セードルフ「レアルマドリーの監督になる可能性があった」
元ミランのクラレンス・セードルフが『マルカ』に対し、古巣であるレアルマドリーの監督就任の可能性について答えました。
「レアルマドリーを我が家のように思っている。正直、マドリーの監督を引き受けようとしていたよ。しかし何度か連絡はあったけど、物事は違う方向へ進んだ。私はまだ若いし、いつの日か戻れたらと願っているよ」
おそらく具体的な話にまでは発展していなかったと思いますが、セードルフがマドリーの監督になる可能性があったとは…。かなり意外でしたね。
ちなみにセードルフの監督歴ですが、ミランの後はスペインのデポルティーボ(ミラニスタにとっては思い出深いクラブですね……)、中国の深センを率い、現在はカメルーン代表監督を務めているそうです。
僕はミラン時代の彼しか実際に見ていないので他チームでの成績などを調べましたが、デポルでは降格の憂き目に遭い、深センでは数カ月で解任と、どうやらここまではうまくいっていないご様子です。現役時代の順風満帆なキャリアとは正反対ですね…。
ミラン時代に関しては同情の余地は大いにありましたけどね。チームが完全に機能不全に陥っていたことに加え、ベルルスコーニ会長の要求通りのサッカーをしなければいけないということで、現役引退してすぐの素人監督にどうにかできる状況ではありませんでした。
それでも彼が務めた19試合(つまり最高獲得可能勝ち点数は57)で勝ち点35を獲得。この勝ち点数は後半戦のみに絞ればリーグ4位だった(英語版ウィキより)とのことで、途中就任の監督として一応の結果は残せていたのかなという気が今思うとしますね。
ただ結果はともかく内容は終始安定せず(良い試合もあれば酷い内容の試合もあり)、同郷であるエマヌエルソンをあからさまなまでに重用するなど、全体としては手放しに褒められるものではなかったかなと。
現在はカメルーン代表監督を務めているセードルフ。個人的に選手としてのセードルフは大好きでしたし、本人は監督としても成功を目指しているようなので頑張って欲しいですね。
まずは現在のカメルーン代表で好成績を残してもらって、いつの日かマドリーに凱旋する前にセリエAに戻ってきてくれたら最高です(笑)