ケシエのウルブス移籍は実現するのか?
先日から報じられている、ケシエのウォルヴァーハンプトン移籍の噂。
2500万ユーロ+ボーナス300万ユーロでクラブ間合意を果たしたなんて話もあります。
今夏のプレミアの移籍市場は本日を以て閉幕ということで、今日中に決着が着く非常にホットな話題ですね。
この噂に関する率直な感想としては、「ちょっと安くない?」というのがまず一つ。
ケシエがミランに加入してから2年が経ったわけですが、その間セリエAで71試合に出場。たった5試合にしか欠場していないという凄まじいタフさと稼働率を誇ります。
また、その出場の中で通算12ゴール5アシストを記録。得点の多くがPKというのは留意すべき点ではありますし、パフォーマンスに関していえば決して満足できるものではない試合も多々あったものの、ここ2年のミランで主力としてほぼフル稼働したというのは紛れもない事実です。
そのような彼を獲得時とほとんど変わらない額で売却するというのはいかがなものかと。
相手はプレミアのクラブですし、もう少し移籍金を引き出せたんじゃないかと思うんですけどね。
そして、移籍金の他に気になる点としては、ケシエの後釜の目途は立っているのか?というもの。
ケシエを守備の上手い選手と評するのは個人的に抵抗がありますが、抜群の機動力を活かした守備範囲の広さは特筆すべきものがあります。
そして、一般的に4-3-1-2だと中盤には守備範囲の広さが要求されますが、その点に関してはケシエの持つ長所とガッチリ噛み合いますね。
中でもテクニカルな選手が増えた今のミランにとって中盤の守備強度は課題の一つとして挙げられますし、そうした課題を解決し得る能力を持ったケシエは今のチームにとっては貴重な存在です。
攻撃に関しても、運動量とフィジカル・機動力を活かしたフリーランは今の走れるチームにおいてですらずば抜けていますから、1人こういうタイプの選手は保有しておきたいところ。
ですので、彼を売却するのであればタイプ的に似た選手を獲ってきて欲しいものですが、少なくとも僕の知る限りそうした噂はないですし、その点はかなりの不安要素の一つです。
以上のことから、ケシエの放出には個人的にあまり賛同できないですね。
…という記事を昼の12時に投稿する予定だったのですが、まさかの投稿予約をミスるという(笑)
当時書けなかったことを少し補足しますと、プレミアの移籍市場が残り数時間となった今でもケシエの去就については未定のようで、現在も交渉中なのかもしれませんね。
移籍金については3000万ユーロという話も出てきおり、当初の報道より少し上がりましたね。ただしもう500万ユーロは最低でも追加して欲しいというのが本音です。