ルーカス・パケタvsユヴェントス ~好プレーの数々を振り返る~
今冬にミランに加入したルーカス・パケタ。
早くも2試合に先発出場し、サンプドリア、ユヴェントスという強力なチームを相手に印象的なプレーを見せてくれています。
もちろんたった2試合で断定できることは少ないわけですが、とりあえずここまでの感想として、ミランは素晴らしい選手を獲得したのではないかという気がします。
ドリブルでもパスでもボールを運べ、隙あらば縦へのスルーパスでチャンスを演出。守備もサボりませんし、時折遊び心のあるトリッキーなプレーも披露。はっきり言って滅茶苦茶好感度が上がっています(笑)
そんなわけで今回は、個人的に印象に残った彼のプレーを先日のユヴェントス戦を振り返りながら具体的に見ていこうかなと(※映像引用元;Dazn)。
まず一つ目はこちらの、パケタ(赤)が裏に抜け出そうとするクトローネ(桃)へとスルーパスを通したシーン。

これまで当ブログでくどい位に主張している「縦に速いサッカー」を実現するには、スペースへと走る選手だけでなく後方から縦のスペースへと高精度でパスを送り込める選手も必要不可欠です。
これまでのミランの選手の中で後者のプレーができるのは好調時のチャルハノールのみでしたが、パケタもこれができる選手のようですね。サンプドリア戦でもイグアインへ素晴らしいスルーパスを通していましたしね。
彼らのような裏にボールを送り込める選手がいることで、クトローネのような選手は十分にその持ち味を発揮できます。
今後、このようなシーンは何度も見られるかもしれません。非常に楽しみですね。
続いてはこちらの、ボールを前進させた一連のシーン。

↑まず、ロマニョーリ(青)からボールを受けたパケタは、ワンタッチでサイドのリカロド(黄)へとシンプルにボールをはたきます。

↑その後、自身は空いているサイドのスペースへと走ってリカロドからの縦パスを引き出すパケタ。

↑このようにしてマーカーを引き連れながらもリカロドからのパスを受け、ボールを前進させました。
ちなみにこのシーンでは、チャルハノール(紫)がパケタ(とマーカー)が移動したことで空いたスペースに移動してしっかりパスコースを作っています(2枚目、3枚目の画像を参照)。
結局この局面ではオーバーラップしてきたリカロドへのパスを選択したパケタですが、シンプルにチャルハノールに渡しても面白かったでしょうね(おそらく得意のサイドチェンジが炸裂したはず)。
サイドに流れてもプレーできるテクニックを持つパケタは、流動性のある攻撃を得意とするチャルハノールと相性が良いですし、この2人+リカロドの3人ならばポゼッションで崩していくことも十分可能になっていくでしょうね。
3つ目となるこちらは、パケタがサイドのリカロドへと送り、中央のスペースへと走り出したところへリカロドが完璧な縦パスを通したシーン。


シンプルではありますが、パスの受け手としても優れていることがわかります。狭い場所に通したリカロドもお見事。
最後はこちらの一連のシーン。

ロングカウンターの流れから中央のバカヨコ(緑)へとボールが渡ったところですが、ここでパケタは下がってボールを受けようとマーカーを引き連れながら動き出します。

マーカーの意識がパケタに向いたところで、今度はチャルハノールが背後の2ライン間へと入り込み、パスを引き出します。

こうしてバカヨコから見事な縦パスが入り、チャルハノールが2ライン間でボールを受けました。
ちなみにこれ、この試合のミランにとって最大の決定機であったあのクトローネのバー直撃シュートに繋がる1つ手前のシーンです。
直接的なオンザボールによる関与ではありませんが、チャンスに絡んだプレーの1つということでお許しください(笑)
以上、4つのシーンを見てきました。正直まだまだ言及したいプレーがたくさんあるのですが、キリがないのでこの辺にしておきます。
こうして振り返ると、ミランの作ったチャンスシーンの多くにパケタが絡んでいることがわかりますね。
これでチームに合流してまだ1週間ちょっとですからね。凄すぎる(笑)
そしてパケタの存在により、チャルハノールをウイング起用しても機能するのが大きいですよね。
当ブログでも再三再四主張していますが、チャルハノールは本来中央付近でこそ真価を発揮する選手ですし、サイドに固定されて活きる選手ではありません(4-4-2の左サイドハーフでのプレーが酷かったのが証拠の1つ)。
頭が良くテクニックがあり、サイドにも流れられるパケタが左インサイドハーフならば、チャルハノールも機を見て中央に流れられますからね。
逆にパケタにとっても、純粋なウィンガーとのプレーよりも自由に動きやすいメリットがありますし、試合を観ていてもこの2人の相性はかなり良さそうです。
チャルハノールの移籍話が再燃していますが以上のことから僕は相変わらず反対ですし、財政的な理由での放出は止むを得ないとしても、戦力的にはできる限り残すべき選手だと思います。
チャルハノールのファイナルサードでの精度さえ戻れば超強力コンビになれると思いますしね。
…少し話が逸れてしまいましたが、とにかくパケタは現時点でも主力クラスと言えそうですし、少なくとも当分の間はスタメンで起用されるべき選手でしょうね。
相手にプレースタイルを研究されてからどうなるかは未知数ですが、今のパケタであればリーグ戦でも十分に活躍できるでしょうからね。
本当に今後が楽しみな選手ですし、怪我だけはせずにリーグ後半戦を主戦力として戦い抜いて欲しいです!
おまけ
・動画で観るスーパープレー
ユヴェントス戦で魅せたスーパープレーの1つ。
・パケタ、チャルハノール、バカヨコの3ショット
ピッチ内外で相性の良さそうなパケタとチャルハノール。
バカヨコ(買取不透明)もチャルハノールも残って欲しいー!!笑

