18-19シーズンのミラン選手を振り返る 【DF編】


独断と偏見で今季のミラン選手を評価していくシリーズの2回目。今回はDFについてです。


ダヴィデ・カラブリア

セリエA;先発22 途中4 1ゴール 1アシスト
評価;6



断続的に怪我で離脱したものの、今季は全体的に主力としてプレー。

ポジショニングの怪しさ、クロス精度、空中戦など物申したい点は多々ありますが、一方でボール奪取能力や運動量、ビルドアップ能力等はかなりのものを持っており、それらを活かしてチームに貢献してくれました。

ジャンパオロ(来季の監督として実質決定済み)の下での覚醒に大いに期待できる選手の1人だと思っていますので、来季の飛躍が楽しみです。



アンドレア・コンティ

セリエA;先発4 途中8 2アシスト
評価;5.5



2度の長期離脱を経て遂に今季後半から復帰を果たしたコンティ。

途中出場からアシストを記録するなど復帰序盤は幸先の良いスタートを切ったものの、その後は低パフォーマンスに終始。

特に守備時のポジショニングや1対1の弱さはかなり悪目立ちしていました。


来季はどこまで怪我以前のパフォーマンスを取り戻せるかに注目です。
もし取り戻せれば、カラブリアとは違った特色を持つ選手として非常に有力な選択肢となりますしね。



アレッシオ・ロマニョーリ

セリエA;先発32 2ゴール
評価;7



カピターノとしての初シーズン、彼は出色のパフォーマンスを披露してくれました。

地上戦・空中戦を問わず、1対1の強さはリーグ屈指といって良いですし、カバーリングも素晴らしい。

ただ注文を付けるとすれば、インターセプトやタックルといった積極的に奪いに行くプレーは多くなく、そのためズルズルと最終ラインを下げて2ライン間を空けてしまう場面もちらほら見られました(この辺の動きは戦術や中盤ラインとの関係も影響するため、彼だけの責任とは思いませんが)。


例えば、ロマニョーリ自身が「僕のアイドル」だと公言するネスタは、天才的なラインコントロールとカバーリングだけでなく、鋭い出足やハードマーク・タックルで尽く相手ボールを奪い取っていました。

残念ながらまだその域には至っていないかなと。


僕は彼には本当に期待していて、だからこそ厳しくなってしまい恐縮なのですが・・・来季は更なる成長を遂げて欲しいと切に願っています。

DFに積極的な守備を要求するジャンパオロのサッカーは、彼を更に成長させる上でも好都合かもしれませんね。




クリスティアン・サパタ

セリエA;先発12 途中1
評価;6



ムサッキオやロマニョーリが欠場する際に代わってスタメン出場し、控えとしては申し分のないパフォーマンスを披露してくれました。

やらかしも少なかったですしね。

長い間ミランのCBを務めてくれたことに心から感謝です。



イグナツィオ・アバーテ

セリエA;先発15 途中4
評価;10(6.5)



今季序盤はコンディション不足もあり、ベンチを暖める日々が続きました。

しかしその後、CBに故障者が続出したことでまさかのCBを務め、しかもそこで安定したパフォーマンスを披露するというサプライズを提供。

CBが続々と戻ってきてからは控えに戻りましたが、終盤はカラブリアの離脱に伴い再び最終節までスタメンを奪取。

特筆すべきはボローニャ戦。完璧なパフォーマンスで対面のサンソーネを完封し、好調ボローニャ撃破に大きく貢献してくれました。


上記のような今季のパフォーマンスに対する評価は6.5としましたが、これまで長い間ミランに尽くしてくれた彼に対し、特別に最高点である「10」を付けさせていただきました。

彼に対しては、ただただ「ありがとう」という言葉しか見つかりません。

今後、どこへ行っても応援し続けます。



マテオ・ムサッキオ

セリエA;先発29
評価;6



シーズンを通し、無難なパフォーマンスに終始した印象ですね。
そんなに悪くないですが、特別良いわけでもないと。

ディバラのようなテクニックのあるタイプや、空中戦に強い相手を苦手としているのかなーと。

割と戦術理解度は高そうなので、ジャンパオロの下でどうなるかは興味がありますね。



イヴァン・ストリニッチ

セリエA;なし
評価;―




年末頃に心臓の問題を克服して定期的に招集メンバーに入るようになりましたが、実戦復帰は果たせず。

彼はジャンパオロの下でプレーした経験がありますから、それがどういうメリットをもたらしますかね。



マッティア・カルダーラ

セリエA;なし
評価;5



正直かつ率直に言ってしまえば、期待外れだったなーと。

シーズン前は主力としてチームを支えることを期待されていましたが、それがまさかセリエA出場なしでカップ戦に2試合出場するだけに終わるとは・・・。

現在も怪我で離脱中、本格復帰は冬頃になるとのこと。
来季の逆襲に期待です。



リカルド・ロドリゲス

セリエA;先発35 3アシスト
評価;6.5



前半戦では安定した守備を見せていたのですが、後半戦は非常に不安定な守備を露呈。

ポジショニングも時におかしく、攻撃にも積極的には絡まない(絡めない)ということで、正直なところ後半戦は良くなかったかなと。

まぁ戦術的に欠かせない選手でしたし(CBと横並びになってビルドアップに参加。ラクサールでは難しい)、怪我なくほとんどの試合に出場してくれたということで、少し迷いましたが6.5にしました。



ディエゴ・ラクサール

セリエA;先発6 途中14
評価;5.5



上記の通り戦術的に合っていなかったということもあり、守備固めとして途中投入されるパターンがかなり多かったですね。

それでは活きないですし、活躍できなかったのも仕方ないかなと。

彼については移籍の噂もちらほら囁かれていますが、残るとしても今季よりは活躍してくれそうなので個人的には文句ありません。

頑張って欲しいですね。


 
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