【セリエA第2節】 ミラン対ブレシア 【マッチレポート】

10 Comments
カカニスタ22
今回は、セリエA第2節ミラン対ブレシアのマッチレビューを行います。

スタメン

ミランーブレシア

ミランは一応4-3-2-1と表記しましたが、実質右に偏った4-3-1-2のような形(詳しくは後述)。
少なくとも純粋な4-3-2-1ではないです。

前半

※試合中にとったメモをそのまま載せています

前半序盤戦の攻防

注目の前線3枚でしたが、とりあえず攻撃時はスソが右に張る。そしてアンドレとカスティジェホが中央で動き回るという形が基本。

同格以上が相手なら容易に対策される戦術でしょうが、プロヴィンチャでしかも4バック相手ならこの戦い方でも問題ないかと。


一方守備時はこれまで通りはっきりとした4-3-1-2の陣形で、カスティジェホがトップ下の位置に入ってアンカーのトナーリをマークするという形。

マーク担当をはっきりさせ、これまで通りサイドに追い込んでそこで奪うという形は良いと思います。

11分、スソのクロスをチャルハノールがヘッドで合わせてミランが先制。
理想通りの展開ではないでしょうか。



前半中盤・終盤戦の攻防

スソを起点に右サイドから攻めていく形がメイン。
カスティジェホも頻繁に右に流れ、同サイドのケシエやカラブリアもフリーランしてパスコースを作っていく。

昨季のサッカーに近いですが、当時と違うのは縦の意識ですかね。
スペースがあればポンポン縦に蹴り込み、手っ取り早くチャンスに繋げようとする意識。
実際それで一度アンドレが惜しいシーンを作りましたね。


この試合ここまでのアンドレは裏に抜けたり下がって受けてボールを運んだりとバランス良く動けていますし、正直にいって今のピョンテクよりも貢献度は高いと思います。
彼がスペースを空けるので、カスティジェホの裏抜けも普段よりは効果的ですしね。


一方のブレシアは、ミランのハイプレスを前になすすべなし。
前線でキープできる選手もしくはドリブルで運べる選手がいれば良いのでしょうが、現状はサイドに追い込まれてそのまま縦に蹴るだけがほとんど。

ただしカウンターだったりロングボールだったりで何とかして押し込んだ後は惜しいチャンスを作るシーンも。

これはミランの(リトリート後の)守備が良くない。
元々メンバー的に中盤の守備の強度が高くないため仕方ない部分もありますが、このままだとロマニョーリが離脱したら崩壊しかねません。

35分辺り、カウンター気味の攻撃からブレシアにゴールを脅かされますがドンナルンマのスーパーセーブ。流石の一言。


前半は1-0で終了。


相手が奇策でも仕掛けて来ない限り今日はこのままでも勝てるでしょうが…何とも微妙なパフォーマンス。

攻撃時は案の定ほとんど機能していないカスティジェホは代えて良さそうですが、守備は頑張っているためもう少し引っ張っても良い気も。
控え選手のコンディションによりますかね。



後半

後半序盤・中盤戦の攻防

ブレシアは前線にアイェを投入。彼にロングボールを入れていく形が増えるが、前半同様サイドを崩してクロスを入れていこうとする攻撃も継続。

60分、アンドレ→ピョンテク

ブレシアが状況に応じて積極的に前プレを仕掛けるようになったことで、少しバタつくミラン。
この点に関してはケシエのポジショニングが悪く、カラブリアからのパスコースがなく手詰まりになるシーンが目立ちました。

65分、チャルハノール→パケタ

前線の動きが少なくなってきたし、ポジションバランスも悪いしで攻め手を欠く展開。

アンドレがいた時は彼が左に流れて少しバランスを保っていましたが、ピョンテクは交代直後を除けば前線に張り、カスティジェホは行方不明で左は機能不全に。



後半終盤戦の攻防

多分80分くらいに、カスティジェホ→ボリーニ。
4-3-3にでもするのかと思ったらパケタトップ下の4-3-1-2ですか…。
パケタのトップ下自体は良いのですが2トップがピョンテクとスソ(実質ウイング)だし、組み合わせが悪い。

