レイナとペリンのトレード移籍の噂について
「メディアセット」等による報道では、ミランのGKレイナがユヴェントスのGKペリンとトレードされる可能性があるとのこと。
ペリンは26歳とGKとしては比較的若く(レイナは36歳)、好調時は持ち前の反射神経と運動能力でアクロバティックなセーブを連発するタイプのキーパー。
また、現在貰っている年俸を調べたところ250万ユーロらしいので、レイナ(300万ユーロ)よりも(現時点では)安い。
以上がパッと思いつくペリンの有する長所なわけですが、個人的見解を言わせてもらうとこのトレードには反対です。
理由として、まず第一にレイナの方が良いキーパーだ(と少なくとも僕は思っている)から。
セービングの技術、足元の技術共に今のレイナの方が明確に上だと思いますし、何より安定感が違うかなと。
今季のペリンは一切観ていないので数年前の印象ではあるのですが、キャッチングでいけそうな所を弾いたり、またボールの弾く方向が悪く二次攻撃をくらったりとセービング技術に難がある印象なんですよね。後はポジショニングも不安定。
シュートストップ自体は良いと思うんですけどね。「こんなの止めちゃうの!?」みたいなセーブも多々ありましたし。ただその後の処理に問題があるかなと。
こうした点がユーヴェで改善されていれば良いのですが、あんまりそういう話も聞きませんしね。
第二に、怪我が多い。
ジェノア時代も頻繁に離脱していましたが、ユーヴェに加入してもちょくちょく離脱していますからね。
ペリンが来るとすればドンナルンマは放出でしょうから(ペリンは出場機会を望んでいるらしいため)、正GKとして彼を迎えることになると思われます。
正GKに頻繁に怪我をされると困りますし、それなら頑丈なレイナで良いじゃないか、と。
第三に、年齢(と場合によっては契約条件)がネック。
レイナと比べるとペリンの方がはるかに若いわけで、若返りは一般的には良いことではあるのですが、ミランはちょっと事情が特別です。
そう、超逸材プリッツァーリがドンナルンマの後継者として控えているんですよね。
大ベテランだが安定感のあるレイナを正GKに据えつつ、時折プリッツァーリに出番を与えるという関係はかなり理想的ですし、状況(レイナの衰えやプリッツァーリの成長速度)によってはお互いの序列を入れ替えることもスムーズにできるかなと。レイナは控えも受け入れてくれるでしょうしね。
一方でペリンは26歳とまだまだバリバリ動ける年齢ですし、そもそも移籍希望の理由が「出場機会の確保のため」と報じられていますから、控えなど受け入れることは絶対にないでしょう。
ともすれば正GKの確約を要求してくる可能性も考えられますし、そうなるとプリッツァーリに出番を与えることは難しくなってしまいますからね・・・。
僕はドンナルンマ売却の場合の後釜は短期的にはレイナ、長期的にはプリッツァーリだと信じていますし、わざわざ別のところから連れてくる必要はないかなと。
ペリンは良い選手だとは思いますが、以上の理由からトレードは反対ですね。


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