フェロニケリ戦、選手寸評
先日行われたフェロニケリとの一戦にて、0-2で勝利を収めたミラン。
今回は、その試合における各選手の個人的寸評を行おうかなと。
ただし、出場選手が多いこともあり、先日のマッチレポート記事にて既に詳しく言及した選手(ボナベントゥーラ、パケタ、レオン、ボリーニ)については割愛します。
○ドンナルンマ
ピンチが訪れることもなく、無難に対処(主にクロスボール)。
○カラブリア
自陣に戻りながらの守備に関してやや危うさは見られたものの、それ以外はこれまで通りの安定したパフォーマンス。
というかDF陣は、この試合ではほとんど出番がなかったのであまり語ることがないですね。
○ガッビア
安定したパス出しとハイボール処理でチームの無失点に貢献。
○ロマニョーリ
同上
○ロドリゲス
同上
○ビリア
地味にここまでのプレシーズンマッチのすべてで先発出場していますが、コンディションも良さそうですし安定したパフォーマンスを披露し続けてくれています。
積極的な縦パス供給と、範囲はそこまで広く無いものの粘り強い守備は特に印象的です。
○チャルハノール
彼は連携で活きるタイプのため、この試合ではアンドレやクルニッチなどのあまり組んだことのない選手が周囲にいたこともあってかそこまで目立ったパフォーマンスは見せられず。
○クルニッチ
無難にプレーしていましたが、少し窮屈そうな印象を受けましたね。
彼の場合は積極的に前線に飛び出すのが持ち味ですから、もう少し中央のスペースを空けてくれる選手がトップ下にいてくれると良いんですけどね。
それこそボナベントゥーラがトップ下にいる時に観てみたい選手です。
○スソ
見事なFKで先制点を奪取。
彼に関しては良い所も気になる所もこれまでと全く同じため、これ以上は言いません。
○カスティジェホ
彼もまたこれまでと同じ。
流石にこのパフォーマンスでは次辺りからベンチ行きが極めて濃厚でしょうが、果たして残留するのでしょうか。
○アンドレ・シウバ
カスティジェホよりは良いですが、フロントに放出を思いとどまらせるようなパフォーマンスではなかったかなと。
本人が残留を希望しているといった報道はないですし、移籍した方が双方にとって良いのかもしれませんね。
問題はプレミア市場が閉まった今、買い手が付くかどうかですが。
○アントニオ・ドンナルンマ(※20時半頃追記)
後半から出場し、無失点に貢献。
あまり彼の出番はありませんでしたが、致命的なミスというのもありませんでした。
シーズン後に出番があるかは微妙なところですが、なにがあるかわかりませんし、チームに所属する以上はしっかりと調整を続けて欲しいですね。
○コンティ
この試合で特に印象に残った選手の1人。
これまでと違い、積極的な攻め上がりでゴール前に侵入し、バー直撃のシュートなどでゴールを脅かしました。
かつてのアタランタ時代の面影が少し見られましたね。
今回のように相手を押し込める(守備力の低さが露呈しない)展開であれば彼の持ち味が活きますし、そう考えると1点が欲しい時に相手の守備をこじ開けるためのスーパーサブとしてなら今の状態でも貴重な存在になれるかなという感想です。
○ムサッキオ
ガッビア等守備陣と同じ感想。
○ストリニッチ
パケタやボナベントゥーラといった、狭いスペースであろう前方のスペースにパスを通せる選手がいると彼の走力も活きますね。
なかなか良かったのではないでしょうか。
○ピョンテク
この試合ではネットを揺らしましたが惜しくもオフサイドとなりノーゴール。
「9番のジンクス」と相まって、結果が出ていない現状は確かに不安要素ではあるのですが…まぁ大丈夫でしょう。
ただし、今プレシーズン最後の試合となるチェゼーナ戦では是非ともゴールを決めて欲しいですね。
○ラクサール
プレーについては特に印象に残っていません。
ここ最近移籍の報道が活発化していますが、果たしてどうなりますかね。
○マルディーニ
やはりスペースのある場所では正確なプレーを見せられますし、できればもう少し長く観たい選手なんですよね。
○ブレッシャニーニ
前回までと違いビリアとの交代でアンカーポジションに入っていたと思いますが、中々にテンポよくボールを捌けていた印象です。
ポジショニングが的確で頭の良さそうな選手ですし、いずれはトップチームに定着して欲しいですね。