しかしその数分後にポスト直撃のシュートを撃つなど見せ場を作る。
ボリーニもやりやすそうですし、パケタを軸にした方がどう考えても強そうなんですけどね…。


その後試合は攻勢を強めるブレシアと、カウンターから決定機を量産するミランという構図に。
しかしケシエとピョンテクがチャンスをふいにし、結局追加点は奪えず試合終了。



雑感

ブレシアに1-0で勝利を収め、今シーズン初勝利となりました。

言いたいことは山ほどありますが、まずはしっかりと勝利を収められたというのは本当に良かったと思います。

何よりこの試合で求められたのは勝ち点3という結果でしたから、それを無事に達成してくれた選手及び監督・スタッフには感謝です。

内容に関してはアレでしたけど、今回のがその場しのぎの戦術であれば一応理解はできますし、実際に結果を残したわけですからとやかく言いません。
この点に関しては次節以降に期待します。


続いて、この試合でおそらく一番の驚きであったアンドレ・シウバの先発起用ですが、個人的にはかなり好意的に見ています。
アンドレ自身のプレーが結構良かったというのもありますが、何よりこの采配にはジャンパオロの決断力の高さが表れていたかなと。


サポーターからの人気も期待度も高いピョンテクをベンチに座らせ、その代わりに移籍リストに載せられサポーターからの評判も良くないアンドレを起用するという決断は中々できるものではないですし、まして敗戦直後というよりプレッシャーのかかる状況下においてはなおさらです。

「コンディションの良い選手を起用する」という言葉に嘘偽りのないことを証明しましたし、熾烈なレギュラー争いを促進することにもなるでしょうから良いことだと思います。


さて。次節は代表ウィーク後のエラス・ヴェローナ戦です。
いよいよその後はミラノダービーですから、まずはヴェローナとの一戦に確実に勝利してもらい、ダービーマッチに向け弾みを付けて欲しいですね。

Forza Milan!


最後まで読んでいただきありがとうございました。

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Comments 10

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すくろう  

マジかというスタメンでしたが結果には満足です。
アンドレも起用された理由も頷けるパフォーマンスでこれまた御見逸れしました!
しかしそれなら何故プレシーズンでもう少し使ってあげなかったのかという気持ちも甦って来ちゃいますね
ピョンテクは今になって考えてみれば前節くだらないシミュレーションしてみたり明らかにメンタルの面でちょっと問題があったっぽかったんでベンチにしたのかなぁと思いました。ただ今節は惜しいシュートもありましたしそういう問題は改善されたように感じました。
と試合前の疑問にはあらかた納得がいったのですがパケタのベンチはいまいち分からなかったかな?
同時にそろそろカスティジェホは厳しいかとも。まぁ今までの中ではまだ良かったんですが…
あとは滑り込みで誰か加入してくれるとありがたいですね

  • 2019/09/01 (Sun) 13:54
  • REPLY
リーナ  

アンドレのスタメンは正直意外でしたが、好印象でした。ウイング的に動けるのでピョンテクより流動的になりましたね( ・∇・)
カスティジェホの代わりにパケタだったらもっと良かったのかなって思います( ・ε・)
ケシエの推進力は流石だと思うのと同時に決定力不足も流石だと思ってしまいました…
それはこの試合を通せばほぼ全員かな……
何はともあれミランの10番が完璧なヘディングで決めてくれたので良かったです( ・∇・)
(早くしなやかで豪快な右足シュートを沈めてほしい)

  • 2019/09/01 (Sun) 15:31
  • REPLY
ロッソネリスタ  

何とか勝ちましたね…!
序盤の先制点が大きかったですね。その場しのぎでもとにかく結果が大事なので、本当に勝てて良かったです。

スタメンは想定外でしたがシウバは好印象でしたね。ロマニョーリは相変わらず頼りになります。離脱とか考えたくないです(笑)
べナセルの縦への意識とそれを実行する技術は素晴らしいですね。間違いなく今期のキープレイヤーの1人でしょう。

問題は監督が「ブレシア相手の」この勝利をどう捉えて、今後チームをどう構築していくかですね。試合後の発言を聞く感じ、やはりパケタをトップ下に据えるつもりはないようで…(今回もカスティジェホの負傷で仕方なく、と言った流れでしたし)。メンバーが揃った状態でパケタを軸にした形が見たいものですが、現状ではジャンパオロのプランは異なるようで非常にもどかしいです。

