会に恵まれていません。
加えてミランはシステム変更(4-3-3or4-3-2-1)が濃厚になったわけですが、果たしてどのポジションで起用されるのがベストかは未知数です。
おそらく左ウィングのポジションをレビッチと争う形が濃厚だと思いますが…。
2トップで観てみたいというのが個人的な感想です。
○レビッチ(←フランクフルト)
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— AC Milan (@acmilan) 2019年9月2日
アンドレ・シウバとのトレードで加入。一部報道によると2年間のレンタル移籍で、2500万ユーロでの買取OPが付いているとのこと。
爆発的なスピードがあり、スペースがあればゴリゴリと突破する積極性は魅力的。また複数ポジションをこなせるらしい上に守備にも滅茶苦茶献身的とのことで、非常に使い勝手の良さそうな選手です。
バランス的に右サイドのスソとの相性も良さそうなため、セリエAの厄介な守備に対応できるようであればすんなりと左ウィングのポジションをモノにできそうな期待感がありますね。
楽しみです。
まとめ
4-3-1-2だと物足りないですが、4-3-3システムをメインにして臨むと考えると十分なスカッドを揃えられたんじゃないかなという印象です(中盤に一人潰し屋が欲しかったところですが)
今でもベストの11人なら前者の方が強いとは思いますが、安定感やベンチメンバーを含めた総合力なら4-3-3のほうが無難な選択だと思いますし、同じシステムでも明らかに今季の方がメンバーの質は上がっていると思います。
それだけにジャンパオロ・ミランに懸かる期待は大きいですし、今季こそは最高の結果で終われるよう頑張って欲しいですね。