エンポリ戦プレビュー


予想スタメン




この試合のスタメンで注目すべきは、スソの代役と右SBですね。

『Sky』によればそれぞれカスティジェホ、カラブリアとなっていますが、別メディアによれば前者はボリーニやクトローネ、後者はコンティ先発の可能性が取り沙汰されています。

いずれにせよ普段とは違う組み合わせになりますし、ここのスタメンとそのパフォーマンスには注目です。




直近成績

ミラン;3勝2分0敗 9得点 2失点

エンポリ;1勝2分2敗 8得点 8失点




なお、直近5試合における直接対決の結果はミランの2勝2分1敗です。




エンポリ3-0サッスオーロについて


これまで8戦勝ち無しのエンポリでしたが、前節に11位のサッスオーロと対戦して3-0の大勝を収めました。

いきなりの大勝劇で困惑した方も多いと思いますが、この試合での彼らの勝因は明確かつソリッドな守備戦術でした。

説明すると…

・エンポリのシステムは5-3-2、サッスオーロは4-3-3

・相手CBのボール保持時、2トップの2人がアンカーへのパスコースを消してボールをサイドへ誘導

・相手SBに渡った瞬間にインサイドハーフが中へのパスコースを切りながらプレス

・相手に第一プレッシャーラインを越えられた後は2トップの片方が下がって中盤でダイヤモンド型を形成(5-4-1ダイヤモンド)し、中央のパスコースを消す。




結局のところ、徹底的に中央を経由させず同一サイドに閉じこめてしまおうという狙いがあったのでしょうね。

実際この効果は抜群で、サッスオーロは全く中央エリアを使うことが出来ず、サイド(主に左サイドのボガ)からの独力でのドリブル位でしかチャンスを作れませんでした(特に前半)。

後は良い形でボールを奪い、おぼろ豆腐のような固さを誇るサッスオーロ守備陣に対してカウンターを中心にズタズタにした結果、上記のスコアとなりました。




注目プレーヤーについて


上記に挙げたサッスオーロ戦でのパフォーマンスのみから判断させていただきます。

本当は1試合だけで判断するのは良くないんですけどね(しかも相手はサッスオーロ)。イアキーニが監督に就任した時点で……だったので最近のエンポリの試合はこれしか観ていません(笑)



まずアンカーのベナセルがビルドアップ・カウンターの両方の起点として絶大な貢献を果たしていました。

そのパスの受け手としてはインサイドハーフのクルニッチが素晴らしかった。
2ライン間でパスを引き出し、そこからのドリブルで相手守備陣を崩していきました。


もう1人挙げるとすると、2トップの一角でプレーしたファリアスでしょうか。
流動的にサイドに流れながらWB、インサイドハーフと絡んでポゼッションに貢献しつつ、1ゴール1アシストと結果も残していましたね。




試合展開・結果予想


ホームということもあり、少なくとも序盤はミランが主にポゼッションする展開になるでしょうね。

エンポリは9戦ぶりに勝利を収めた前節と比べて戦い方を大きく変えるつもりはないでしょうから、上記の守備戦術で臨むと思われます。

ミランとしては、サイドに誘導された際にどう対処するか(連携でゴリ押し突破、もしくはサイドチェンジなど)が重要になってくるでしょう。

こういうときにはスソがいて欲しいんですけどね。なぜ今回に限って…笑


チャルハノール―パケタラインは安定しているので、後は急造の右サイドコンビ(トリオ)がどれだけやれるかに注目したいです。



守備に関しては、いつも通りの戦術なら早々やられることはないでしょう。

中途半端なボールロストだけは避けて欲しいですね。



さて。最後に結果予想ですが、順当にいけばミランの勝利は間違いないでしょう。
2-0か3-0だと思いますし、そうなって欲しい(笑)



折角アウェーでアタランタに勝利を収めても、こういう試合をものにできなければはっきり言ってCL権は獲れません。

確実に勝利を収めて欲しいと思います。


Forza Milan!


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