ジャンパオロ、早くもシステム変更を考慮か
プレシーズンから終始一貫して採用していた4312に見切りを付け、次節ブレシア戦では433ないし4321に変更する可能性があるらしいです
「前線3人の特徴とシステム・戦術が合っていなかった…」などというプレシーズン中には気づいて然るべき事実をシーズンが開幕し、敗戦を喫してから改めて発言したのには驚きですが、まぁいずれにせよ早期に手を打とうとする姿勢自体は良いと思います。
しかし、変更すべきはシステムではなく選手では?という大きな疑念は拭えませんし、あまりに早すぎる方針転換には驚きを隠せません。
一部の主力選手が戻ってくるまでの一時的な変更なら良いのですが…。
ボナベントゥーラが本格復帰し、レオンとベナセルがコンディションと戦術理解度を上げてスタメン入りを果たせば見違えるチームになると思いますし、ベストの11人で試合すればイタリアのどのチームにも負けないポテンシャルがあると確信しているだけに(総合力ではトップチームにかなり劣るでしょうが)、あのメンバーで1試合こなしただけで4-3-1-2をお蔵入りするのは勿体なさすぎますからね。
ただし、繰り返しになりますが一時的な(目先の試合に勝つための)システム変更であればそんなに悪くないと思います。
現状ではブレシア相手にも苦戦は必至ですし、ボナベントゥーラとレオンが間に合わずにスソとカスティジェホを例のポジションで起用する位だったら433(4321)の方が遥かにマシですしね。
それと、その場合3トップ(1トップ2シャドー)はピョンテク、スソ、チャルハノールの組み合わせが報道によると濃厚らしいです。
個人的には両シャドーがパケタとチャルハノール、中盤が左からベナセル、ビリア、ボリーニ(orケシエ)が現状のベストな布陣だと思いますが、スソ大好きジャンパオロさんが彼を外すことはまずしないでしょうしね。
ビリアとベナセルの併用も、選手層を考えたら現実的ではないですし。
まぁ報道通りでもアンカーのベナセル、左のパケタ、チャルハノールで組み立て~崩してから右のスソに預けて仕留めるという形であれば、プロヴィンチャ相手なら通用すると思います。
要は昨季後半戦の調子の良かった頃のミランの攻めを基本としつつ、そこに調子の良いスソを加えた形ですね。
強豪相手だと厳しいですが(スソが通用しないし、カウンターもできないため)、押し込める相手ならこれでゴリ押すことは可能だと思います。
…グダグダと書き連ねましたが、とにかく僕の主張としては「一部主力の本格復帰やトップ下補強等があるまではシステムを変更するのは悪くない、しかし4-3-1-2を完全に捨てるべきではない」ってことですね。
僕はミランが強ければシステムもメンバーも最早なんでも良いですが、個人的に今一番強くなり得るのが4-3-1-2だと思っているので。
まぁなんであれ、ジャンパオロさんには早く手のひらを返させてほしいですね。