クトローネは完全移籍してしまうのか?
先日の報道によると、クトローネがプレミアのウォルヴァーハンプトン移籍に近づいているとのこと。
移籍金は報道によって異なりますが、大体1600~2000万ユーロといったところでしょうか。
正直、彼の放出については当初からそこまで否定的ではないのですが、その目的はあくまで「成長」のためであり、それゆえ移籍形態も「レンタル」であって欲しいというのが個人的な希望でした。
ピョンテクがいる以上、今のクトローネがスタメンを取るのはかなり難しいと思いますし、それなら出場機会がより多くもらえそうなクラブへ武者修行にいく方が彼の将来にとっては良いのかなと。
しかし、フロントの目指すクトローネ放出は「資金捻出」のためであり、それゆえ移籍形態も「完全」というのが専らの報道です。
アンドレ・シウバのモナコ移籍が破断し、移籍金3000万ユーロが露と消えたことも、クトローネの移籍話を加速させることになった原因の一つかもしれませんね。
当初はアンドレ売却によって得た資金をコレアにつぎ込むといった算段だったのでしょうから、不足分は別の選手の放出で補う必要がありますからね・・・。相変わらずアンドレは放出候補として挙げられているものの、流石に3000万ユーロを払って獲るクラブはないでしょうしね。
まぁこうした事情から、クトローネ完全移籍による売却資金の獲得は必要な事であるというのも事実なのですが、せめて買戻しOPは付けてくれないものかと。
例えばユヴェントスなんかは、報道を見るに有望株であるケーン(昨季終盤にゴールを量産して話題になった)の放出に前向きな一方で、買い戻しOPは付けようという意思があるように思われます。
クトローネの将来は今後師事する監督によって大きく変わってきそうですが、いずれにせよ有望な選手であることは間違いないわけですから、大きく成長を遂げた際に買い戻せるオプションというのは保険としてとっておくべきではないかと思うんですよね。
流石に純粋な完全移籍で手放すには早い気がしますし、17-18シーズンを思い返すと感情的にも辛いものがあります。
もちろんそうした条項を盛り込む場合、交渉は通常よりも複雑化することは間違いないでしょうが、そこはフロントの腕の見せ所かなと。
まだ正式に決まったわけではないですが、オプション無し完全移籍はかなり抵抗あるなーというのが個人的見解です。
あと、クトローネとアンドレを両方手放すのであれば、コレアの他にさらなるFWの補強は必須になると思います。