契約満了を迎えた5人の選手たち【Grazie】
体調崩して2日休みました。
告知なく更新を滞らせてしまい申し訳ありませんでした・・・。
さて。今回は先日の6月30日をもって契約満了を迎えた5人の選手たちについて書こうかなと。
○アバーテ(09-19)
ミランの下部組織出身。幾度かの移籍を経て09-10シーズンにミランに復帰し、それ以降の大半をチームの主力としてプレーしたレジェンド。10-11シーズンのスクデット獲得を知る最後のミラン所属選手でもありました。
11~13年の頃は紛れもなく世界最高クラスの右SBでしたし、攻守ともに素晴らしい活躍だったと思います。
今季は序盤こそコンディション不良もあってか低調なパフォーマンスを見せ、限界説も囁かれましたが、中盤戦から調子を上げてくるとチームの準レギュラーとして貢献。
かつてのようなスピードとキレのあるオーバーラップは鳴りを潜めたものの、安定した守備とビルドアップでチームを後方から支えてくれました。
今季のハイライトは、何といってもCBでの起用でしたね。
しかもベロッティを始めとする屈強な相手をほぼ封じ込めたのが凄い(笑)
後はボローニャ戦での鬼神のごときハイパフォーマンスでしょうか。あの時は契約延長を期待したものでしたが・・・。
そんなアバーテに対しては、イタリアの昇格組を始めとする様々なクラブからオファーが来ているとのこと。
正直なところ、今後ミラン以外のセリエAクラブでプレーするのを観るのはやや心苦しい面もありますが、彼ならまだやれると思います。
どこに行っても応援しますし、最善の選択をして欲しいですね。
○サパタ(12-19)
12-13シーズンにミランに移籍(当時はレンタル)して以降、7シーズンに渡ってプレーしてくれました。
レギュラーとしてフルシーズンを過ごしたことは(確か)なく、ベンチを暖める時期も少なくありませんでしたが、必要とされればピッチ内外で存在感を発揮してくれました。
まぁ好不調の波が大きく、酷いパフォーマンスを見せる時もありましたが今となって良い(?)思い出です(笑)
今季に限って言えばほぼ全ての試合で安定していたと思いますし(多分ローラインを敷く傾向のあるガットゥーゾとの相性が良かったのでしょう)、チームを支えた選手の1人であったことは間違いないですね。
現在のミランはCBが3人、その内の1人は怪我で長期離脱中という状況ですからサパタと契約延長しても良かったと思うんですけどね。
そんなサパタに対しても、アバーテと同様ボローニャを始めとする様々なクラブからオファーが届いているとのことです。
※追記
先ほど、サパタのジェノア移籍が決まったとのこと
Official: #Genoa sign defender Cristian Zapata following his release from #ACMilan https://t.co/xMYuGoOwNC pic.twitter.com/UuafCcMiu4
— footballitalia (@footballitalia) 2019年7月2日
メルカートが開いたばかりでまだ何とも言えませんが、現時点では良い移籍だったのではと感じます。
個人的にジェノアは好きなクラブですし、来季はサパタ・ジェノア共に好成績を残してほしいです。
○モントリーボ(12-19)
彼については前に書いたので詳細は省きますが、個人的には加入初年度のインサイドハーフでプレーしていたときが一番好きでしたしパフォーマンス的にも良かったと思います。
大怪我して以降は、ピルロの真似事というと語弊があるものの、なんというかレジスタっぽいプレーをしていたもののさほど効果的ではなかったかなと。
彼の移籍先にはアタランタが浮上していましたが、果たしてどうなるか…。
体力的にアタランタは厳しいと思いますけどね。
○マウリ(15-19)
当時、破産したパルマから獲得した有望株でしたが、気づけば契約満了を迎える年に。
テクニックと運動量を兼備した選手という評価でしたが、この数年で伸び悩みこれといった特長の感じられない選手になってしまった印象です。
所属先、ポジション、役割などがコロコロ変わり、安定した出場機会と環境を与えられなかったことも伸び悩みの一因でしょうね。
年齢は23とまだまだ若いですし、今後の成長に期待したいです。
まずはセリエAの下位なりBなりで安定した出場機会を得ることが重要かなと思います。
○ベルトラッチ(15-19)
大枚をはたいて獲得した彼でしたが、怪我もありほとんど活躍できずに去ることになりました。
彼に関してもマウリと同様、安定した環境(役割、ポジション的な意味で)を得られなかったことが痛かったかなと。
例えば彼の魅力は攻め上がりからのチャンスメイク・フィニッシュでしたから、4-3-3なりの前方にスペースのあるシステムでガンガン飛び出しをさせるといった役割を持たせればもう少し違った結果になったのではないかなと思います。
4-3-1-2で、まして2トップがバッカやルイス・アドリアーノじゃどうしようもないかな、と。
そんなベルトラッチには古巣のジェノアからの関心が伝えられています。
28歳と老け込む歳ではないですし、既にジェノアでは活躍した実績も残していますから、復活に期待したいところです。


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