インサイドハーフの補強はどうなるか
ローマとのヴェレトゥ争奪戦に敗れたことにより、他のインサイドハーフ探しを強いられることとなったミラン。
ヴェレトゥを逃したこと自体は別に良いのですが、問題としては補強が遅れることで、戦術を浸透させチーム力を上げるための時間が十分にとれなくなることです。
それこそ、これから行われるICC(インターナショナル・チャンピオンズ・カップ)ではベンフィカやユナイテッドといった強敵と戦えるチャンスがあり、腕試しにはもってこいはなわけですが、ただでさえバカンスだったり別メニュー調整だったりにより不在者の多い現チームで臨んだところで果たしてどれだけの戦術面における収穫が得られるのかですよね。
まぁそうしたことは本日非公開で行われたノヴァ―ラ戦についての記事で併せて書く予定なので置いとくとして、今回は代わりとなるインサイドハーフが誰になるのか(誰が良いのか)について自分なりの見解を書かせていただかこうかなと。
まず、何といってもサンプドリアのプラートですよね。
ジャンパオロ就任当初はアンデルセンと共に根強くミラン移籍の噂が報じられていた彼ですが、ヴェレトゥの名前が有力になっていく中で徐々にフェードアウトしていきました。
しかし、ここにきて噂が再燃しつつあります。サンプドリアの会長もプラートのミラン移籍を暗に支持するようなコメントを残してくれており、それ相応の金額を払えばスムーズに合意にまで至りそうな気配はありますね。
ただ、「それ相応の金額」というのが報道によれば2500万ユーロということで、言い値で買うのはやや躊躇されるところではありますが…。
個人的には2000万ユーロ+ボーナスといった形でまとまってくれたら最高かなーと考えているのですが、バレンシアを始めとする競合クラブもいるようなので高騰の危険性はありますね。
次に、メキシコのモンテレイに所属するロドルフォ・ピサーロ。彼についてはミランがヴェレトゥ獲得失敗に備えて獲得を考慮しているという報道が数日前になされていました。
おそらく噂で終わる話でしょう。800万ユーロのバイアウト条項があるみたいなので獲得難易度は比較的低いといえそうですが・・・。
最後に。やはりモドリッチについて触れないわけにはいかないでしょう(笑)
今季からミランのフロント入りしたボバンがどうやらモドリッチに夢中らしく、彼を積極的にミランへと勧誘しているとか。
モドリッチ自身も実はミラニスタなんじゃないか?なんて話もあり、もしこれが事実だとすれば奇跡を実現させるための後押しになるものではありますね。
とは言え年俸問題(1200万ユーロ)、モドリッチの意思(本人はマドリー残留希望らしい)、競合クラブの存在(彼が市場に出れば他クラブも黙っていないでしょう)といったような問題は山積みですし、実現の確率は限りなく低いと言わざるを得ないです(トレイラの方がまだ可能性はありましたね。笑)
まぁ実現性がどうであれこういう噂が浮上するだけでワクワクしますし、僕のメルカートにおけるスタンスは「全力で踊らされる」ですのでこういう噂はウェルカムです(笑)
さて。結局のところ、現時点では獲得濃厚なインサイドハーフの選手はいないというのが結論になってしまいそうです。CBと同様ですね。
個人的にはプラート+守備に貢献できる選手の計2人を獲ってくれたら大満足なのですが、前者は移籍金問題、後者は噂すらないということで長丁場になるかもしれませんね。
できれば早く決めて欲しいと思う一方で、最終盤での駆け込み大物補強を微かに期待しているミラニスタの方は僕以外にもいるのではないでしょうか(笑)
まぁ何にせよ、ナーバスになることなく楽しみながら移籍市場の動向を追っていきたいですね。