18-19シーズンのガットゥーゾ・ミランを振り返る 【中編】
今回は前回の続きから、1月までの試合をレビューします。
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・12節ユヴェントス(H)0-2●
・13節ラツィオ(A)1-1△
・EL5節デュドランジュ(H)5-2〇
・14節パルマ(H)2-1〇
普段から大きな盛り上がりを見せるユヴェントス戦ですが、今回はイグアインが古巣ユヴェントス相手に「恩返し」できるかという点もありいつも以上の注目を集めました。
しかし蓋を開けてみれば、イグアインはPKを外した挙句にレッドカードを受けて退場、チームも0-2の完敗。
また、レッドカードを受けたことによる抗議により、イグアインは2試合の出場停止処分を受けました。
そこで続くラツィオ戦、パルマ戦ではイグアインに代わりクトローネが出場し、チームは1勝1分という上々の結果に。
彼自身もパルマ戦で決勝点を挙げる活躍を見せ、正直なところイグアイン不在の影響をほとんど感じさせませんでしたね。
〇前半終盤戦の低迷
・15節トリノ(A)0-0△
・EL6節オリンピアコス(A)3-1●
・16節フィオレンティーナ(H)0-1●
・17節ボローニャ(A)0-0△
・18節フロジノーネ(A)0-0△
・19節SPAL(H)2-1〇
トリノに引き分けた後、チームはELグループステージ最終節のオリンピアコス戦を迎えました。
引き分け以上で突破確実、負けても1点差ならOKという圧倒的有利な条件の中、チームは酷いパフォーマンスを見せて結果は1-3。GL敗退に終わりました。
昨季のEL決勝トーナメントのアーセナル戦でもそうでしたが、大舞台での経験が少ない選手が多いせいか、こういう大一番で普段通りのパフォーマンスを発揮できない選手が非常に多いですね・・・。
その後、チームは3試合連続でノーゴールに終わり、ELを挟んでリーグ戦4戦連続勝ち無し&ノーゴール。まぁ試合内容的には妥当な結果だと思います。
これによりガットゥーゾ監督の進退が大きく騒がれ、ドナドーニやベンゲルといった後任候補の名が報じられました。
しかし2018年ラストゲームとなったSPAL戦。そこではチームが素晴らしいパフォーマンスを発揮した結果、最終戦を2-1の勝利で飾りました。
この試合は選手の動きが非常に良かったですね。あのスソが裏抜けしまくりでしたからね(笑)
他にもイグアインゴールからの監督との抱擁ですとか、シーズン途中まで不振を極めたチャルハノールの決勝点ですとか、見どころ満載の試合でした。
〇2人の救世主の加入
・伊杯R16サンプドリア(A)0-2○
・スーペルコパ ユヴェントス 1-0●
・20節ジェノア(A)0-2○
・21節ナポリ(H)0-0△
・伊杯R8ナポリ(H)2-0○
パケタとピョンテク。冬加入ながら、ミランの絶対的主力として活躍してくれた2人の選手ですが、その内パケタのデビューはコッパ・イタリアのサンプドリア戦でした。
ブラジルからイタリアに上陸して間もなくの試合でスタメンに抜擢された彼ですが、そこで早くも印象的なプレーを披露。
チャルハノールと息の合ったコンビプレーを見せるなどして、チームの勝利に貢献してくれました。
一方ピョンテクはセリエAのナポリ戦で途中出場し、ミランでのデビューを飾りました。
そして、続くコッパ・イタリアでのナポリ戦では先発出場し、早くも2ゴールを決める大活躍。サポーターの心を鷲掴みしました。

後半戦はこの11人がベストメンバーとなり、チームは逆襲を始めます。
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