ジャンパオロ・ミランのスタメンはどうなる?【予想】
ドナドーニなんて名前が出た時は眩暈がしましたが、この2人であればどちらでも文句ありませんし本当に良かったです。
そんな今回は、有力候補の1人であるジャンパオロがもしもミランに就任した場合のミランの予想スタメン、及び補強必須ポジションについての個人的見解を書いていこうかなと。
本当は昨日の記事にまとめて収めたかったのですが、文量が多かったので分けました(笑)
まず、下図が僕の考える予想スタメンです。

※「?」と示している部分が補強希望ポジション、「()」が代替選手です。
※戦術はサンプドリア時代と同様のものを想定
続いて、それぞれのポジションを詳しく見ていきます。
ドンナルンマが残留を果たしてくれた場合、このポジションは間違いなく不動。
ただ、ビルドアップ時にはCB2人と積極的にボールに絡んでいくことが求められるため、彼の足元の技術の低さは懸念要素となります。
まぁそうは言ってもそれを補って余りあるセービング能力がありますし、このポジションに議論の余地はないでしょう。
今季と違い、各選手のポジショニングがちゃんと整理されれば改善する可能性も十分にありますしね。
〇CB
ここも不動かなーと。カルダーラは相変わらず離脱中ですし、未知数ですしね。
基本はハイラインを維持する戦術のため、足の遅い選手はアウト。そしてビルドアップ時はアンカーがあまり降りて来ないため、ビルドアップ能力の低い選手もアウト。
出来ればムサッキオの代わりにより信頼できる選手(足が速く、ハードマークできる人)を1人置きたいところですが、他に補強ポジションがあるためおそらく補強はないでしょう(あるとしてもバックアッパー)。
〇SB
予想の難しいポジションです。
まず右ですが、守備、ビルドアップ面を考えるとカラブリアでしょう。
時折ポジショニングに怪しさが見られるものの、ボール奪取能力は結構高い(確かタックル成功数のスタッツが良い)ので、ジャンパオロの厳格なポジショニング指導で覚醒する気配はあります。
攻撃面を考えるとコンティですけど、今季の守備の酷さを見るにとてもじゃないですがSB(それも4-3-1-2)では起用できません。
コンディションを戻し、判断も含めた守備力を上げてくれればスタメン奪取のチャンスは十分にありますけどね。全盛期の攻撃力は凄まじいですしね。
左は走力という点でラクサールが若干リードしている気もしますが、ビルドアップ時に詰まった際にSBが下がる役割を持つため、リカロドが来季もスタメンで使われる気も・・・。
両サイド共に状況に応じて使い分けることになるかもしれないですね。
〇アンカー
ここは即戦力を補強して欲しいポジションです。
求められるのは、「ボールを引き出すのが上手く、テンポよくパスを捌け、運動量があり、守備にも一定以上の貢献を果たせる」選手。
理想を言えば現アーセナルのトレイラのような選手。万が一彼が来たら歓喜の雄叫びを上げますが、まぁないでしょう(笑)
(即戦力の)補強がない場合の代替案はビリアになりますが、彼も今季は復帰明け以降のパフォーマンスが悪く、そのため主力として考えるのはかなり危険です。
サブとしては申し分ないですけどね。
〇インサイドハーフ
左はチャルハノールで不動、右はケシエ(代役がいないため)が不動。
豊富な運動量という必要最低限の条件はどちらも満たしており、加えてチャルハノールは流動的に動けるしパスもシンプルに捌けるということで、ジャンパオロのサッカーにはおそらく完璧にフィットするでしょう。
ケシエもポテンシャル的には申し分ないものを持っているため期待できますが、今季のプレーぶりを見るに正直不動の選手として扱うのは危険だと思います。
それに量的に足りないポジションでもあるため、誰かしら補強はして欲しですね。
〇トップ下
パケタで不動。
ほぼ間違いなくジャンパオロ・ミランの核となる選手だと思います。
流動的に動いてパスを引き出し、パスを散らし、ドリブルで持ち運び、スペースを作り出し、果てはラストパスを送ったり自らがエリア内に侵入してゴールを決めたりと、その役割は多岐にわたるでしょうね。
〇トップ
一枠はピョンテクが不動。
もう一枠ですが、これが非常に難しい・・・。
おそらく求められるのは「運動量豊富で、スペースメイクが上手く(中盤の選手が飛び出すスペースを作りたいため)、ドリブルで運べる(カウンターの際に必須になる)」と言ったような選手になるわけで、正直クトローネだとピョンテクと役割が被っていて使いづらいと思うんですよね。
今季のミランのようにサイドからクロスを放り込むだけの戦術ならこの2トップでも良いのですが、ジャンパオロの下ではそういうわけにはいかないでしょうしね。
と言うわけでできれば補強して欲しいわけですが、そうなるとクトローネ代理人が間違いなく黙っていないというジレンマ・・・。
僕個人としてもクトローネには残って欲しいわけですが、スーパーサブとして残ってくれなんていうのは都合の良い話ですしね。
補強費も大してないのでおそらくピョンテク―クトローネのコンビになりそうですが、正直かなりの懸念要素ではあります。
まぁジャンパオロがクトローネを覚醒させてくれることに期待ですかね。
まとめ
本当に今さらな話で恐縮ですが、そもそも新監督がジャンパオロになるとも決まってないこの段階で書くお題ではありませんでしたね。しかも結構な長文(笑)
今夏は非常に限られた予算の中でやり繰りする必要のある非常に厳しいメルカートとなりそうですが、せめて監督の希望したポジションの補強だけは何とか遂行して欲しいと思います。
それはシモーネであろうと、ジャンパオロであろうと変わりません。
それでは今回はこの辺で。
長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。