コンティの去就はどうなる?
今回はコンティについて。
当初はアンタッチャブルな選手の1人として数えられていたコンティですが、プレシーズンマッチでのパフォーマンスが影響してか、にわかに移籍(といっても単年レンタル)の可能性が報じられるようになりました。
最近はパルマやブレーメンといったクラブが獲得に興味を示しているとの報道がありますね。
元々コンティはその圧倒的な攻撃性能が高く評価されていたわけですが、守備に関してもタックル等の積極性には定評があり、そこまで問題視されてはいませんでした。
しかし、約1年もの長期離脱を経て復帰してからというもの、彼の守備は明らかに許容できるレベルを超えてしまっており、それはこのプレシーズンマッチでも改善されることはありませんでした。
この点については試合勘の問題という面も否定できませんし、対面する相手との間合いや周囲の味方との適切な距離間などを思い出せれば改善する可能性は十分にあると思います。
そう考えると、よりスタメンとして出られる可能性の高いクラブへとレンタル移籍して感覚を取り戻すという選択も十分に考慮されるべきものかなと。特に、パルマが出場機会を保証してくれているというのが本当であればなおさらです。
今のミランだとカラブリアの控えとして出場機会が制限されますしね。カラブリアも小さい怪我をちょくちょくするので出番はあるとは思うんですけどね。
しかし、そうしたレンタル移籍の実現に当たっては主に2つの問題があります。1つはコンティ自身の意思、そしてもう1つは右SBの選手層の問題です。
まず前者について、代理人によればコンティはミラン残留を希望していると言うことで、あまりレンタル移籍に乗り気ではないらしいです。
続いて後者について、現有右SBの戦力はカラブリアとコンティの2人だけであり、当然ながらコンティを放出すれば代役となる選手の獲得が必須となります、
以前の報道によれば、その場合サンプドリアのサーラを獲得するかもといった話がありましたが信ぴょう性は不明です。
そういえば、スクデット獲得経験もある百戦錬磨の右SBが今フリーらしいですが、コンティ移籍の場合は獲りにいったらどうですかね(笑)
まぁいずれにせよ、以上の問題により移籍の可能性は高くないだろうというのが個人的な見解です。ただし移籍市場はまだ多くの国で開いていますから、最終的にどうなるかはわかりません。
今後の報道にも注目していきたいです。