ミラン、来季は中盤の陣容を大幅入れ替えする可能性も?



『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によれば、来季のミランは中盤を大刷新する可能性があるそうで、その放出候補はモントリーボ、ベルトラッチ、マウリ、ケシエ、バカヨコ、ビリア、の6人だそうです。

さらに、上記のソースによれば…

モントリーボ、ベルトラッチ、マウリの移籍はかなり濃厚(いずれもフリーでの移籍)

バカヨコの去就はCL権の有無が大きく関係。またビリアの去就も重要か

ケシエ売却によるキャピタルゲインは大きいため、放出はあり得る

逆に中盤の「獲得」候補としては、サッスオーロのセンシ、ナポリのディアワラの名が



…とのことです。

今回は上記のそれぞれについて個人的見解を述べていこうかなと。


まず①について。ほぼ間違いなくこの3人は放出だと思いますし、それによる補強もないでしょうね。

言い方は悪いですが明かな余剰人員ですし。

3人ともミランでもっと活躍できる実力や潜在能力はあったと思うのですが……特にマウリは惜しいなぁと。


彼らはいずれも今夏に契約切れとなる選手たちですので移籍金は貰えませんが、来季からモントリーボとベルトラッチの年俸が浮くのは大きいですね。



次に②について。現在レンタル中のバカヨコの完全移籍には3500万ユーロが必要と言われており、それゆえ彼の買取が可能かどうかはCL権獲得の有無が大いに関係してくるそうです。


また買取資金捻出のためにビリアを放出するなんて話も。

ビリアの契約は来年の夏までですし、今夏ならば移籍金も取れますからね。年俸(350万ユーロ)も浮きますし。


ただし前にも書きましたが、ビリアとバカヨコはどちらもアンカーで起用されることが多いもののタイプはかなり違います。

ですのでビリアを売却するならば、それ相応の代役の確保はしてもらう必要がありますね。



次に③について。ケシエの価値は4000万ユーロ以上とも言われており、これは現ミランの選手の中でも上位に位置する額でしょう。

またプレミア方面、PSG、中国クラブなど多数のクラブから関心を寄せられているため、CL権を逃した場合の移籍の可能性は低くはなさそうです。


しかし、ちゃんとした組織が作れる監督の下ならば更なる成長・活躍が望める選手ですし、成長途中の今放出するのは戦力的にも財政的にも非常に勿体ないと思います。

個人的には放出して欲しくないですね。



最後に④について。現在噂される中盤の獲得候補としてはセンシとディアワラの名が挙がっています。

彼らは2人とも若く有望な選手(前者は23、後者は21)であり、能力的にも非常に良い目の付け所だと思います。

保有選手の市場価値を高めたい今のミラン経営陣の戦略とも合致しますしね。


可能性としてはおそらくバカヨコが買い取れなかった場合にディアワラ、ビリアを放出する場合にセンシ獲得が現実味を帯びてくるのではないでしょうか


さて。シーズンも佳境に入り、いよいよこうした移籍の噂話もぽつぽつと出てくることかと思われます。我々サポーターにとって一喜一憂する時期がやってきますね(笑)


そんな移籍市場におけるミランの動向を決定づけるといっても過言ではないのが、来季のCL出場権の有無です。


何としてもCL権を獲得してもらい、充実した移籍市場にしてもらいましょう。


2Comments

シェバシェバ

はじめてのコメントですが、失礼致します。レオナルドは就任した当初からミリンコビッチ・サビッチを欲しがっていると思っていたのですが、そこら辺はどうなのですかね。

  • 2019/04/12 (Fri) 23:29
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カカニスタ22

カカニスタ22

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コメントありがとうございます!


サビッチについては今なおミランの獲得候補として定期的に話題になっていますね。

最近では「サビッチはラツィオ幹部と密約を交わしており、ラツィオが来季のCL権を逃した場合は移籍を容認する」なんて報道もありました(真偽は不明です。笑)

ラツィオのロティート会長の話からも、昨夏のミランが本気でサビッチを獲得しようとしていたのは事実のようですし、おそらく今も獲得候補だと思います。


問題は移籍金ですね。今季のパフォーマンスなら移籍金は下がりそうですが、FFP問題のあるミランにとっては今でも非常に厳しい額でしょう。

彼の獲得には、CL権を獲った上でかつ主力(ケシエなど)を放出して得た資金を充てるくらいは必要になると思います。

  • 2019/04/13 (Sat) 12:50
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