これまで当ブログでくどい位に主張している「縦に速いサッカー」を実現するには、スペースへと走る選手だけでなく後方から縦のスペースへと高精度でパスを送り込める選手も必要不可欠です。
これまでのミランの選手の中で後者のプレーができるのは好調時のチャルハノールのみでしたが、パケタもこれができる選手のようですね。サンプドリア戦でもイグアインへ素晴らしいスルーパスを通していましたしね。
彼らのような裏にボールを送り込める選手がいることで、クトローネのような選手は十分にその持ち味を発揮できます。
今後、このようなシーンは何度も見られるかもしれません。非常に楽しみですね。
続いてはこちらの、ボールを前進させた一連のシーン。

↑まず、ロマニョーリ(青)からボールを受けたパケタは、ワンタッチでサイドのリカロド(黄)へとシンプルにボールをはたきます。

↑その後、自身は空いているサイドのスペースへと走ってリカロドからの縦パスを引き出すパケタ。

↑このようにしてマーカーを引き連れながらもリカロドからのパスを受け、ボールを前進させました。
ちなみにこのシーンでは、チャルハノール(紫)がパケタ(とマーカー)が移動したことで空いたスペースに移動してしっかりパスコースを作っています(2枚目、3枚目の画像を参照)。
結局この局面ではオーバーラップしてきたリカロドへのパスを選択したパケタですが、シンプルにチャルハノールに渡しても面白かったでしょうね(おそらく得意のサイドチェンジが炸裂したはず)。
サイドに流れてもプレーできるテクニックを持つパケタは、流動性のある攻撃を得意とするチャルハノールと相性が良いですし、この2人+リカロドの3人ならばポゼッションで崩していくことも十分可能になっていくでしょうね。
3つ目となるこちらは、パケタがサイドのリカロドへと送り、中央のスペースへと走り出したところへリカロドが完璧な縦パスを通したシーン。


シンプルではありますが、パスの受け手としても優れていることがわかります。狭い場所に通したリカロドもお見事。
最後はこちらの一連のシーン。

ロングカウンターの流れから中央のバカヨコ(緑)へとボールが渡ったところですが、ここでパケタは下がってボールを受けようとマーカーを引き連れながら動き出します。

マーカーの意識がパケタに向いたところで、今度はチャルハノールが背後の2ライン間へと入り込み、パスを引き出します。

こうしてバカヨコから見事な縦パスが入り、チャルハノールが2ライン間でボールを受けました。
ちなみにこれ、この試合のミランにとって最大の決定機であったあのクトローネのバー直撃シュートに繋がる1つ手前のシーンです。
直接的なオンザボールによる関与ではありませんが、チャンスに絡んだプレーの1つということでお許しください(笑)
以上、4つのシーンを見てきました。正直まだまだ言及したいプレーがたくさんあるのですが、キリがないのでこの辺にしておきます。
こうして振り返ると、ミランの作ったチャンスシーンの多くにパケタが絡んでいることがわかりますね。
これでチームに合流してまだ1週間ちょっとですからね。凄すぎる(笑)
そしてパケタの存在により、チャルハノールをウイング起用しても機能するのが大きいですよね。
当ブログでも再三再四主張していますが、チャルハノールは本来中央付近でこそ真価を発揮する選手ですし、サイドに固定されて活きる選手ではありません(4-4-2の左サイドハーフでのプレーが酷かったのが証拠の1つ)。
頭が良くテクニックがあり、サイドにも流れられるパケタが左インサイドハーフならば、チャルハノールも機を見て中央に流れられますからね。
逆にパケタにとっても、純粋なウィンガーとのプレーよりも自由に動きやすいメリットがありますし、試合を観ていてもこの2人の相性はかなり良さそうです。
チャルハノールの移籍話が再燃していますが以上のことから僕は相変わらず反対ですし、財政的な理由での放出は止むを得ないとしても、戦力的にはできる限り残すべき選手だと思います。
チャルハノールのファイナルサードでの精度さえ戻れば超強力コンビになれると思いますしね。
…少し話が逸れてしまいましたが、とにかくパケタは現時点でも主力クラスと言えそうですし、少なくとも当分の間はスタメンで起用されるべき選手でしょうね。
相手にプレースタイルを研究されてからどうなるかは未知数ですが、今のパケタであればリーグ戦でも十分に活躍できるでしょうからね。
本当に今後が楽しみな選手ですし、怪我だけはせずにリーグ後半戦を主戦力として戦い抜いて欲しいです!
おまけ
・動画で観るスーパープレー
Paquetá 🤩👏
— Sempre Milan (@SempreAcMilan) 2019年1月16日
pic.twitter.com/jsBUaBztEA
ユヴェントス戦で魅せたスーパープレーの1つ。
・パケタ、チャルハノール、バカヨコの3ショット
Lucas Paquetà 🇧🇷
— TeamMilanAC (@TeamMilanAC) 2019年1月11日
Tiémoué Bakayoko 🇫🇷
Hakan Çalhanoğlu 🇹🇷 pic.twitter.com/HOgTLdJ7pU
ピッチ内外で相性の良さそうなパケタとチャルハノール。
バカヨコ(買取不透明)もチャルハノールも残って欲しいー!!笑