ミランのCL権獲得の可能性は?
1位と2位は既に決まっているものの、CL圏内となる3・4位は未だ数チームにより争われています。
37節終了時点における3位から6位のチームと勝ち点は以下のようになっています。
3位 インテル 66
4位 アタランタ 65
5位 ミラン 62
6位 ローマ 62
今回は、ライバルチームの残りの対戦相手について言及しつつ、ミランの逆転4位フィニッシュの可能性について探っていこうかなと。
〇ローマ→サッスオーロ(A)、パルマ(H)
比較的楽な対戦相手です(※「A」はアウェー、「H」はホームでの試合という意味)。
最近のサッスオーロは引き分けが多く、最近では絶不調ヴィオラや最下位キエーヴォ辺りにしか勝てていません。
プレースタイル的にもローマにとっては御しやすい相手でしょう。
パルマも同様に引き分けが多い。ただ彼らは場合によっては最終節まで残留が決定できず、最終節ではモチベーションマックスで挑んでくる可能性もありますね。
まぁいずれにせよ、ミランが全勝するという前提であればローマの結果は気にする必要はありません。
直接対決の結果でミランがローマに勝ち越している以上、ミランが全勝すれば抜かれることはないですからね(ミラン、ローマ、もう1チームの計3チームが同一勝ち点で並んだ場合も同様)。
〇ミラン→フロジノーネ(H)、SPAL(A)
以前既に言及しているため割愛。
4位フィニッシュには全勝が絶対条件になるでしょうね。
今回もミランが全勝であることを前提に話を進めています。
〇アタランタ→ユヴェントス(A)、サッスオーロ(H)
とにもかくにもアウェーのユヴェントス戦。これに尽きます。
水曜日にコッパ・イタリア決勝を戦う彼らは中3日でこの試合を迎えることになり、体力的には相当厳しいはず。
それに加えて相手はアウェーのユーヴェです。現在絶好調のアタランタが落とすとしたらココしかないでしょう。
しかし問題はユーヴェの調子がすこぶる悪いこと。ミランとしてはアタランタには最低でも勝ち点3を落としてもらう必要があるわけで、となればユーヴェには勝ってもらう必要があります(サッスオーロには勝つでしょうからね)。
ただ引き分けならまだしも、勝利を収められるかはかなり微妙と言わざるを得ないですね…。
何とか頑張って欲しいところです。
〇インテル→ナポリ(A)、エンポリ(H)
既に2位を確定しているナポリですが、今季最後のサン・パオロでの試合ですしモチベーションはそこそこあるはず。
そしてエンポリ。彼らは中々の曲者でして、直近の2戦で連勝を収め残留争いを非常に激しいものにしています(現在18位と降格圏内ですが、17位ジェノア、16位ウディネーゼとはそれぞれ勝ち点1、2差)。
彼らの残り試合はトリノ、インテルという強敵ですが、最終節まで残留の可能性を残せば最高のモチベーションでインテル戦を迎えることになりますね。
まぁモチベーションの高さはインテルも同様でしょうし、ホームですからインテル有利であることに変わりはないでしょう。
そして彼らは残り2戦で1勝できれば4位以上確定ですからね。ミランが彼らを追い抜くには最低でも勝ち点5を失ってもらう必要があるわけですが、正直あまり現実的ではないですね。
〇現実的なシナリオは…
こうして見ていくと、カギになる試合はやはりユヴェントス―アタランタかなと。
ここでユヴェントスが勝ち、ミランも勝てばアタランタと同勝ち点となり、直接対決の結果によりミランが4位に浮上できます。
しかしなんですが、ここで問題となり得る状況が1つ。それはミラン、アタランタ、そしてインテルが同勝ち点で並んだ場合です。
例えば、残りの2戦をミラン2勝、アタランタ1勝1敗、インテル2分で終えたとします。
その場合勝ち点は「68」で3チームが仲良く横並びとなるわけですが、そうなると順位決定方法は「3チーム間での直接対決の結果」となります。
ミランは他2チームに対し1勝1分2敗、アタランタは1勝2分1敗、インテルは2勝1分1敗です。
つまり、この場合ミランが5位となります…。
以上のことから考えると、最もシンプルかつ現実的な4位フィニッシュのシナリオはインテルとユーヴェに勝ってもらい、ミランがアタランタのみ(ローマと並んでも可)と同勝ち点で並ぶといったところでしょうか。
と言うわけで、ミラニスタの皆さんは次節だけはユヴェンティーノにもなりましょう(笑)
そしてユーヴェが勝ってくれたらインテリスタにもなりましょう(笑)
それでは今回はこの辺で。
最後まで読んでいただきありがとうございました。


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