エヴェルトン獲得という名の夢物語
コパ・アメリカで優勝を果たしたブラジル代表。
エースのネイマールが大会前に離脱するアクシデントに見舞われたものの、流石の層の厚さを見せつけましたね。
そして、そのネイマールの代役として素晴らしいパフォーマンスを見せ、大会得点王に輝いたのがエヴェルトンです。
今大会開始の前から名前を知っていたミラニスタの方も多いかもしれません。というのも、レオナルドがまだミランSDとして活動していた頃、彼の獲得に動いていたからです。
一部報道では既に個人合意を取り付けていたなんて話もありましたし、実際に彼の代理人もレオナルドとの接触を認めるなど、獲得に向けた具体的な動きは確かにあったようです。
しかしご存知の通りレオナルドはクラブとの確執により辞任。いつの間にか噂も立ち消えました。
また、先日ミランがエヴェルトンの獲得に再び近づいているという報道がなされましたが、クラブに近いメディアによって即座に否定されました。
当時とは違い、国際大会で結果を残したエヴェルトンの価値は更に跳ね上がったでしょうし、獲得に動きだすクラブも増えてくるでしょう。
そんな中、最強のブラジルコネクションを持つレオナルドが去った今のミランが獲得することは極めて難しいと言わざるを得ません。
また、新監督がジャンパオロ(4-3-1-2)になり獲得の必要性が薄まったことも、獲得を遠ざける一つの要因かなという気がします。
それこそ4-3-3の使い手が指揮官(例えばディ・フランチェスコなど)であれば、今も獲得候補として頻繁に名前が挙げられていたかもしれませんけどね。
というわけで様々な理由から獲得は難しいですしその必要性もそこまで高くないわけですが、個人的な好みで言わせてもらうと来て欲しい選手であることは間違いないです。
というのも僕、ブラジル人アタッカーが大好きなんですよ(笑)
近年を振り返ると、カカを始め、パト、ロナウジーニョ、ロビーニョなどのブラジル人アタッカーがほぼ常に強い時のミランの攻撃を牽引してくれていました(ロニーは1年だけですが)。
近年のミランの成功はブラジル人の活躍抜きでは語れませんし、パケタという才能の塊がいるとは言え、もう1人よりアタッカー色の強いブラジル人選手が欲しいかなというのが本音です。
エヴェルトンのプレーには華がありますし、何よりネイマールの代役として臨んだこの地元開催でのコパ・アメリカの活躍ぶりを見るに、多大なプレッシャーを跳ね除ける能力の高さやチャンスをものにできる力を感じます。
こうしたメンタリティの優秀さも超一流の選手になる上で不可欠なものであると思いますし、エヴェルトンはそれを持っているのではないかと。
後、懸念材料であるポジションの問題ですが、現時点で言えばいかにもウイングプレーヤーという感じでサイドからの仕掛け・カットインを特長とする選手ですので、WGポジションのない4-3-1-2は確かに難しいとは思います。
まぁしかし2トップの左で流動的な動きをさせれば機能する可能性はありますし、何より兼ねてから個人的に待望する「カウンター時にドリブルで運べる快速ドリブラー」としてはベストに近い人選ではないかなと感じています。
最後に。繰り返しになりますが、現在エヴェルトンを獲得する可能性も必要性も低いことは間違いないと思います。
ですが、ブラジル人アタッカーを愛する者としてはミランのユニホームを来て活躍してほしいというのが本音であります(笑)
報道によれば、100%ないというわけでもなさそうなエヴェルトン獲得の可能性。
限りなく低いとは認識しつつも、わずかな期待感を抱きながらメルカートを楽しみたいと思います。


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