ミランのCL権獲得のための条件について
今季のセリエAも37節を消化し、いよいよ今週末に最終節を迎えます。
前節を終えた段階での3位~6位のチーム及びその獲得勝ち点は以下の通りです。
3位 アタランタ 66
4位 インテル 66
5位 ミラン 65
6位 ローマ 63
前節でアタランタとインテルが勝ち点を落としたため、彼らとの勝ち点差は「1」となりました。
できればアタランタとは勝ち点で並びたかったんですけどね。
というわけで既知の方も多いとは思いますが、今回はミランの逆転4位以内フィニッシュのための条件を見ていこうかなと。
①ミラン勝利の場合
ミランが最終節に勝利した場合、アタランタ、インテルの片方もしくは両方が引き分け以下でミランの4位以上が確定します。
最もシンプルかつ現実的なシナリオですね。
②ミラン引き分けの場合
これが非常に面倒くさい(笑)
まず、ミランが引き分けた場合でも4位に入れる条件を列挙しますと・・・
Ⅰ)インテル引き分け以上、かつ、アタランタ敗北
Ⅱ)インテル、アタランタ敗北、かつ、ローマ勝利
この2つです(多分。笑)
Ⅰについてですが、この場合インテルの勝ち点は「67以上」となり3位、そしてミランとアタランタ(と場合によってはローマ)が勝ち点「66」で並びます。
そうしますと、順位決定方法は「当該チーム間の直接対決の結果」ですので、ミランが優越し4位になれます(ローマを含む3チームが並んだ場合も同様)。
次にⅡについてですが、この場合は4チームが勝ち点「66」で仲良く並びます。
そして上記の順位決定方式を当てはめますと、インテルとミランがそれぞれ3位、4位ということになるわけです(インテル2勝3分1敗、ミラン2勝2分2敗、アタランタ1勝4分1敗、ローマ0勝5分1敗のため)。
つまりⅡの場合はローマの勝利が極めて重要です。
例えばインテル、アタランタが負けたけどローマも勝てず、ミラン、インテル、アタランタの3チームが勝ち点で並ぶだけだと条件を満たせずミランが5位となりますからね・・・。
③ミラン敗北の場合
ミランが負けた場合、言うまでもなくその時点で5位以下確定です。
ローマが勝利した場合は6位転落ですね。
まとめ
ここまでミランが4位内に入るための様々な条件を見てきたわけですが、実質的に勝利が絶対条件といえますね。
そして個人的には、ミランがCL権を獲るとしたら①の中でも「ミラン勝利、かつ、インテル引き分け以下」という状況しかないかなーと。
今のアタランタがサッスオーロ相手に不覚を取るとはどうしても思えないですからね。
多分サッスオーロ側も得点は取れるでしょうが、それ以上にアタランタにボコられる気がしてなりませんし、おそらくスコアは3-1とかになるのではないかと。
万が一あるとすれば引き分けでしょうね。
一方、インテルの相手はエンポリ。
このチームは降格決定的といった状況から一転、直近3試合で全勝を収めて残留圏内である17位に浮上しました。
15位 フィオレンティーナ 40
16位 ウディネーゼ 40
17位 エンポリ 38
18位 ジェノア 37
残留を自らの手で決めるためにも最終節はモチベーションマックスで挑むでしょうし、最近の好調ぶりを考えると非常に厄介なチームですね。
まぁそうは言ってもモチベーションが高いという点においてはインテルも一緒ですし、ホーム開催ということもあってインテル優位であることは間違いないでしょうけどね。
最後になりますが、彼らの試合結果と同じくらい気がかりなのはミランの試合です。
対戦相手のSPALは既に残留を決めており、本来であれば楽に勝つべき試合なわけですが、前節のフロジノーネ戦の有様を見るに微塵も安心できません。
仮に2チームのどちらかがコケてくれても、ミランがそれにお付き合いしたら全て台無しですからね・・・。
早々に2、3点決めてもらって、他会場の結果の方を気にする余裕を作らせてほしいですがどうなるか・・・。
今季のセリエA最終節はほとんどの試合が見逃せません。
白熱のCL権・残留争いの結末を必ず見届けましょう!


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