今季前半戦の選手たちを振り返る~GK編~


はじめに

 今回から4回(GK、DF、MF、FW)に分け、18-19シーズン前半戦におけるミラン選手の個人的評価をしていきたいと思います。

 評価基準はピッチ上でのプレー内容出場時間を主体とし、ピッチ外での振る舞いなどについては基本的に対象外とします。

 なお評価方式はガゼッタ式(最高点10)でいきます(笑)



ホセ・マヌエル・レイナ

セリエA;出場なし
EL;6試合(全試合フル出場)

評価;5.5



 あくまでピッチ上のプレー内容に関していえば可もなく不可もなくといった印象です。
 致命的なミス(少なくとも一度あったが失点には至らず)もほとんどない一方で、チームを救う印象的なスーパーセーブも少なかったかと。

 チームがELのグループステージで敗退したことで、出場機会は更に減少すると思われます。今季後半戦はドンナルンマの育成やチームのまとめ役といった、目立たないものの超重要な裏方の仕事がメインになりそうです。


アントニオ・ドンナルンマ

セリエA;出場なし
EL;出場なし

評価;―




 第3GKということで出場時間ゼロは致し方無し。正GKのジャンルイジが有り難いことに健在ですしね。

 ただそんな彼に年俸100万ユーロというのは払い過ぎかと。ミランは財政に余裕のあるクラブではないですしね。

 

ジャンルイジ・ドンナルンマ



セリエA;19試合(全試合フル出場)
EL;出場なし

評価;7




 今季前半戦のMVP候補の1人。
 序盤こそは、監督の求める「ショートパスでの繋ぎ」に大苦戦し、それが影響してかパフォーマンスもやや不安定でした。インテル戦でのミスはメディアやサポーターからも大分叩かれていましたね。

 しかし、前半戦終盤のセービングに関してはまさに最高の一言。スーパーセーブを連発し、チームの勝ち点獲得にとてつもない貢献を果たしてくれました。

記憶に新しいSPAL戦アディショナルタイムでのこのセーブはまさに象徴的ですね。



 残る最大の課題はやはり足元の技術ですね。途中からバカヨコというビルドアップの「逃げ道」ができ、ロングボールの頻度が増えたことで序盤戦に比べミスは減りました。しかし、これは本質的な解決にはなっていません。

 今後も継続的に「後方からボールを丁寧に繋いでいく」サッカーを志向するのであれば、この課題への取り組みは避けては通れない道でしょう。

 個人的に滅茶苦茶好きな選手なので本当に頑張って欲しいです。これさえ何とかなれば、将来性を抜きにしても年俸600万ユーロを受け取るに相応しいレベルの選手になれると思いますしね。


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