ダービー前のヴェローナ戦、どのようなシステム・メンバーで臨むのか大いに注目ですね。

ぴょぴょぴょん  

アンドレはやっぱポスト上手いですし気がきくポジショニングと足元もあるのでいいですね。点取れてればなあって感じです。こういう戦術だとピョンテクがなかなか難しいかもしれませんね。

正直内容はアレでしたね。全体的にボール回しの安定感が上がったのはあっても右に張ったスソ頼みで正直昨季とそこまで変えれてないと感じました。これではまた対策されて埋もれてしまいそうですね。
勝てたので万々歳ですが、ブレシア相手に「バロテッリがいたら負けてたかも」と思わされるのは切ない。
次はどういうかたちで臨むのでしょうかね。代表ウィークでジャンパオロ味をもっともっと仕込んでほしいですね。

  • 2019/09/01 (Sun) 19:48
  • REPLY
諭吉  

とりあえず初勝利ただ、ブレシア相手にあの内容。。。
シウバはあのループシュートが入っていれば。。。というところですかね、持っているFWはああいうところを確実に決めてくるので、今後とも頑張って頂きたいです。
あとボリーニですが、2トップを今後採用するのであればFWに再コンバートもありかな??という様に感じました。

カカニスタ22
カカニスタ22  
To すくろうさん

コメントありがとうございます!

ピョンテクの前節のプレーは色んな意味で酷かったですからねー。
今節は通常なら2点は入ってもおかしくない状況でしたし、あともう少しなんですけどね。
早くゴールを決めて精神的に楽になって欲しいです。

パケタは戦術的な動きがまだ身についていないのかなと。
それとインタビューを見る限り、彼が時折見せる遊び心あるプレーをジャンパオロはあまり気に入っていないようですね。

新加入選手はレビッチになりましたね。タイプ的に諸手を挙げて喜ぶというのは個人的にはできませんが、戦力アップにはなると思うので良かったです。

  • 2019/09/02 (Mon) 19:55
  • REPLY
カカニスタ22
カカニスタ22  
To リーナさん

コメントありがとうございます!

ケシエは流石の推進力ですし、チーム合流が遅れてコンディション調整が不十分な中でのあの運動量は凄いとしかいえないですね。
ただもう少し戦術的に動けるようになると更に良いですね。仰るように決定力も課題です。

チャルハノールのミドルシュートは久々に見たいですねー。
あれが戻るだけで彼のサポーターからの評価もかなり変わると思いますしね。

  • 2019/09/02 (Mon) 19:56
  • REPLY
カカニスタ22
カカニスタ22  
To ロッソネリスタさん

コメントありがとうございます!

ロマニョーリの離脱だけはダメですね。考えないようにしましょう(笑)

ベナセルはポンポン縦パスを通せますからね。仰る通りミランのキープレーヤーの1人になると思います。

今回のような戦術で戦い抜く(CL圏)というのは流石に現実的ではないですし、今後は修正を繰り返しつつこれまでのジャンパオロらしいチームに仕上げてくれることを期待したいですね。

  • 2019/09/02 (Mon) 19:57
  • REPLY
カカニスタ22
カカニスタ22  
To ぴょぴょぴょんさん

コメントありがとうございます!

昨季に近い現状のサッカーだと、ライン低めに設定してスソにマンマーク付けたらそれでほぼ確実に封じられると思いますね。
だからこそジャンパオロには抜本的な変化を期待していましたし、この代表ウィークで何とかしてほしいです。

バロテッリがモチベーションマックスで、すぐに倒れたりせずポストプレー等をやってくるのであれば本当に厄介なチームになり得ますね。
彼にはロマンがありますし、復活してくれたら嬉しいです。

  • 2019/09/02 (Mon) 19:58
  • REPLY
カカニスタ22
カカニスタ22  
To 諭吉さん

コメントありがとうございます!

ボリーニの運動量と戦術理解度だと、少なくとも守備に関しては十分に仕事をこなしてくれそうですね。
攻撃に関しては、ペアによるかなと。ピョンテクとだとかなり厳しそうですが、フィットしたレオンとなら良いコンビになれるかもしれません。

  • 2019/09/02 (Mon) 20:00
  • REPLY