ミランの選手たちが背番号を変更~ピョンテクはジンクスを打ち破れるか~
それは背番号の変更です。
Krunic will take number 33.
— TheMilanBible (@TheMilanBible) 2019年7月9日
Biglia will take number 20.
[via @AntoVitiello]
上記ソースによると、対象番号は20、33、9。これらの番号をそれぞれビリア、クルニッチ、そしてピョンテクがつけるとのことらしいです。
今回その番号を受け継いだビリアは現在残留すら不確かな状況であり、またすぐに欠番となる可能性も否定できません。
ですがもし残留するとすれば、持ち前の経験をフルに活かしてもらい、若手が非常に多くなった今のチームを引っ張っていって欲しいですね。
次に「33」。これはカルダーラが今季つけていた番号であったわけですが、新加入選手であるクルニッチに譲るようです。
以前からカルダーラ自身が背番号の変更を示唆(希望)していましたから変更自体に驚きはありませんでしたが、変更後の番号が未定というのは少し気になります。
個人的には、クリスティアン・サパタ(17)かマウリ(4)の番号を継ぐのかなーと漠然と考えています。
最後に「9」。こちらはかつて世界最高クラスの点取り屋であったフィリッポ・インザーギが長年つけていた大変意義深い番号であるわけですが、ピッポ以降にこの番号をつけてプレーしたストライカーは軒並み低調なパフォーマンスに終始し、短期間でチームを去るという事態が続いている曰く付きの番号でもあります。
具体的にその変遷を辿りますと、ピッポ後は
パト
↓
マトリ
↓
トーレス
↓
デストロ
↓
ルイス・アドリアーノ
↓
ラパドゥーラ
↓
アンドレ・シウバ
↓
イグアイン
と、実に8人ものストライカーがつけてきましたわけですが、いずれも本領を発揮することができませんでした。
さて。そんな中、来季からはピョンテクがこの番号をつけるわけですが、果たしてこの負の連鎖を断ち切ることができるでしょうか?
今シーズンはジェノアとミランで得点を量産し、既にストライカーとしての実力は証明済み。そして何より、来季からはストライカーを活かすのが上手いジャンパオロ新監督の下でのプレーということで、成功する要素は十分に存在します。
彼には是非とも大活躍を見せてもらい、ピッポ以来となる「9」の定着ならびにイブラヒモビッチ以来となる「絶対的ストライカー」として君臨して欲しいです。