ミラン、A・シルバとのトレードでレビッチ獲得へ
移籍形態は2年間のレンタル移籍で、買取OPがついているとのことです。
トレード要員に出されるアンドレ・シウバは前節そこそこ良いプレーをしていただけに残念な気持ちも少しありますが、元々移籍は既定路線という感じでしたし仕方ないですかね。
彼はスピードとパワーを兼ね備えた選手で、スペースがあればドリブルでゴリゴリと突破していく積極性のある選手といった感じ。またウイング、トップ、トップ下と様々なポジションでのプレー経験があるとのことですので、ジャンパオロ・ミランでも状況に応じて色々な起用法が想定されますね。
例えばピョンテクの代わりとして1トップを務めることもできるでしょうし、4-3-3の左ウイングも可能でしょう。
特に後者に関しては層が薄いため貴重ですし、それこそスソを中心とするサッカーであれば左ウイングに(ロング)カウンター要員にもなれクロスにも飛び込める彼のような選手はかなり適任だと思います。
移籍形態を考えると、良い取引だったのではないでしょうか。
気がかりな点があるとすれば、4-3-1-2があまり使われなくなるんじゃないかというのが一つ。
パケタがインサイドハーフとして計算されている今のミランでは、トップ下を十分に務められる選手が長期離脱明けのボナベントゥーラ1人という状況でしたから、トップ下が最低でも後1人必要でした。
しかしコレアの獲得に失敗し、代わりにヨビッチを連れてきたということは、今後は4-3-3(4-3-2-1)をメインに戦っていくということなのではないでしょうか。
ヨビッチはトップ下経験もあるそうですが、タイプ的に現チームのトップ下にフィットすることはないでしょうしね(前節のカスティジェホ的な使われ方ならあるいは…ですが正直あまり観たくはない)。
まぁシステムがなんであれスピーディーに攻めるというチームコンセプトは変わらないとは思いますが、選手同士の距離間やコンパクトさをどう維持していくのかは見物ですね。
他にもラファエル・レオンとの関係はどうなるか等気になることや未知数な点はかなりありますし、彼が加入することでチームがどう変わっていくのか注目です。